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第55回阪神大賞典(GII)
2007年3月18日(Sun) 阪神芝3,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 10 アイポッパー 牡7 58.0kg 武豊 3.08.3 458kg(+6) 2
2 2 2 ドリームパスポート 牡4 57.0kg 安藤勝己 3.08.3 アタマ 476kg(-2) 1
3 6 7 トウカイトリック 牡5 57.0kg 池添謙一 3.08.3 クビ 442kg(+6) 3
4 1 1 デルタブルース 牡6 59.0kg 岩田康誠 3.08.4 クビ 522kg(+2) 4
5   5 5 アマノブレイブリー 牡7 57.0kg 小牧太 3.08.8 2 1/2 486kg(-8) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 13.1 - 12.1 - 13.1 - 13.4 - 13.4 - 12.4 - 12.3 - 13.5 - 13.1 - 12.8 - 12.9 - 11.7 - 10.9 - 11.4 - 12.2
上がり 4F 46.2 - 3F 34.5
1コーナー 8(9,2)10(1,5)(3,7)(11,6,4)
2コーナー 8(9,2)10,1,5(3,7)(11,4)6
3コーナー(2周目) 8,2,9(10,5,4)(1,7)11(3,6)
4コーナー(2周目) (8,*2)10(9,5)4(1,7)(3,11,6)

■レース回顧 若気の至りを見逃さず・徹底マークでしっかり先着アイポッパー!
■レース解説

 デルタブルースが行きかけるも、マイソールサウンドがこれを交わして先頭に立つ。ドリームパスポートはインコースの4番手を進む。アイポッパーはこの外につける。トウカイトリックがこれらの直後を追走。一周目スタンド前でコスモプロデュースがマイソールサウンドを交わして先頭に替わる。ドリームパスポートも外に持ち出して2番手に上がる。アイポッパーは同じ位置で待機。デルタブルースはその内、トウカイトリックは中団後方を進む。3コーナーでドリームパスポートが徐々に進出。後方からはファステタテヤマらが一気に動き出す。ドリームパスポートが4コーナーを回り終えたところで僅かに先頭。直線に向き、ドリームパスポートが先頭をキープするところへアイポッパーが接近。アイポッパーがドリームパスポートをゴール寸前で捉えて僅かに交わす。


■レース回顧

 3連単裏抜けハズレ。意地でも当てさせてくれないのね。もういいよ、好きにして。(-_-)

 マイソールサウンドの逃げは緩く、ドリームパスポートは早速掛かっていた。インコースでおとなしくしているのが難しくなったのか、安藤勝己騎手は1周目のスタンド前でドリームパスポートを外へと持ち出していった。ただアイポッパーにすぐ横でマークされていたことを考えると、出来れば自分から動きたくなかった。結局のところ、折り合いの良し悪しで勝敗が決したレースだった。

 アイポッパーはドリームパスポート徹底マークの姿勢を崩さなかったことで、直線に入ってすぐにドリームパスポートを射程圏に納めていた。後は相手がタレるのを待つだけ。武豊騎手にとって、ドリームパスポートが自分より前で折り合いに苦労していたという状況はさぞかし美味しかったに違いない。

 ドリームパスポートはスローで簡単に引っ掛かってしまうようでは天皇賞春でも今回と同じような結果が待っている。仮に掛かったところで2〜3着には来るのだろうが…。ベストパフォーマンスは中距離と割り切って、天皇賞春に臨んでもらいたい。

 トウカイトリックは前走身に付けた差し込みを実践。ゴール手前で加速が乗って一気に突っ込んできた。3着とはいえ着差は僅かで、それほど悲観することもない。デルタブルースは4コーナーで一気にペースが上がったところで後方に置かれていた。ある意味トウカイトリックよりも「体力バカ」度が高い。距離は長ければ長いほどいいのだが、とにかくズブいのがネック。


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