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第50回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S(GII)
2007年4月7日(Sat) 阪神芝1,400M 4歳以上オープン 別定 (牝)(国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 6 ジョリーダンス 牝6 55.0kg 藤田伸二 1.20.7 474kg(-2) 5
2 2 2 アグネスラズベリ 牝6 55.0kg 角田晃一 1.20.9 1 1/4 506kg(-8) 3
3 5 5 ディアデラノビア 牝5 55.0kg 岩田康誠 1.21.0 1/2 436kg(+2) 1
4   7 7 シールビーバック 牝5 55.0kg 幸英明 1.21.2 1 1/2 468kg(0) 9
5 7 8 ブルーメンブラット 牝4 55.0kg 川島信二 1.21.3 1/2 458kg(-2) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 10.8 - 11.1 - 11.4 - 11.4 - 11.8 - 12.0
上がり 4F 46.6 - 3F 35.2
3コーナー (*3,10)-(4,5)(6,8)(1,7)-2-9
4コーナー 3,10-(4,5)(6,8)(1,7)2-9

■レース回顧 ハイペースでも泰然自若・映えた末脚ジョリーダンス!
■レース解説

 サウスティーダがハナを奪う。アサヒライジング、ピクシーダスト、ディアデラノビアも前につける。ブルーメンブラット、ジョリーダンスはこれらの直後を追走。アグネスラズベリは後方から2番手を進む。3コーナーを過ぎたところでアサヒライジングがサウスティーダを交わして先頭に替わる。ディアデラノビアは離れた3番手をキープ。アサヒライジングがサウスティーダを引き連れながら直線に向く。アサヒライジングが単独先頭で粘るところへディアデラノビアが接近。続いて外からジョリーダンス、更にその外からアグネスラズベリが急追。ディアデラノビアがアサヒライジングを交わした直後、ジョリーダンスがディアデラノビアを捉えて突き放す。


■レース回顧

 ハズレ。また3着病再発か…。主役になりきれないお馬さんですな。(-_-)

 サウスティーダが行き切り、アサヒライジングがこれを追う展開。1,000M通過56秒9と速い流れの中、ディアデラノビアは単独3番手につけた。ディアデラノビアは直線に向いたと同時にサウスティーダを飲み込み、アサヒライジングにも楽な手応えで近付いていった。

 ディアデラノビアは前走と違って脚を溜めなかった。力の差で押し切れるという慢心があったのだろうか、仕掛けが幾らか早かったのは否めない。アサヒライジングまであと1馬身少々と詰め寄ったところで足取りが重くなり、首を横に向けて苦しがっていた辺りに従来からの非力さが窺える。折角京都牝馬Sで主役の座への足掛かりを築いたのに、今回の敗戦でまた振り出しに戻ってしまった。

 ジョリーダンスは4コーナーで持ったままを継続、前のディアデラノビアに先に行かせてラストで逆転という極めてソツの無い騎乗で完勝。ハイペースで流れた韓国馬事会杯が想定以上の楽勝で、ここの追走も全く苦にしなかった。このデキの良さをキープできるなら、次走も十分狙いに入る。

 アグネスラズベリは自分から勝ちに行けないのがネック。今回も後方で脚を溜めていた分だけジョリーダンスには届かなかった。京都牝馬Sで手も足も出なかったディアデラノビアに先着出来たとはいえ、相手は明らかに勝ちに行っての3着で、素直に喜べないところがある。

 ブルーメンブラットは思ったより前に行けず、4コーナーでディアデラノビアより先に手が動いていた。それでも5着に粘っているのだから力はつけている。アサヒライジングはサウスティーダと共倒れの格好。ハイペースの消耗戦が得意でも、距離が短いと自らが持たない。


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