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第38回読売マイラーズC(GII)
2007年4月14日(Sat) 阪神芝1,600M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 11 コンゴウリキシオー 牡5 58.0kg 藤田伸二 1.32.2 (レコード) 502kg(-4) 9
2 4 6 スイープトウショウ 牝6 56.0kg 池添謙一 1.32.4 1 1/4 462kg(+6) 2
3   6 10 マイネルスケルツィ 牡4 57.0kg 柴田善臣 1.32.7 1 3/4 506kg(+2) 5
4   4 7 アドマイヤキッス 牝4 55.0kg 武豊 1.32.9 1 1/4 458kg(+4) 4
5 1 1 サクラメガワンダー 牡4 57.0kg 岩田康誠 1.33.1 1 474kg(-2) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 11.4 - 11.1 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 10.7 - 11.9
上がり 4F 45.6 - 3F 34.0
3コーナー 11=10-(1,5)14,7(2,15)6,8-9(4,13)3,12
4コーナー 11-10,5,1(7,14)(2,15)(6,8)(13,3)(4,9)-12

■レース回顧 単騎独走いい気分・快速利かせてレコード樹立コンゴウリキシオー!
■レース解説

 サクラメガワンダー、マイネルスケルツィが出を窺うところへコンゴウリキシオーが外から交わして先頭に立つ。ローエングリンは控えて4番手、エイシンドーバーがその後ろにつける。アドマイヤキッス、スイープトウショウは中団馬群の中を追走。エアシェイディは後方内につける。コンゴウリキシオーが快調に飛ばし、3コーナーを単独で通過。ローエングリン、マイネルスケルツィが動き出してもコンゴウリキシオーのリードは十分。直線に向いても依然としてコンゴウリキシオーが先頭をキープ。マイネルスケルツィが追いかけるが差が詰まらない。内からスイープトウショウが一気の脚で迫るも、コンゴウリキシオーが先頭を守り通してゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。やっぱりスピードタイプが強いなぁ、このレース。(ノ∀`)アチャー

 向こう正面からのスタートなのでよく分からなかったが、ローエングリンは今回も絶好のスタートを切ったようだった。しかしコンゴウリキシオーとの先行争いを恐れてか、無理に前へは行かなかった。一方でコンゴウリキシオーは強気の逃げを展開。3コーナーを迎えるまでに後続に対して5馬身以上のリード。コーナー部分に差し掛かっても手控えることはなかった。

 1,000M通過58秒2は特段速いという程でもない。それでもコンゴウリキシオーが大きなリードを築けたのは、外回りの長い直線を意識して後続が抑えてきたからに他ならない。4コーナー手前でヤバいとばかりにマイネルスケルツィらが動き始めた時には既に取り返しのつかない状況になっていた。

 一本調子の逃げ馬コンゴウリキシオーにとって、後続が抑えてくれた今回は願ってもない展開だった。直線では後続が迫ってくるどころか次第に離れていく始末。レースを引っ張った馬に上がり3ハロン34秒0の脚を使われては、後続馬としては手の打ち様がない。前で気分良く行けた馬が強いという状況は新潟外回りと同じだ。

 コンゴウリキシオーの逃げ切りが濃厚になり、後続の追撃がダレてきた頃になってようやくスイープトウショウの末脚が炸裂。上がり3ハロン32秒7は流石の一言。最近は追い切りを坂路からコースに変えてテンションが上がるのを抑えている。この落ち着きが持続できるなら、次走も堂々の主役に推されて当然なのだが…。

 マイネルスケルツィは速い時計に対応できるスピードはあるのだが、相変わらず詰めが甘い。今回のように前を追いかける展開になると苦しくなる。エイシンドーバーは強力な面子を前にして思うような位置取りが取れていなかった。サクラメガワンダーは4コーナーで仕掛けを遅らせた時点でアウト。もっと勝ちに行く騎乗が見たかった。

 中山記念組は揃って撃沈。ローエングリンは消極的な乗られ方で不満が残る。エアシェイディはマイナス18kgで出てきた。こんなモン、パドックに出てくるまで分からんって。ファンを舐めるのも大概にしてもらいたい。


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