HOME > 重賞回顧 > 第2回夕刊フジ賞オーシャンS
第2回夕刊フジ賞オーシャンS(GIII) 2007年3月3日(Sat) 中山芝1,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 2 | 3 | アイルラヴァゲイン | 牡5 | 56.0kg | 松岡正海 | 1.08.2 | − | 514kg(+4) | 1 | |
2 | 6 | 12 | サチノスイーティー | 牝4 | 55.0kg | 吉田隼人 | 1.08.3 | 3/4 | 444kg(0) | 10 | |
3 | 8 | 15 | シルヴァーゼット | 牡6 | 56.0kg | 津村明秀 | 1.08.3 | ハナ | 502kg(-10) | 11 | |
4 | 4 | 7 | スピニングノアール | 牡6 | 56.0kg | 蛯名正義 | 1.08.6 | 1 3/4 | 474kg(-10) | 3 | |
5 | 7 | 14 | リキアイタイカン | 牡9 | 57.0kg | 勝浦正樹 | 1.08.7 | 3/4 | 502kg(-4) | 13 |
■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良) |
ハロンタイム 11.8 - 10.5 - 11.2 - 11.6 - 11.3 - 11.8 上がり 4F 45.9 - 3F 34.7 3コーナー 15,16(3,12)(8,4,2)(10,11)(1,7,9)6(14,13)5 4コーナー (*15,16)(3,12)(8,4,2)(7,10)1(6,9,11)(14,13,5) |
■レース回顧 好位追走で捲土重来・力強く抜け切ったアイルラヴァゲイン! |
■レース解説 サイレンスボーイがゲート入り不良で大外枠発走。テイエムチュラサン、シルヴァーゼットがスタートを決めて前に出る。アイルラヴァゲイン、サチノスイーティーはこの直後に入る。ビーナスライン、アンバージャック、スピニングノアールは揃って中団待機。シルヴァーゼットが単独先頭で直線に向く。シルヴァーゼットが逃げ込みを図る中、2番手からはアイルラヴァゲインとサチノスイーティーが追い上げにかかる。坂を駆け上がったところでアイルラヴァゲインがシルヴァーゼットを交わす。ゴール前で迫ってきたサチノスイーティーを抑えてゴール。 ■レース回顧 大ハズレ。それでも前が残る。それでも前が残る。それでも前が残る。…心でこよう。orz 重賞昇格2年目ということでいつも行っている傾向分析は割愛させてもらったのだが、展望ではオーシャンS自体の傾向、中でも展開面について探ってみた。すると毎年ペースが速い割に前が残っていることに気が付いた。週半ばの予想では◎ビーナスライン。差し馬である。マズイ、これは予想を変えるべきか?いや、直前で予想を変えるとロクなことにならない。(以下略) ピンクの帽子2頭がダッシュを決めて先頭へ。コパノフウジンもハナを奪える勢いにあったが、不意に躓いて後ろに下がってしまった。アイルラヴァゲインは内から楽に押し上げての3番手。サチノスイーティーも好位を取れていた。前は競り合うこともなく、勝負どころの駆け引きも無いに等しい状態。直線に入ってすぐにシルヴァーゼットがセーフティーリードを奪ったのを見て泣いた。 アイルラヴァゲインは直線でテイエムチュラサン、サチノスイーティーとの横並びから抜け出し、シルヴァーゼットを追いかけてこれも競り落としてみせた。前有利の展開だったとはいえ、これまで重賞の壁に弾き返されてきた馬とは思えないほどの充実した勝ちっぷり。2走前に同じコースで58.5kgを背負って楽勝した馬に対し、格下というだけで無印にしたのは少々はしゃぎすぎたかもしれない。 サチノスイーティーはガーネットSやシルクロードSのレース振りを丹念に見ていれば十分狙いに入る馬だったと思う。別定戦というだけで切ってしまったのは猛省。シルヴァーゼットはテンの速さで他に優った感じ。スタートで多少無理したように見えたにも関わらず、あわや連対というところまで粘ったのは意外だった。 ビーナスライン、タマモホットプレイ、アンバージャックといった後方待機勢は完全に不発。いずれも直線でどこを走っているのかすら分からなかった。後ろから行く馬というのは展開と共に(前が止まらないという)馬場状態にも左右されるということを思い知らされたレースだった。 |