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第41回小倉大賞典(GIII) 2007年2月3日(Sat) 小倉芝1,800M 4歳以上オープン ハンデ (混) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 2 | 4 | アサカディフィート | セ9 | 57.5kg | 小牧太 | 1.46.8 | − | 524kg(-2) | 10 | |
2 | ◎ | 3 | 5 | エイシンドーバー | 牡5 | 56.0kg | 蛯名正義 | 1.47.0 | 1 1/2 | 458kg(-6) | 2 |
3 | ○ | 4 | 8 | マヤノライジン | 牡6 | 56.0kg | 池添謙一 | 1.47.1 | 3/4 | 482kg(+10) | 3 |
4 | 1 | 1 | ナスノストローク | 牡6 | 53.0kg | 菊沢隆徳 | 1.47.2 | 1/2 | 520kg(+2) | 9 | |
5 | 3 | 6 | フォルテベリーニ | 牡5 | 54.0kg | 中舘英二 | 1.47.3 | クビ | 514kg(+2) | 5 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.4 - 11.4 - 11.7 - 11.9 - 11.5 - 11.9 - 12.3 - 11.9 - 11.8 上がり 4F 47.9 - 3F 36.0 1コーナー 7(5,8,9,15)(3,13,14)(2,6,11)-(4,10)-1-16 2コーナー (*7,9)(8,15)(5,13)(3,2,6,11,14)10,4-1-16 3コーナー 7-(9,15)(8,13)(5,11)(2,6,14)3(4,10)(16,1) 4コーナー 7(8,9)(5,13,11)(15,2,6)3(4,14)(16,1,10) |
■レース回顧 老いてもまだまだ末脚盛ん・外差し一気に突き抜けたアサカディフィート! |
■レース解説 ワンモアチャッター、マルカシェンクが立ち遅れ気味のスタート。テイエムプリキュアが押してハナを奪う。マヤノライジンとマチカネオーラ、外からマヤノグレイシーも加わって前は一団。エイシンドーバーはツルマルヨカニセと並んで先行集団の直後につける。マルカシェンクは中団の外、アサカディフィートとナスノストロークは後方待機。4コーナーを回ったところで後続が一斉に詰め寄りながら直線に向く。マヤノライジンがテイエムプリキュアを捉えかかったところへエイシンドーバーが内を突いて接近、これら2頭を交わして先頭に躍り出る。そこへアサカディフィートが大外から猛追、エイシンドーバー以下を並ぶ間もなく抜き去る。 ■レース回顧 紐抜けハズレ。これって去年の本線じゃん。マジで逝ったほうがいいな…。ヽ(`Д´)ノウワァァン! 明確な逃げ馬が見当たらないなら、自ら進んで前に行くというのは時として有効である。まともな競馬をしていては万に一つも勝ち目はなかっただろうテイエムプリキュアが捨て身の逃げに出ても、これ自体に驚きはなく、むしろ当然の成り行きだった。ただこの逃げに触発されて他の馬も一緒になってついて行き、結果的に速い流れになったのは誤算だった。 アサカディフィートは前が競い合う形になったことに加え、外を上手く立ち回ったことがラストの豪快な伸びに繋がったと思う。ところで京都金杯2着のエイシンドーバーが2番人気だったのに、中山金杯2着のアサカディフィートが10番人気だったのは何故なのか?多分私を含め、シャドウゲイトに突き放されての2着に価値無しとした人が多かったということなのだろう。レース展望で気になる馬を何頭か挙げたが、その中にアサカディフィートは入っていなかった。去年重い印をつけておいて、気にもならないとは…。 エイシンドーバーが内を突いて上がってきた時はこれで勝てると思った。しかしゴール直前でアサカディフィートに突っ込まれてアウト。蛯名騎手はここを勝てば史上4人目となる全場重賞制覇(これまでの達成者は安田富男、武豊、藤田伸二の3人)を達成するところだった。見方を変えれば勝ちを急いだということになるのかもしれない。ただじっくり構えたところであの差し込みを封じるのは無理。 マヤノライジンは直線でテイエムプリキュアを交わすのに一苦労。あたふたしている内にエイシンドーバーに交わされてしまった。この位のペースは中日新聞杯で経験済みだったはず。前が意識される流れに翻弄されてしまった感じがする。 マルカシェンクは中団待機、4角捲りといつになく積極的な競馬を実践してきた。これは大いに褒められることだが、肝心の結果が伴わなかった。現状では人気ほどの信頼性はない。こういう人気先行馬がいる一方、好走しても一向に人気しない馬もいる。アサカディフィートはこの典型。少し前にいたスマートボーイ、マイソールサウンドなんてのもこの類のお馬さんである。 |