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第14回マーチS(GIII)
2007年3月25日(Sun) 中山ダート1,800M 4歳以上オープン ハンデ (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 15 クワイエットデイ 牡7 55.0kg 角田晃一 1.51.4 498kg(-8) 9
2 3 5 トーセンブライト 牡6 56.0kg 藤田伸二 1.51.6 1 494kg(+8) 8
3   8 16 ヒカルウィッシュ 牡5 56.0kg 北村宏司 1.51.6 ハナ 486kg(0) 4
4 4 7 ツムジカゼ 牡6 55.0kg 鮫島良太 1.52.0 2 1/2 532kg(-8) 3
5   1 2 カイトヒルウインド 牡8 54.0kg 津村明秀 1.52.3 2 502kg(+12) 15
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重 )
ハロンタイム 12.1 - 11.3 - 12.0 - 12.3 - 12.1 - 12.5 - 12.9 - 12.8 - 13.4
上がり 4F 51.6 - 3F 39.1
1コーナー (*14,3)8(1,6)(5,9)(10,11)(2,4,7)(16,13)15
2コーナー (*14,3)8(1,6)(5,9)4(10,11)2,7,13,16,15
3コーナー (*14,3)(6,8)(5,9,4)(1,2,7,11)10(15,16,13)
4コーナー (*14,3)(2,6,4)5(15,8,7)(16,9,11,13)(1,10)

■レース回顧 逃げ切り直後に差し切り披露・魅惑の連勝クワイエットデイ!
■レース解説

 横一線の先行争いからヒシハイグレードがハナを奪う。トラストジュゲムが直後につける。テイエムプリキュアは3番手の外を追走。クーリンガーは5番手、トーセンブライトはスナークファルコンと並んで6番手を進む。ビッググラスはツムジカゼと並んで後方待機。最後方はクワイエットデイとヒカルウィッシュ。全馬ほぼ一団で推移。3コーナーを過ぎたところでトラストジュゲムがヒシハイグレードに並びかけていく。後方からはツムジカゼ、続いてビッググラスが追い上げに入る。前は2頭が並んだ状態で直線に向く。トラストジュゲムがヒシハイグレードを振り切ったところへ最内からクワイエットデイ、外からトーセンブライトが接近。クワイエットデイの脚色が良く、トラストジュゲムを交わして先頭に踊り出る。前を追うトーセンブライトにヒカルウィッシュが加わるも、クワイエットデイがリードを生かして押し切る。


■レース回顧

 ハズレ。クワイエットデイが最後方から差し切り?意味が分からんわ。(^-^;)

 ヒシハイグレードの積極的な逃げにトラストジュゲムが絡んで息の入りにくい流れ。3コーナーでトラストジュゲムが動いたのを皮切りに、マルブツリード、ツムジカゼ、ビッググラスといった辺りが次々と仕掛けていった。トラストジュゲムが先頭に立ってもそれは一時的なものに過ぎなかったというのは、トラストジュゲムの脚色を見れば一目瞭然だった。

 そこへ突っ込んできたのは何とクワイエットデイ。仁川Sで行った行ったを演じたばかりの馬が、ここで差し込みを実践して突き抜けてくるのだから堪らない。いや、差し込んできたというよりは最内を通ったら知らない間に前に出ていたといった感じか。いずれにしてもこれは予測不可能。クワイエットデイを買った人も、まさか後ろから差してくるとは思わなかったはず。

 トーセンブライトも4コーナーでインコースを意識して乗られていた。素早く手前を変え、トラストジュゲムの外に出して詰め寄っていったが、自身より内を通ったクワイエットデイの伸びには抗えなかった。ただ今回のところはこれで十分だろう。

 ヒカルウィッシュは根岸Sの回顧で「どうも揉まれ弱いようなので、外寄りの枠を引いた時に再度注目してみたい」と触れた通り、今回は外を通ってスムーズな競馬が出来ていた。やはりこの馬も4コーナーで外に持ち出さず、内を突いて上がってきていた。

 ツムジカゼはビッググラスと並んで後方を走っていた。これはまだ良いとして、4コーナーで前の馬が壁になって外に持ち出さざるを得なくなってしまったのは痛かった。今回は力関係ではなく、通ったコースの差が着順となって現れた感じがする。ビッググラスはツムジカゼよりも更に外を回していた時点でアウト。人気薄で2度好走し、1番人気になったところで飛ぶ。まさに魔性の馬である。

 クーリンガーはヒシハイグレードの逃げが速過ぎたのか、好位集団に加わることなく追走だけでレースが終わってしまった。先に抜け出てどこまで粘るかというのが見たかったのだが…。トラストジュゲムは逆にヒシハイグレードに絡み過ぎた。


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