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第43回金鯱賞(GII)
2007年5月26日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 8 ローゼンクロイツ 牡5 57.0kg 藤岡佑介 1.57.2 458kg(-6) 1
2 1 1 スウィフトカレント 牡6 57.0kg 武豊 1.57.2 クビ 476kg(-16) 3
3 5 6 インティライミ 牡5 57.0kg 佐藤哲三 1.57.6 2 1/2 476kg(+6) 5
4   8 12 ヴィータローザ 牡7 57.0kg 上村洋行 1.57.6 ハナ 482kg(+10) 7
5   7 10 ニホンピロキース 牡6 57.0kg 赤木高太郎 1.57.7 クビ 476kg(-2) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.6 - 11.0 - 12.0 - 11.7 - 11.6 - 12.0 - 12.1 - 11.8 - 12.1
上がり 4F 48.0 - 3F 36.0
1コーナー (*10,11)4-12,6,8(2,3)(1,7)-(5,9)
2コーナー 10,11,4-12,6,8(2,3)(1,7)-9,5
3コーナー 10-(2,11,4)(6,12,8)(3,7)1-5-9
4コーナー 10(2,11,4,12,8)(6,7)(3,1)5-9

■レース回顧 小回り中京は庭同然・高速時計で問答無用ローゼンクロイツ!
■レース解説

 横一線の先行争いからニホンピロキース、ストーミーカフェ、アドマイヤメインが前に出る。少し離れてヴィータローザ、インティライミが追走。ローゼンクロイツはこの直後につける。スウィフトカレントはマチカネオーラと並んで後方を進む。ニホンピロキース先頭で3コーナーを通過。単独2番手のアドマイヤメインにシルクネクサス、ストーミーカフェが並びかけていく。スウィフトカレントも外を回って好位へと上がっていく。直線に向き、ニホンピロキースが最内を立ち回って先頭をキープするも、外からヴィータローザ、続いてローゼンクロイツが進出。更に外からスウィフトカレントも接近。直線半ばでローゼンクロイツが先頭に立ち、後方から迫るスウィフトカレントを余裕を持って退ける。


■レース回顧

 ◎−△−▲で馬複(20%)、3連複(10%)的中。何か想定と違うけど、まあいいか。(・∀・)

 ニホンピロキースがアドマイヤメインを制してハナへ。アドマイヤメインは無理に仕掛けず2番手をキープ。ニホンピロキースは特段無理したようには見えなかったが、1,000M通過57秒6とそこそこ速い逃げ。3コーナーを通過して先にバテたのはニホンピロキースではなくてアドマイヤメインのほうだった。

 ニホンピロキースが最内を突いて距離を稼ぐ一方で、ローゼンクロイツはやや外を回しての進出。早々と鞭を入れての追い出しに応えてグングン伸びてきた。中京記念から一息入ったにも関わらずこの勝ち方が出来るというのは優秀。直線平坦で高速馬場なら滅法強い。この後宝塚記念で勝負になるかは別問題。

 スウィフトカレントは道中インで脚を溜め、4コーナーで大外に持ち出すというハイペースを見越した乗り方。先に抜け出した馬を外から綺麗に交わしていった。ただ時計が速過ぎて、ゴール前では脚色がローゼンクロイツと同じになった。休み明けで16kg減。次走は反動に注意したい。

 インティライミは先行策を採らず中団待機を敢行。速い流れで折り合いはバッチリ。4コーナーで他馬が仕掛け始めてもぐっと我慢。溜めに溜めた結果、ラストでヴィータローザをハナ差交わして3着。昨年も天皇賞秋で惨敗した後、中日新聞杯で僅差の2着。気分屋なので取捨が難しいが、今回のように速い流れが見込めるような時は積極的に狙って良い。

 アドマイヤメインは3コーナーでストーミーカフェにすら楽に捉えられていたのはどうかと思った。ハイペースで先に潰れてしまっては次の一手が出てこない。後続を引き付けて再度引き離すという昨年の青葉賞のような勝ち方を実践するにはもう少し距離があったほうが良さそうだ。


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