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第4回福島牝馬S(GIII) 2007年4月21日(Sat) 福島芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (牝)(国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 14 | スプリングドリュー | 牝7 | 55.0kg | 柴山雄一 | 1.46.6 | − | 476kg(-4) | 9 | |
2 | ○ | 5 | 10 | フラッグシップ | 牝5 | 54.0kg | 塚田祥雄 | 1.46.7 | 1/2 | 460kg(-6) | 4 |
3 | ▲ | 8 | 16 | ヤマニンメルベイユ | 牝5 | 54.0kg | 勝浦正樹 | 1.46.7 | アタマ | 472kg(-8) | 2 |
4 | ◎ | 7 | 13 | コスモマーベラス | 牝5 | 56.0kg | 菊沢隆徳 | 1.46.8 | 3/4 | 438kg(-4) | 1 |
5 | 4 | 7 | ロフティーエイム | 牝5 | 54.0kg | 吉田隼人 | 1.46.8 | クビ | 494kg(-8) | 5 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 12.3 - 10.3 - 11.2 - 12.0 - 12.2 - 12.5 - 12.3 - 11.6 - 12.2 上がり 4F 48.6 - 3F 36.1 1コーナー 2,16-11,10(1,7,9)15(6,13)8(3,14)12,4,5 2コーナー 2=16,11(1,7,10)(6,9)15,13(8,14)3,12(4,5) 3コーナー 2-(16,11)(1,7,10)(6,13,9,15)14(8,12)(3,4,5) 4コーナー (*2,16)(11,10)(7,9)(1,13,15)(6,14)(8,3,12,4,5) |
■レース回顧 馬混みに紛れて虎視眈々・自慢の末脚爆発スプリングドリュー! |
■レース解説 ダイワパッションがダッシュを利かせてハナを奪う。ヤマニンメルベイユ、ジョリーノエル、フラッグシップも勢い良く前を窺う。ダイワパッションが軽快に飛ばして大逃げの態勢。ヤマニンメルベイユが単独2番手、ジョリーノエルらも差がなく続く。サンレイジャスパーは中団外、コスモマーベラスとスプリングドリューはこの直後を追走。ダイワパッションのリードは3コーナーを回ったところで消滅。ヤマニンメルベイユとフラッグシップが並んで進出、サンレイジャスパーも外を捲り上げていく。直線に向き、先に抜け出したヤマニンメルベイユにフラッグシップが内に切れ込みながら並びかけていく。外からコスモマーベラスが追い上げるが伸びは鈍い。更にその外からスプリングドリューが急追、内の各馬をまとめて捉えて差し切る。 ■レース回顧 ハズレ。愛知杯13着馬が快勝。愛知杯2着馬は途中で一杯。(´・ω・`)ナンデ? ダイワパッションが最内枠を生かした強気の逃げを敢行。他の馬には先頭は譲らんといった感じで1コーナーを回ったところで一気に引き離していった。ヤマニンメルベイユら後続は各々マイペースを貫き、実質平均ペースで推移。案の定ダイワパッションは3コーナーで力尽き、ヤマニンメルベイユが楽な手応えのまま先頭に替わった。ヤマニンメルベイユはフラッグシップに迫られながらも辛うじて連対圏内を死守していたが、最終的にスプリングドリューの末脚とフラッグシップの気迫に屈した。 スプリングドリューは前が飛ばしてくれる展開に加え、いつもより心持ち前の位置取りが綺麗に嵌った。前にコスモマーベラスやサンレイジャスパーを見る位置でもあり、前の仕掛けを見届けてから追い出すことも出来た。昨年のニューマーケットCでコスモマーベラスを差し切っていたというのは勿論知っていたが、愛知杯の結果を見せられてそれでも買いますか、と聞かれればNOだった。スプリングドリューの鮮やかな差し切りを目の当たりにして、ここでYESと答えられるのが勝ち組なんだろうなぁと思った。 フラッグシップは外を緩く回ったことで手前を変えるのが遅れ、左鞭を入れて追い出しにかかったところで内側に斜行。ヤマニンメルベイユに寄れかかりながらも何とか立て直し、ゴール前でヤマニンメルベイユを逆転。前走の勢いを上手くぶつけられなかったのは悔いが残る。 ヤマニンメルベイユは前走ほどではないが馬場の3分どころを立ち回る経済走法で見せ場を作った。今年の福島開催は馬場がさほど荒れず全体的に速い時計が出ていたが、これにも柔軟に対応できていた。思ったよりも力をつけてきている。 コスモマーベラスはスタートで前を窺わなかったことで、自然と後方からのレースになった。3コーナーでやや行きたがっており、ここで無駄に脚を使ってしまった感じがする。この位のメンバーなら軽く捻ってもらわないと困るのだが…。 ロフティーエイムは直線でヤマニンメルベイユを外から交わしに行きかけたところをフラッグシップに締められてしまった。これにより馬場の悪い内を突かざるを得なくなったのは酌量の余地がある。ただ昨年の積極性と比べると今年のレース振りはイマイチだったように思う。 サンレイジャスパーは中団付近から3コーナーで早仕掛けに出たことで直線失速。小回りコースで外を捲り上げるのはこのような息切れを生みやすく、あまり感心しない。まだ調子が戻りきっていないようなので、この後広いコースで見直したい。 |