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第12回シルクロードS(GIII)
2007年2月4日(Sun) 京都芝1,200M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 12 エムオーウイナー 牡6 55.0kg 小牧太 1.07.8 522kg(+6) 7
2 2 4 タマモホットプレイ 牡6 57.0kg 渡辺薫彦 1.08.0 1 1/2 478kg(+2) 3
3 8 5 ビーナスライン 牝6 54.0kg 秋山真一郎 1.08.0 ハナ 466kg(+8) 4
4 5 9 アンバージャック 牡4 57.0kg 松岡正海 1.08.1 クビ 516kg(-2) 1
5   1 2 サチノスイーティー 牝4 52.0kg 吉田隼人 1.08.1 クビ 444kg(-8) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.7 - 10.8 - 10.7 - 11.2 - 12.4
上がり 4F 45.1 - 3F 34.3
3コーナー 3,13,10(2,12)6(9,15)(1,4,11,16)(8,14)7-5
4コーナー 3,13,12(10,9)6,2(4,15)(1,11,16)(8,14,7)-5

■レース回顧 勝負どころで楽々進出・活きの良さで重賞突破エムオーウイナー!
■レース解説

 タガノバスティーユが出遅れ。ディバインシルバー、コスモフォーチュンが先手を窺う。ナリタシークレット、サチノスイーティー、コパノフウジンも差がなく続く。エムオーウイナー、アンバージャックはこれらの直後につける。ビーナスラインは中団外から徐々に上がっていく。スピニングノアールは後方待機。ディバインシルバーが僅かに先頭で直線に向く。ナリタシークレット、エムオーウイナーを加えた3頭の競り合いからエムオーウイナーが抜け出す。後方からはアンバージャック、続いてタマモホットプレイ、ビーナスラインが差し込んでくるも、エムオーウイナーが余裕をもってこれらを退ける。


■レース回顧

 ハズレ。短距離路線は主役がコロコロ変わるから狙いを定めるのが難しい。(-_-)

 ディバインシルバーとコスモフォーチュンが好スタートを決めて早くも鍔迫り合い。これにはサチノスイーティーやコパノフウジンも追走がやっと。スタートしてから4ハロン目にも10秒台が現れるハイペース。こりゃ前はキツいだろうと思っていると、先行集団に軽々と取り付いていく緑の帽子が見えた。ん、何だコイツは?エムオーウイナー?はい、買ってません。

 エムオーウイナーはこのハイペースの中で先に動いて押し切ってしまうのだから驚くほかない。至るところで砂埃が舞う馬場状態の中で出た時計は1分07秒8。これはシルクロードSがこの時期に移った'00年以降で最速(これまでの最速はプレシャスカフェが勝った'05年の1分08秒1)。昨年の今頃は下級条件の常連だったエムオーウイナーが重賞初挑戦のここをいとも簡単にクリアしてしまう辺り、短距離路線の層の薄さを感じざるを得ない。

 タマモホットプレイは終始追っ付け通しながら直線で渋太く伸びてきた。直線平坦、特に京都の短距離では抜群の安定感を誇っている。ビーナスラインは追い切りの様子から上向き気配と判断して狙いに挙げたが、その期待に応える好走だったと思う。この時計ではエムオーウイナーに届かずでも仕方ないだろう。

 アンバージャックは前走と同様に好位を立ち回ったものの、4コーナーで既に手応えが怪しかった。連対したエムオーウイナー、タマモホットプレイがいずれも年明けのレースを勝っていたことからしても、京阪杯からぶっつけで挑んだアンバージャックには厳しいレースだったのかもしれない。サチノスイーティーは最内から追い上げる味な競馬でアンバージャックとクビ差。このところ厳しい流れのレースで掲示板入りを果たしており、無視するには忍びない馬になってきた。

 スピニングノアールは後方から大外を回す雑なレース運びで存在感を示せず終い。今回は前が止まらない高速決着で、上がりで差が付かなかったのは決め手が全ての同馬にとっては厳しかった。エムオーウイナーとは過去4回対戦していずれも先着しており、ここまで着差が開く道理は無いはずだが…。


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