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第47回京成杯(GIII)
2007年1月14日(Sun) 中山芝2,000M 3歳オープン 別定 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 10 サンツェッペリン 牡3 56.0kg 松岡正海 2.01.6 470kg(0) 3
2 6 7 メイショウレガーロ 牡3 56.0kg 後藤浩輝 2.01.9 2 456kg(+6) 1
3   2 2 アルナスライン 牡3 56.0kg 柴山雄一 2.02.0 1/2 548kg(+10) 9
4   8 12 マイネルヘンリー 牡3 56.0kg 津村明秀 2.02.0 クビ 496kg(+2) 12
5   8 11 ダイレクトキャッチ 牡3 56.0kg 北村宏司 2.02.0 ハナ 488kg(-6) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.6 - 11.6 - 13.4 - 12.2 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.4 - 11.4 - 12.2
上がり 4F 47.2 - 3F 35.0
1コーナー 10,12,1,5(3,9)(2,7,11)(4,8)-6
2コーナー 10,12,1,5(3,9)(2,7,11)(4,8)-6
3コーナー (*10,12)(1,5)9(3,7,8)11(2,4)6
4コーナー (*10,12)(1,5)(7,9)(3,2,11,8)(4,6)

■レース回顧 先陣切って遊泳飛行・直線加速で他馬翻弄サンツェッペリン!
■レース解説

 サンツェッペリンがハナを主張。マイネルヘンリーがこれに続く。ショウリュウアクトは内の3番手、アロマンシェス、ピサノデイラニはこの後ろにつける。メイショウレガーロは馬群の中、ローズプレステージは後方を進む。サンツェッペリン先頭のまま3コーナーを通過。キンショージェット、ローズプレステージ
が後方から捲り上げ、馬群が固まりながら直線に向く。サンツェッペリンが二の脚を繰り出し、マイネルヘンリーを徐々に引き離していく。メイショウレガーロが馬群を割って2番手に上がるも前には及ばず、サンツェッペリンが余裕を持って押し切る。


■レース回顧

 馬複◎−○(40%)的中。勝った馬よりもニュービギニングが評価されそうな予感。(^-^;)

 スタート直後から動いていったのはサンツェッペリンのみという消極的なレース展開。マイネルヘンリーが鈴をかけに行った以外はほぼノーマーク。1,000M通過62秒3のスローペースでは後ろが金縛りにあっても文句は言えない。結局サンツェッペリンが一度として他馬に並びかけられることなく、さも当然のように押し切った。

 サンツェッペリンは一瞬のキレこそ他に譲るが、いい脚を長く繰り出すタイプで本質的に先行策が合っているようだ。事実、松岡騎手が手綱を取った東京の未勝利戦(1着)、百日草特別(2着)では前々の競馬をしている。今回は行く馬不在の展開を読み切り、自ら先頭に立った松岡騎手の判断を褒めたい。

 メイショウレガーロは中団付近でじっくり構え、4コーナーで押し上げ気味に進出。ただこの時から既に頭が高く、年を越しても幼さは残ったままだった。今回は初距離を克服し、狭いところを掻き分けての2着という点に評価を見出したい。

 3着争いは大混戦。坂下までサンツェッペリンについていったマイネルヘンリーに外からアルナスライン、ダイレクトキャッチが強襲。上がりはアルナスラインが34秒6(最速)、ダイレクトキャッチが34秒7。途中から併せになったのが効いたか。

 マイネルアナハイムはどっちつかずの位置取り。マイネルヘンリーが粘りをみせていただけに、もう少し前につけてもらいたかった。ローズプレステージはこのメンバーでも前に行けず、後ろからゆっくりとレースを進めていた。4コーナーで外を捲って直線失速の内容は前走と同じ。行く気になればもっと走る馬だと思うが…。

 ピサノデイラニはハナから行く素振りをみせず好位からレースを進めたものの、3コーナーを過ぎた辺りでポジションを落としてしまい、見せ場らしい見せ場も作れないまま惨敗。芝が云々という以前に、スローの上がり勝負では勝ち目が無かった。


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