HOME > 重賞回顧 > 第57回ダイヤモンドS
第57回ダイヤモンドS(GIII) 2007年2月11日(Sun) 東京芝3,400M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定] |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ◎ | 1 | 2 | トウカイトリック | 牡5 | 57.0kg | C.ルメール | 3.30.6 | − | 436kg(-6) | 1 |
2 | 7 | 13 | エリモエクスパイア | 牡4 | 53.0kg | 横山典弘 | 3.30.6 | クビ | 500kg(+2) | 6 | |
3 | 3 | 5 | アドバンテージ | 牡4 | 52.0kg | 松岡正海 | 3.31.3 | 4 | 488kg(-6) | 10 | |
4 | 2 | 4 | バイロイト | セ6 | 56.5kg | 田中勝春 | 3.31.7 | 2 1/2 | 454kg(-8) | 2 | |
5 | 2 | 3 | ラヴァリージェニオ | セ8 | 53.0kg | 左海誠二 | 3.31.9 | 1 1/2 | 504kg(0) | 13 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.6 - 12.0 - 12.2 - 12.6 - 12.4 - 12.6 - 13.4 - 13.0 - 12.7 - 12.7 - 12.5 - 12.9 - 12.0 - 11.1 - 11.7 - 12.3 上がり 4F 47.1 - 3F 35.1 1コーナー 15-5-13-12-4-1,16(3,14)(2,6,7)8(9,11) 2コーナー 15-5-13-12=4-1(3,16)14(2,7)6(8,11)9 3コーナー(2周目) 15,5(13,12)(3,4)1,16(8,2,14,7)(6,11)9 4コーナー(2周目) (*15,5)(13,12)(3,4)(8,2,1,16,7)(9,6,14)11 |
■レース回顧 体力バカが見せた新境地・上がり最速で差し切ったトウカイトリック! |
■レース解説 アドバンテージが前を窺うところへ、外からリキサンポイントが押してハナを奪う。離れた3番手にバイロイト、以下チェストウイング、エリモエクスパイアなどが続く。アドマイヤフジも好位の一角につける。トウカイトリックは後方馬群の中を追走。チャクラ、ドリームパートナーはこの後方を進む。向こう正面で一息入り、2周目3コーナー付近でバイロイトとラヴァリージェニオが動き始める。アドマイヤフジとチャクラが外を回して進出。前は4頭が固まって直線に向く。アドバンテージ、リキサンポイントの競り合いの間からエリモエクスパイアが抜け出す。続いて外からトウカイトリックが進出、先に抜け出したエリモエクスパイアに迫っていく。ゴール前で2頭が並び、トウカイトリックが僅かに競り勝つ。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。サッパリ当たらんなぁ。来週はGIだってのに、一向にテンションが上がらん。(´・ω・`) リキサンポイントが強気に先手を主張。アドバンテージは無理せず2番手。有力どころではバイロイトとアドマイヤフジが好位、トウカイトリックは後方待機。向こう正面で溜めが入る流れで、3コーナー付近の追い上げもスムーズ。4コーナーを回ったところでほぼ一団。レースの上がり3ハロン35秒1は例年より1秒ほど速く、今年は珍しく瞬発力勝負となった。 トウカイトリックは昨年同様の後方待機。これまで先に抜け出したところを他の馬に差されてばかりだったが、今回は逆の立ち回り。上がり最速の脚でエリモエクスパイアを捉えての勝利は、トウカイトリックにとって明るい材料と言える。 エリモエクスパイアは距離ロスを抑えた丁寧な乗り方で、一旦は完全に抜け出した。上がり3ハロンが34秒台だったのは同馬とトウカイトリックの2頭のみ。トウカイトリックとは長距離戦におけるキャリアの差が出たか。アドバンテージ以下に4馬身差をつけており、負けて尚強しの内容だった。 バイロイトは4コーナーで既に手が動き始めていた時点で勝負あった。前走から1.5kg増しのハンデを課された上に400Mの距離延長。初重賞でこの条件は厳しかった。アドマイヤフジは前走に引き続いての積極策だったが、直線で追い出しにかかると内にモタれて苦しがる素振りをみせ、そのまま姿が見えなくなった。長距離適性を欠いているのは明白。 チャクラは4コーナーをいい感じで捲ってきたものの、瞬発力勝負に取り残される形で完敗。一時期の不振からは立ち直っているが、年齢を重ねて力が落ちてきているのは否めない。チェストウイングは緩い流れの中を先行出来たにも関わらず直線で逆噴射。ハナを奪ったリキサンポイントにも及ばずはちょっと深刻。ドリームパートナーは得意なはずの差し比べに加われず終い。上がりも冴えなかった。 |