HOME > 重賞回顧 > 第54回日経新春杯

第54回日経新春杯(GII)
2007年1月14日(Sun) 京都芝2,400M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   3 3 トウカイワイルド 牡5 54.0kg 安藤勝己 2.27.4 498kg(+6) 5
2 6 8 トウカイエリート 牡7 54.0kg 赤木高太郎 2.27.5 クビ 500kg(+12) 4
3   5 5 ダークメッセージ 牡4 50.0kg 酒井学 2.27.5 アタマ 474kg(+2) 9
4 7 10 メイショウオウテ 牡5 55.0kg 岩田康誠 2.27.5 ハナ 454kg(-4) 2
5   8 12 マキハタサイボーグ セ5 52.0kg 秋山真一郎 2.27.7 1 1/4 502kg(-2) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.2 - 11.0 - 13.0 - 12.8 - 13.0 - 13.8 - 12.8 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 12.3
上がり 4F 47.3 - 3F 35.6
1コーナー 4-2-7=8(9,11)(5,12)(3,10)1,6
2コーナー 4-2-7=8(9,11)(3,5,12)10(6,1)
3コーナー (*4,2)7(8,9,11)(5,10,12)(3,1)6
4コーナー 4,2(8,7,9)(3,5,10)(6,12,11)1

■レース回顧 トウカイ同士の鍔迫り合い・最内強襲で先んじたトウカイワイルド!
■レース解説

 各馬様子見からサイレントディール、ウインレガート、ワイアットアープが前に出る。1コーナーでサイレントディールがハナに立ち、ウインレガート、ワイアットアープがそれぞれ離れた位置で追走。4番手以降はトウカイエリート先頭で一団。3コーナーの丘を迎えた辺りで後続が一気に押し寄せ、先頭グループを飲み込んで全馬が一団となる。トウカイエリートは内、アドマイヤフジは外を回って直線に向く。トウカイワイルドとトウカイエリートがサイレントディールを内外から交わして前に出る。大外からアドマイヤフジとメイショウオウテ、内からダークメッセージが追い上げるもトウカイワイルド、トウカイエリートが内で踏ん張り、トウカイワイルドが僅かに抜きん出てゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。展開考察イロハの「イ」でエリート軸でもワイルド無印。アカンなぁ…。(-_-)

 スタートしてから誰も行きたがらず、惰性でサイレントディールら3頭が前に出てレースを引っ張る展開。向こう正面でこれらが一時10馬身近いリードを有していたが、3コーナーで後続が詰め寄ってきて俄かに一団。長距離戦にしてはえらく慌しいレースになった。

 外を回した馬が一斉に動く中にあって、最内を通ったトウカイエリート、トウカイワイルドは余裕を残していた。サイレントディールを交わした後はトウカイ同士の一騎打ち。ゴールまであと50Mといったところで僅かながらトウカイワイルドが前に出た。安藤勝己騎手のコメントを聞く限りでは、勝てたら儲けモノといった感じでトウカイエリートの直後でじっくり乗ったのが良かったようだ。

 アドマイヤフジは4コーナー付近で早くも先頭を窺う位置につけており、普段にも増して積極的な競馬だった。ただそのツケが出たのか、直線で横一線の状態から抜けられなかった。前残りの競馬を阻止すべく動いた結果なので仕方ない部分はあるが、昨年の覇者らしさを全く出せなかったのはどうなのか。トップハンデを背負って縦横無尽に動けるほど強い馬ではなかったと言われればそれまでだが…。

 メイショウオウテはパドックからイレ込んでおり、レース中も頻繁に手綱を持っていく素振りをみせていた。距離は問題なかったにしても、長距離で折り合う経験の浅さを露呈しての敗戦だった。オースミグラスワンは丘の下りから大外を回す雑な競馬。追えば追うほどに伸びる馬だが、色々と制約が付くのが難点。意外と内が残る馬場で、前が止まってくれなかったのもこの2頭にとってはキツかった。ちなみに、3着に突っ込んできたダークメッセージは内を通って追い上げてきていた。


■このレースの展望へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.