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第12回ユニコーンS(JpnIII)
2007年6月2日(Sat) 東京ダート1,600M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 フォーミュラーワン 93 一応東京ダートでは3戦3連対。但し速さは感じない。  
2 グレイトフルタイム 93 しっかり折り合えたところで粘り込むには力不足。  
2 3 エスケーカントリー 92 休養前は同コースでレコード勝ちも年明けて未知数。  
4 シャドウストライプ 95 ここ2戦は追い込み不発。ダートに戻って変われるか。  
3 5 ドラゴンファイヤー 92 前走は相手が軽かったこともあるが差し込みは評価。
6 ロングプライド 106 仕掛けてからスイスイ伸びる。長い直線が合いそう。
4 7 コマンドールクロス 92 先手打てても一息。押し切るだけの力強さに欠く。  
8 フェラーリピサ 97 前走スタート失敗しても楽勝。砂だと行きっぷりが違う。
5 9 ディオスクロイ 91 休み明けに加えて距離延長。克服すべき課題が多い。  
10 ステラパラダイス 92 前走は位置取りからして論外。巻き返すにも相手強い。  
6 11 ナムラジョンブル 89 連勝中の時計が冴えない。更なる上積みは疑問。  
12 トーホウレーサー 99 先行して渋太いところをみせる。使い詰めなのは心配。  
7 13 マイネルレーニア 94 初ダートはともかくマイルだとラストでタレるのが問題。  
14 コートユーフォリア 93 前走がいかにも物足りない。追走だけで精一杯の感。  
8 16 ビードラスティック 90 最後方から直線だけで差し切る。決め手あり注意。
17 ロードクルーザー 94 とりあえず前には行けそうだが居残るには距離長いか。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 軽い足取りで3連勝・東京コースで更なる高みに達するロングプライド
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬のダート着別度数・前走成績一覧(過去6年)】
年度 1着馬 2着馬
'01年 ナスダックパワー 【3・0・0・1】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)1着
フジノテンビー 【5・0・0・0】
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)8着
'02年 ヒミツヘイキ 【3・1・0・0】
五月会盃(船橋ダ1,700M)1着
インタータイヨウ 【5・1・0・1】
兵庫CS(G3・園田ダ1,870M)1着
'03年 ユートピア 【3・0・0・0】
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)4着
ブイロッキー 【3・1・2・0】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)1着
'04年 トップオブワールド 【2・2・2・1】
昇竜S(OP・中京ダ1,700M)2着
ダイワバンディット (初出走)
NHKマイルC(GI・東京芝1,600M)4着
'05年 カネヒキリ 【3・0・0・0】
端午S(OP・京都ダ1,800M)1着
アグネスジェダイ 【2・2・0・2】
兵庫CS(G2・園田ダ1,870M)2着
'06年 ナイキアースワーク 【2・1・1・0】
500万下(京都ダート1,800M)1着
ヤマタケゴールデン 【2・0・0・2】
端午S(OP・京都ダ1,800M)1着

 現在の時期に行われた過去6年の連対馬12頭のうち、ダートに勝ち鞍が無かったのは'04年2着ダイワバンディットのみで、これを除く11頭はダートで2勝以上を挙げている。また、府中マイルで問われる資質は芝もダートも変わらないようで、連対馬12頭全てが前走でマイル以上の距離を使っており、かつマイル以上の距離に連対があった。


【ハロンラップ考察(過去6年)】
年度 ハロンラップ テン3F 上り3F 落差
'01年 12.3-10.8-11.4-12.3-12.4-12.6-12.4-12.2 34.5 37.2 +2.7
'02年 12.3-10.9-11.7-11.8-11.9-12.0-12.7-13.1 34.9 37.8 +2.9
'03年 12.1-10.5-10.9-11.8-12.6-12.3-12.9-12.7 33.5 37.9 +4.4
'04年 12.0-10.7-11.6-12.0-12.7-12.1-12.1-12.8 34.3 37.0 +2.7
'05年 12.5-10.8-11.4-12.1-12.3-12.2-12.1-13.1 34.7 37.4 +2.7
'06年 12.2-10.6-11.3-12.2-12.6-13.0-12.3-13.0 34.1 38.3 +4.2

 ユニコーンSはスタート後の先行争いが激しくなりやすく、その分終いが掛かっている。前後半の落差が3秒近くあることからしても、瞬発力主体だと序盤でなし崩しの脚を使わされる可能性がある。本レースと同様に前傾ラップ傾向が強いNHKマイルCや昇竜Sを経由した馬がそれぞれ3連対づつ挙げているというのも納得できる。


 ロングプライドはこれまで経験した流れが前後半で殆ど変わらない平均ペースばかり。スタートも良いとは言えず、テンから全開のここでスムーズな追走が出来るかが課題。ただゆったりとした足取りでスイスイ伸びるのが特徴的で、東京の長い直線は間違いなく合いそう。デビューから手綱を取った河北騎手(小野厩舎所属)を降ろしてまでも武豊騎手にスイッチしてきたのは勝負の表れか。

 フェラーリピサは兵庫チャンピオンシップのスタート直後、他の馬のアオりを受けて大きく後ろに下がってしまった。小回りの園田コースでこれは痛い、はずだったのだが2周目に入ったところで一気に加速、4コーナーで先頭に並びかけてアッサリ。但し時計は平凡で、弱面に救われたという気もしなくはない。

 ロングプライド、フェラーリピサ共に4コーナーで好位に取り付いていくほど行きっぷりのいい馬で、道中これらより前につける馬は展開的に厳しいとみて消し。同コースを使って差し切りを演じた直後のドラゴンファイヤー、前走前崩れの展開でラスト突っ込んできたビードラスティックに注意したい。

◎ロングプライド
○フェラーリピサ
▲ドラゴンファイヤー
△ビードラスティック


■馬券構築

 ロングプライド1着固定+フェラーリピサ2〜3着固定の3連単流し。ロングプライド1頭軸の3連複を抑える。

[3連単] ロングプライド→フェラーリピサ→ドラゴンファイヤー 20%
[3連単] ロングプライド→フェラーリピサ→ビードラスティック 10%
[3連単] ロングプライド→ドラゴンファイヤー→フェラーリピサ 20%
[3連単] ロングプライド→ビードラスティック→フェラーリピサ 10%
[3連複] ロングプライド−フェラーリピサ−ドラゴンファイヤー 20%
[3連複] ロングプライド−フェラーリピサ−ビードラスティック 10%
[3連複] ロングプライド−ドラゴンファイヤー−ビードラスティック 10%


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