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第81回中山記念(GII) 2007年2月25日(Sun) 中山芝1,800M 4歳以上オープン 別定 (国際)[指定] |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 1 | 2 | ローエングリン | 牡8 | 58.0kg | 後藤浩輝 | 1.47.2 | − | 496kg(+4) | 6 | |
2 | ◎ | 5 | 9 | エアシェイディ | 牡6 | 58.0kg | 横山典弘 | 1.47.4 | 1 1/4 | 480kg(-2) | 3 |
3 | ▲ | 6 | 12 | ダンスインザモア | 牡5 | 57.0kg | 蛯名正義 | 1.47.4 | クビ | 512kg(-4) | 5 |
4 | ○ | 8 | 15 | シャドウゲイト | 牡5 | 57.0kg | 田中勝春 | 1.47.5 | クビ | 490kg(0) | 1 |
5 | 3 | 6 | グレイトジャーニー | 牡6 | 57.0kg | 松岡正海 | 1.47.7 | 1 | 470kg(+6) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.7 - 12.0 - 11.6 - 11.3 - 11.7 - 11.7 - 11.4 - 12.9 上がり 4F 47.7 - 3F 36.0 1コーナー 2,13(3,4,15)7,10(1,6,11,14,16)8(5,12)9 2コーナー 2,13(3,15)4(7,10)(1,16)(6,11)14,8-(9,5)12 3コーナー 2-(3,13,15)10,4,7(1,6,16)11(8,14,9)5,12 4コーナー 2,15(3,13)(4,10)(1,6,7,16)11(8,9)(14,5)12 |
■レース回顧 この馬のことがずっと好きでした・スタート決めて華麗に逃走ローエングリン! |
■レース解説 ダンスインザモアが出遅れ。ローエングリンが絶好のスタートを切ってそのまま先頭。外からグランリーオとシャドウゲイトが押し上げていく。トウショウシロッコが内を突いて好位につける。マルカシェンクは早めの5番手。直後にインティライミがつける。ブラックタイドは中団待機。エアシェイディはメイショウオウテと並んで後ろから2頭目を進む。最後方はダンスインザモア。シャドウゲイトがローエングリンに迫りながら直線に向く。ローエングリンが依然先頭をキープ。シャドウゲイトは2番手のまま。この2頭が抜け出し、ローエングリンがシャドウゲイトを徐々に離していく。大外からエアシェイディとダンスインザモアが凄い勢いで突っ込んでくるも、ローエングリンが難なく退ける。 ■レース回顧 ハズレ。ローエングリンって、4年前のこのレース勝ってたんだよな…。さて、深でこよう。(-_-) ESPばかりに気を取られていて、ローエングリンがロケットスタートを切っていたことに気付かなかった。改めてVTRで確認してみて笑った。こりゃ凄い。行きたいクチのグランリーオ、シャドウゲイトは共に外枠で、1コーナー到達までにローエングリンの独走の目を潰し切れなかった。 ローエングリンはスタートで無理しなかった分、レース振りには余裕がみられた。1,000Mを59秒5で通過する楽逃げを打ち、直線でシャドウゲイトを引き付けてから突き放してきた。後藤騎手は勝利騎手インタビューで泣いていた。4年前の天皇賞秋で過剰な逃げを打ってから疎遠になった騎乗機会を、今回久し振りのチャンスでモノにしたことから感極まったのだろう。 エアシェイディはいつも通り後方からジックリと追走。4コーナーで追い上げて、直線大外から凄い伸びを見せた。ただローエングリンの楽逃げの前には2着が精一杯。横山典弘騎手のコメントは「しょうがないですね」の一言だけ。まあこれしか言いようがない。「同一厩舎の二頭出しは人気薄を狙え」とはよく言ったものである。 ダンスインザモアはESP炸裂で2〜3馬身ほど出遅れた。「ゲートの中でうるさかったし、あれじゃまともに出るわけないよ」(蛯名騎手、ラジオNIKKEI競馬実況HP)って、それをどうにかするのがプロだろ…。ただ後ろから腹を括って行けたのはかえって良かったのではないかと思う。ラストの伸びはエアシェイディ同様見栄えがした。 シャドウゲイトは2番手集団の一角で楽に追走していたように見えたが、実際は追走で一杯だったらしい。ローエングリンに翻弄され続けたのは残念。グレイトジャーニーは今回も届かない程度の差し込み。前崩れが起これば喜々として突っ込んでくるのだろうが…。 マルカシェンクは最初から前につけてきたが、結果は同じ。この馬は負けても次走必ず人気になるから不思議だ。ブラックタイドは行きっぷりが悪く、終始後方のまま。どうせなら思い切って下げて脚を溜める競馬をしてもらいたかった。インティライミは折り合いに専念したにも関わらず、4コーナーで既に追い通し。そのまま最下位に沈んでしまった。全くもって意味不明。精神的なものかもしれない。 |