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第25回ローレル競馬場賞中山牝馬S(GIII) 2007年3月11日(Sun) 中山芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 1 | マイネサマンサ | 牝7 | 56.0kg | 蛯名正義 | 1.50.2 | − | 470kg(+2) | 8 | |
2 | 3 | 5 | ウイングレット | 牝6 | 55.0kg | 田中勝春 | 1.50.2 | クビ | 478kg(+4) | 3 | |
3 | 4 | 8 | ヤマニンメルベイユ | 牝5 | 53.0kg | 勝浦正樹 | 1.50.2 | ハナ | 480kg(+2) | 12 | |
4 | 5 | 9 | ピアチェヴォーレ | 牝6 | 51.0kg | 木幡初広 | 1.50.3 | クビ | 442kg(+4) | 7 | |
5 | ◎ | 1 | 2 | キストゥヘヴン | 牝4 | 56.0kg | 横山典弘 | 1.50.3 | クビ | 430kg(-2) | 2 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:重) |
ハロンタイム 12.7 - 11.7 - 12.6 - 12.0 - 11.8 - 12.2 - 12.2 - 12.2 - 12.8 上がり 4F 49.4 - 3F 37.2 1コーナー (*8,12)(11,13)9,14(5,7)15(1,3,4,6)10,16,2 2コーナー (*8,12)(11,13)(9,7,14)15(5,4)(1,3,6,10)-2,16 3コーナー (*8,12)13(11,7,14,15)9(5,4,10)3(1,6)-(2,16) 4コーナー (*8,12)(7,13)(11,15)(9,5,14,4,10)(1,3,6)-(2,16) |
■レース回顧 行き脚封じられた実績馬の逆襲・意外な差し切りマイネサマンサ! |
■レース解説 ヤマニンメルベイユがダッシュを利かせてハナに立つ。マドモアゼルドパリ、キープクワイエット、ロフティーエイムなども前に行く。アサヒライジングはこれらの直後を追走。ウイングレットはレクレドールと並んで中団待機、マイネサマンサはこの後方内を進む。サンレイジャスパーは馬群後方の外、キストゥヘヴンは後方2番手で待機。ヤマニンメルベイユが僅かに先頭、好位がごった返しながら直線に向く。ヤマニンメルベイユが内一杯に進路を採って粘り込みに入る。ウイングレット、ピアチェヴォーレが馬群から抜け出し、ヤマニンメルベイユに詰め寄っていく。更にその外からマイネサマンサが急追。マイネサマンサ、ウイングレット、ヤマニンメルベイユと3頭が並んでゴール。 ■レース回顧 ハズレ。「差せる重賞勝ち馬」は当たってるんだけどなぁ…。マイネサマンサは反則ッスよ。(´・ω・`) ヤマニンメルベイユがダッシュを利かせてあっさりとハナを確定。マドモアゼルドパリ、キープクワイエットらどもハナを奪えるだけの勢いがあったが、ヤマニンメルベイユのハナには抗えなかった。今更言うのも何だが、中山芝1,800Mは内枠の先行馬が強いなぁと思った。ヤマニンメルベイユの逃げは緩く、4コーナーで馬群が密集。波乱の幕開けに相応しい状況になった。 ヤマニンメルベイユが真っ先に抜け出して2馬身程のリード。単騎インベタでここまで頑張れるものなのか、と思わず感心してしまった。これを追いかけるのは好位集団のウイングレット、ピアチェヴォーレ。コイツらで決まるのかというところに後方から突っ込んできたのがマイネサマンサ。こんなの獲れるかっつーの。 マイネサマンサは最初のコーナーでウイングレットに先に入られて蛯名騎手が腰を浮かす場面があった。結局前には行けず、馬混みの中で折り合いに専念。直線に向くところでニシノフジムスメに幅寄せしながらも強引に外へ持ち出し、鞭を振るって追い出すとこれが意外なほど伸びた。オーロCなどで差す競馬を実践したことがあるとはいえ、ここで差すことを予測しろというのは余りにも難しい。 ウイングレットは普段よりも控えて終いを生かす競馬で2着。先行激化に巻き込まれて終わり、という読みだったのだが…。ヤマニンメルベイユは単騎とインベタに拘った勝浦騎手の騎乗を褒めるべきだろう。スプリンターズS3着のタガノバスティーユ然り、フェアリーSのアポロティアラ然り。ちょっと前だと京王杯2歳Sのスキップジャックなんてのもいた。「勝浦はイン突きで一発あり」と覚えておきたい。 キストゥヘヴンは位置取りが後ろ過ぎ。内を突いて距離ロスを抑える工夫はしていたが、勝ちに行く騎乗ではなかったと思う。レクレドールはこの馬場で追い上げろというほうが無理。長距離輸送が入ると決まって馬体を減らすというのも相変わらず。デリケートな馬である。 アサヒライジングはスタートで立ち遅れて後手を踏んだ上、馬群の真っ只中に置かれて掛かっていた。緩い流れで持ち味がかき消され、直線に向いたところで一杯。出来れば良馬場でレースがしたかっただろうし、今回の結果は度外視で良いだろう。 |