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第2回ヴィクトリアマイル(JpnI)
2007年5月13日(Sun) 東京芝1,600M 4歳以上オープン 定量 (牝)(国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 コイウタ 牝4 55.0kg 松岡正海 1.32.5 468kg(+6) 12
2 2 3 アサヒライジング 牝4 55.0kg 柴田善臣 1.32.6 1/2 506kg(-2) 9
3   8 16 デアリングハート 牝5 55.0kg 藤田伸二 1.32.6 ハナ 432kg(-2) 8
4   4 8 キストゥヘヴン 牝4 55.0kg 横山典弘 1.32.8 1 1/4 426kg(-4) 7
5   8 17 ジョリーダンス 牝6 55.0kg 安藤勝己 1.32.8 アタマ 478kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 10.8 - 11.7 - 11.8 - 11.6 - 11.2 - 11.2 - 11.9
上がり 4F 45.9 - 3F 34.3
3コーナー 3-(8,12)-(5,13)(4,16)2(7,14)(1,6,17)(10,9,15)18-11
4コーナー 3-(8,12)5,13(4,16)(2,14)7(10,1,6)17(9,15)(11,18)

■レース回顧 波乱は続くよどこまでも・荒れた内突き大荒れ演出コイウタ!
■レース解説

 アサヒライジングが楽に先手を奪う。ブルーメンブラット、キストゥヘヴン、フサイチパンドラが2番手集団を形成。コスモマーベラス、コイウタ、デアリングハートらも好位の一角を追走。スイープトウショウ、アドマイヤキッスはこれらの直後につける。カワカミプリンセスは中団後方を進む。アサヒライジングが後続に3馬身程のリードを保ちながら直線に向く。キストゥヘヴン、ブルーメンブラットが前を追うが差は詰まらない。これらに代わりコイウタ、デアリングハートが内に進路を変えて追い上げていく。残り100Mでコイウタが先頭で粘るアサヒライジングを交わす。


■レース回顧

 ハズレ。なんだこりゃ。200万とか要らんから、もっとマシな決着をお願いします。m(_ _)m

 上位人気を形成しそうな馬が軒並み後方待機。後ろから行く馬が多けりゃ前行く馬を買え、というのは展開考察のイロハの「イ」。だからこそアサヒライジングを抑えたのだがちょっと甘かった。コイウタ、アサヒライジング、デアリングハートと見事なまでに前行く馬だけで決着。カワカミプリンセスから馬連総流し、スイープトウショウから馬連総流し、カワカミ−スイープ2頭軸の3連複総流しでハズレ(爆笑)。

 馬場の内側は荒れていて、直線に向いた当初は誰も通ろうとしなかった。しかし直線半ばでコイウタが思い切って馬場の内側に切れ込み、アサヒライジングを内から交わしに行った。単に進路が採れなかっただけのことかもしれないが、その手際の良さは群を抜いていた。デアリングハートもコイウタと同じく内に進路を変えての進出だったが、後追いになった分詰め切れなかった。

 アサヒライジングの単騎逃げは織り込み済み。ただテン3ハロン34秒8は想定よりも遅かった。同型がいないならこの位溜めてきて当然ということか。馬場の悪い内側を避け、馬場の3分どころを通ってスパート。今開催は外差しがよく決まっていて、ここも外差しが来るかなとみていたのだが、逃げ馬を操る柴田善臣騎手にしても考えることは同じだった。

 アサヒライジングですら上がり3ハロン34秒4をマークした超高速馬場。スイープトウショウは末脚不発というよりは埋没といった感じ。前の馬に似たような脚を使われてしまってはお手上げ。しかし長距離輸送で馬体が減らず、パドックでおとなしくしていたにも関わらずこの結果はどうなのか。展開を言い訳にするにしてもちょっとお粗末な敗戦だった。

 カワカミプリンセスはスタートでダッシュがつかず、道中も鞍上と息が合わずチグハグな追走。直線でも再三フラついたりともはや競馬以前の問題。無理矢理外に持ち出して体勢を立て直した時には既に決着が付いていた。敗因はスイープトウショウとほぼ同じ。調子が戻りきっていない感じがしたので、次走以降は追い切り等を重点的にチェックしたい。

 フサイチパンドラは上がりの競馬になった時点で終了。テンが速くて上がりが掛かる流れが理想。キストゥヘヴンは早めの競馬を心掛けた横山典弘騎手を褒めるべきだろう。アドマイヤキッスやディアデラノビアは今回もそれほど負けていないのだが、やはりGIでは物足りない。ジョリーダンスはこの展開で後ろから行って掲示板に載ってくるのだから力はつけている。


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