HOME > 重賞展望 > 第2回夕刊フジ賞オーシャンS

第2回夕刊フジ賞オーシャンS(GIII)
2007年3月3日(Sat) 中山芝1,200M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ビーナスライン 102 徐々に気配上向き。最内強襲嵌るなら面白い。
2 サイレンスボーイ 83 いきなりスプリント戦参入は無謀。まず置かれる。  
2 3 アイルラヴァゲイン 101 前々走位走れば文句無いが今回は相手も揃う。  
4 コパノフウジン 102 揉まれ弱過ぎ。単騎で抜け出す位の気概欲しい。
3 5 シルクトゥルーパー 95 スプリント戦で活気増す。格下だが勢いに注意。  
6 タイキジリオン 96 時計の掛かるダートで善戦程度。流石にキツい。  
4 7 スピニングノアール 101 雑に乗られた前走度外視可もここで届くか微妙。  
8 ニシノコンサフォス 104 速さは申し分ない。ついて行くことは出来そうだが。  
5 9 タマモホットプレイ 101 以前より器用さ増す。ベストは京都だが一応注意。
10 コスモフォーチュン 101 前走前有利の馬場で残れず。力不足は否めない。  
6 11 アンバージャック 103 時計通りには走る。一叩きされた上積み見込む。
12 サチノスイーティー 101 前々につけて健闘続く。別定戦の今回試金石。  
7 13 ネイティヴハート 102 5年連続同ローテでの参戦。衰えを知らないのか。  
14 リキアイタイカン 93 復帰2戦が物足りない。鞍上の機転あっても無理。  
8 15 シルヴァーゼット 101 前走太め残りで大敗。絞れても一変まではどうか。  
16 テイエムチュラサン 99 久々はともかく大外枠は痛恨。行き切れるか心配。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 前残り傾向に待ったをかけろ・最内から迫り来るビーナスライン
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【脚質別成績(過去10年)】
今回脚質 着別度数 単勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 【1・2・2・5】 10.0% 30.0% 50.0% 31 85
先行 【5・4・2・22】 15.2% 27.3% 33.3% 194 82
差し 【3・3・3・43】 5.8% 11.5% 17.3% 96 70
追込 【1・1・3・40】 2.2% 4.4% 11.1% 310 94
捲り 【0・0・0・1】 0 0

【上位馬通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 頭数 テン3F 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'97年 10 33.7 35.6 1.09.3 4-2 1-1 2-2
'98年 8 33.3 35.7 1.09.0 2-1 6-6 5-5
'99年 16 33.5 35.8 1.09.3 8-6 2-1 12-11
'00年 15 33.1 36.0 1.09.1 4-3 4-5 1-1
'01年 稍重 14 34.0 35.8 1.09.8 2-2 2-2 4-4
'02年 14 32.0 35.3 1.07.3 1-1 4-4 6-8
'03年 16 33.3 36.4 1.09.7 9-9 16-15 12-11
'04年 16 33.2 34.9 1.08.1 7-5 4-5 1-1
'05年 16 33.8 34.1 1.07.9 2-2 1-1 8-6
'06年 稍重 16 33.3 35.3 1.08.6 12-11 4-2 16-14
※'98年以前はBコース、'99年以降はAコースを使用。
※'99年は準オープン、'06年はGIII、その他はオープン特別として施行。

 サチノスイーティー、シルヴァーゼット、テイエムチュラサンといった前に行きたい馬が軒並み外枠。コパノフウジンがスタート次第でハナという展開も考えられる。いずれにしてもテンから速そうだが、それでも前が残るというのがオープン特別('99年は準オープン)時代を含めたオーシャンSの傾向である。

 と言っておきながら何だが、軸は差し馬のビーナスラインである。追い切りの動きがいい。気分良さそうに走っている。ここ2戦はいずれも4コーナーで外に振られて詰め切れなかった。今回は最内なのだから、外に振られる心配は無い。内を掻っ捌く競馬はキーンランドCで経験がある。

 相手筆頭はアンバージャック。こちらもシルクロードSを使ったことで追い切りの動きが軽くなった。前走は4コーナーで早くも手が動いていたし、ここに来ての上積みは十分期待できると思う。このコースで先行して押し切ったことがあるのも良い。

 前に行く馬からは内枠を引いたコパノフウジンに注目してみたい。京阪杯のように掛かってでも抜けてしまえば意外と残る。福島民友CではシルクロードS勝ち馬エムオーウイナーの逃げをゴール前で捉えているし、能力の裏付けは十分。この枠で結果が出せなかったら本格的にヤバい。

 ビーナスラインとアンバージャックを評価しているので、シルクロードSでこいつらに先着したタマモホットプレイも抑えておく。えっ、タマモホットプレイは京都でしか走らないって?そんなもん、その都度走ってみないと分からんって。

 アイルラヴァゲインの前々走は確かに凄かったが、所詮は準オープンでの話。ここでビーナスラインやアンバージャックを抑えて勝つイメージが湧かない。スピニングノアールは前走がヘタ乗りだったので見直したいところだが、位置取りが後ろ過ぎるので切ることにした。

 ネイティヴハートは'02年から実に6年連続で参戦。'03年以降は前年のスワンSから休みを挟んでここを始動戦にしている。この馬は船橋在籍の地方馬なのでここで2着以内に入らないと高松宮記念に出ることが出来ない。ちなみにネイティヴハートは昨年の他に'03年にもこのレースを勝っているが、いずれも馬場は渋っていた。時計の出る良馬場ではキツイかもしれない。

◎ビーナスライン
○アンバージャック
▲コパノフウジン
△タマモホットプレイ


■馬券構築

 ビーナスラインから馬複流し。

[馬複] ビーナスライン−アンバージャック 40%
[馬複] ビーナスライン−コパノフウジン 30%
[馬複] ビーナスライン−タマモホットプレイ 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.