HOME > 重賞回顧 > 第56回フジテレビ賞スプリングS

第56回フジテレビ賞スプリングS(GII)
2007年3月18日(Sun) 中山芝1,800M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 1 1 フライングアップル 牡3 56.0kg 横山典弘 1.49.0 502kg(-4) 1
2 8 11 マイネルシーガル 牡3 56.0kg 後藤浩輝 1.49.1 3/4 504kg(-4) 3
3   6 6 エーシンピーシー 牡3 56.0kg 蛯名正義 1.49.2 1/2 472kg(+8) 6
4   5 5 ショウワモダン 牡3 56.0kg 勝浦正樹 1.49.5 1 3/4 504kg(+2) 7
5   3 3 スクリーンヒーロー 牡3 56.0kg 木幡初広 1.49.5 クビ 468kg(+2) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 12.0 - 12.4 - 12.2 - 11.9 - 12.6
上がり 4F 49.1 - 3F 36.7
1コーナー (*5,11)6(3,4,8,10)2(1,9)7
2コーナー (*5,11)6(3,8,10)-4,2,9,1,7
3コーナー (*5,11)(6,8,10)(3,4,9)(2,7)1
4コーナー (*5,11,8)(6,3,10)(2,4,9)(1,7)

■レース回顧 後方待機と最内強襲・勝つための施策に応えたフライングアップル!
■レース解説

 ショウワモダンがハナを奪う。マイネルシーガルが外から動いて2番手につける。エーシンピーシー、フェラーリピサも前につける。サンツェッペリンは中団後方、フライングアップルは最後方待機。マイネルシーガルがショウワモダンと並んで直線に向く。マイネルシーガルがショウワモダンを振り切って先頭。後方からは内を突いてフライングアップルが追い上げ、坂の上りでマイネルシーガルを捉えて交わす。


■レース回顧

 タテ目ハズレ。いやいや、何で前に行かないの?前走の乗り方で良かったのに…。(´・ω・`)

 ショウワモダン、マイネルシーガルがスタート直後から動き、エーシンピーシーと3頭で先行集団を形成。サンツェッペリンはコーナリングでこれらに加わっていくかと思いきや、抑えて後方からの競馬を選択。フライングアップルも抑えて後方待機。出走11頭が淀みのない流れに乗ってほぼ一団。中でもマイネルシーガルの手応えが良く、これは残るなぁと思った。

 マイネルシーガルがショウワモダンを交わしにかかった際、後藤騎手は不意に後方を振り返った。おそらくフライングアップルの接近を足音で感じていたのだろう。その後必死に鞭を振るって食い下がりをみせたが、フライングアップルには並ぶ間もなく抜かれていった。今回のマイネルシーガルのレース振りは、今までフライングアップルが演じてきたレース振りそのものだった。

 後方で脚を溜め、4コーナーでインを突くというのがフライングアップルを勝たせるために横山典弘騎手が出した結論。今回はそれが見事に嵌った。ただ少頭数で捌き易かったというのも事実。18頭フルゲート濃厚の皐月賞では厳しいと思う。

 上位に来た馬はフライングアップルを除いて先行馬が占めた。エーシンピーシーやショウワモダンが残る展開で後ろから行ったサンツェッペリンには不満が残る。「行かせれば前に行けたのですが、無理せずに後方から進めました」(松岡騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)って、アンタ勝ちたくないんか…。どうせなら力を出し切って負けようよ。こんな負け方をされるとフラストレーションが溜まって仕方ない。

 フェラーリピサは4コーナーでマイネルシーガルと並んでいたが、直線に入ってからはジリジリと離されていった。デビュー戦で接戦を演じた相手がたまたまトーセンキャプテンだっただけであって、これをもって芝もこなせると判断したのはいささか無理があったようだ。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.