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第21回根岸S(GIII)
2007年1月28日(Sun) 東京ダート1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   5 10 ビッググラス 牡6 56.0kg 村田一誠 1.23.5 518kg(-6) 11
2 6 12 シーキングザベスト 牡6 57.0kg 福永祐一 1.23.7 1 1/4 474kg(-2) 1
3   7 14 ニホンピロサート 牡9 56.0kg 勝浦正樹 1.23.7 ハナ 516kg(+6) 12
4 5 9 リミットレスビッド 牡8 58.0kg 蛯名正義 1.23.7 クビ 502kg(-2) 2
5 1 2 ヒカルウィッシュ 牡5 56.0kg 後藤浩輝 1.23.9 1 1/2 486kg(+4) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 10.8 - 10.9 - 11.7 - 12.0 - 12.7 - 12.9
上がり 4F 49.3 - 3F 37.6
3コーナー 1-(13,16)-(8,12)-(3,5,9)11(2,4,10,15)(6,14)7
4コーナー 1=(13,16)(8,12)(5,9)(2,10,11,15)(3,4,14)(7,6)

■レース回顧 ダートに戻って華麗な変わり身・混戦から抜け出し重賞制覇ビッググラス!
■レース解説

 ダイワバンディットが好スタートを決めるも、内からトウショウギアが交わしてハナに立つ。オフィサー、外からマルカフレンチ、アルドラゴンも前へと押し上げていく。シーキングザベストはこれらをみる位置に控える。リミットレスビッドは出たなり好位から一旦後ろへ下がる。ビッググラスは中団馬群の中。ボードスウィーパーはニホンピロサートと並んで後方を進む。タイキエニグマは最後方待機。トウショウギアが飛ばして単独で直線に向く。2番手以降は俄かに一団。最内からヒカルウィッシュ、外からシーキングザベストが追い上げにかかる。更にその外からリミットレスビッド、ビッググラスが並んで進出。シーキングザベストが抜け出しかかったところへビッググラスが追いつき、そのままシーキングザベストを交わす。


■レース回顧

 ハズレ。このテの馬はフロックかどうかの判別がつきにくいから厄介なんだよな。(´д`;)

 とりあえず行くしかないといった感じでトウショウギアがハナへ。マルカフレンチやアルドラゴンはともかく、オフィサーが前に出たのは意外だった。それでもトウショウギアに競りかけていくような馬はおらず、トウショウギアは気兼ねすることなくガンガン飛ばしていった。直線に向いてもトウショウギアのリードは十分。しかし残り200Mを切ったところで後続が一斉に襲い掛かってきた。

 ほぼ一団の競り合いから僅かにシーキングザベストが抜け出すのが見えた。しかしその外から黄色い帽子が。てっきりリミットレスビッドかと思った。しかし社台の勝負服にしては黒い縞々が入っていない。えっ、ビッググラス?外からはリミットレスビッドを差し置いてニホンピロサートも突っ込んできていた。こんなの獲れるわけないでしょ。

 ビッググラスについてはボードスウィーパーを物差しにすればここでも太刀打ちできる能力を有していたとみることも可能(太秦Sでボードスウィーパーに0.2秒差2着)だが、印を打って買えるかと言われれば難しいと言わざるを得ない。ところでビッググラスは何故京都金杯を使ったのだろうか。アクアルミナスSから間が開くのを嫌っただけなのか?今一つよく分からない。

 トウショウギアが飛ばした割には平凡な時計で決着。シーキングザベストにとっては楽な流れかと思ったが、追い上げるだけで精一杯だったのは気になる。ここを好位付けでぶっ千切ってくれればフェブラリーSでも不動の本命だったのだが…。ここを叩き台にしてフェブラリーSで100%近くまで持っていきたいというのは分かる。但しそれで勝てるとは限らない。

 リミットレスビッドは残り100Mというところで脚が上がってしまった。時計自体は昨年制した時と同じで、この馬なりには走っている。ニホンピロサートは大外から上がり最速の脚で突っ込んできた。明け9歳馬。もう何というか、頑張りすぎ。

 ヒカルウィッシュは最内からいい感じで上がってきたかと思いきや、いきなり馬がバカついて失速。体勢を立て直している間にレースが終わってしまった。どうも揉まれ弱いようなので、外寄りの枠を引いた時に再度注目してみたい。ボードスウィーパーは位置取りが後ろ過ぎ。結局後ろからサッと流すだけで勝ち負けには加われず終いだった。


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