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第21回中日スポーツ賞ファルコンS(GIII)
2007年3月10日(Sat) 中京芝1,200M 3歳オープン 別定 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 4 アドマイヤホクト 牡3 56.0kg 横山典弘 1.08.0 500kg(+2) 2
2   1 1 カノヤザクラ 牝3 54.0kg 上村洋行 1.08.3 2 514kg(0) 5
3 1 2 サクラゼウス 牡3 56.0kg 勝浦正樹 1.08.6 1 3/4 508kg(+8) 3
4 6 12 ダノンムロー 牡3 56.0kg 武豊 1.08.6 クビ 460kg(+8) 1
5   4 8 ワールドハンター 牡3 56.0kg 中舘英二 1.08.6 アタマ 496kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 11.9 - 10.0 - 10.8 - 11.5 - 12.0 - 11.8
上がり 4F 46.1 - 3F 35.3
3コーナー 2,14-6,4(1,9,13,15)(3,7)11(5,10)(8,12)-16
4コーナー 2,14-(4,6)(1,9,13)15,3(7,11,10)(5,12)8,16

■レース回顧 ハイペースでも動じぬ豊富なスピード・スプリントに活力見出すアドマイヤホクト!
■レース解説

 エーシンエスヴィー、サクラゼウスがハナを窺う。アドマイヤホクト、オメガエクスプレスはこの直後につける。カノヤザクラは内から追い上げていく。ニシノマオ、ダノンムローは後方外を追走。前2頭が飛ばし気味にレースを進める。直線に向いたところでエーシンエスヴィーが後退、サクラゼウスが単独先頭に替わる。その直後からアドマイヤホクトが進出、直線半ばでサクラゼウスを捉えて交わす。その後はアドマイヤホクトが独走。内から追い上げたカノヤザクラ以下を問題にせず楽勝。


■レース回顧

 ハズレ。懸念していた通りのレース振りに笑った。m9(^д^)プギャー

 この時期の3歳戦に駆け引きもクソもないことは薄々感じていた。時計実績がある先行馬を切るのもどうかと思った。それでもアドマイヤホクトを無視したのは何故か?…分からん(笑)。風邪引いた状態で、夜明け前に不意に目が覚めたところで予想したらこうなるということか。病気でも予想をやめないというのがもはや病気である。

 サクラゼウスの逃げにエーシンエスヴィーが絡んでハイペースが確定。テン3ハロン32秒7は高松宮記念並み、いやむしろそれ以上。アドマイヤホクト以下の好位グループは間隔を取って追走していた。4コーナーで前2頭以外が固まり、ダノンムローら後方グループは外に大きく振られていた。

 アドマイヤホクトは前の2頭に行かせるだけ行かせ、直線でバテたところを掬うという極めてオーソドックスな勝ち方だった。勝ち時計は同日4歳以上500万下を1秒近く上回った。それよりも何より、馬場が荒れていなかったら距離ロスを抑えられる内が断然有利だなと思った

 カノヤザクラとニシノマオが互いに明暗を分けたのも、コース取りに寄るところが大きかったと思う。おそらくニシノマオのほうが後方から外を回した分20〜30Mは余計に走っている。ダノンムローはそれ以上。オメガエクスプレスは4コーナーで先に動いた分だけ足が止まったとみることもできるが、道中同じ位置を進んでいたアドマイヤホクトと比べるとどうしても見劣りしてしまう。

 ダノンムローはお粗末の一言。バカらしくてコメントする気にもならない。ただハイペースで前が止まるという浅はかな読みを全否定してくれたのだから、これはこれで感謝しておいたほうがいいのかもしれない。『後ろから行く馬というのは展開と共に(前が止まらないという)馬場状態にも左右されるということを思い知らされたレースだった。』って、先週オーシャンSの回顧でも書いてたな…。


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