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第45回スポーツニッポン賞京都金杯(GIII)
2007年1月6日(Sat) 京都芝1,600M 4歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 マイネルスケルツィ 牡4 56.0kg 柴田善臣 1.33.9 512kg(+6) 7
2   4 7 エイシンドーバー 牡5 55.0kg 蛯名正義 1.34.1 1 1/4 464kg(+4) 8
3   5 9 サクラメガワンダー 牡4 56.5kg 岩田康誠 1.34.1 ハナ 476kg(0) 2
4   3 5 マルカシェンク 牡4 56.0kg 赤木高太郎 1.34.2 1/2 502kg(-2) 4
5 1 2 スズカフェニックス 牡5 56.0kg 幸英明 1.34.2 アタマ 464kg(+2) 5
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.3 - 11.2 - 11.7 - 12.2 - 11.6 - 11.0 - 11.6 - 12.3
上がり 4F 46.5 - 3F 34.9
3コーナー 12,9(13,15)(3,8,14,16)(6,7,10)(2,11,4)(1,5)
4コーナー 12,9(13,15)(8,14)7(3,6,10,16)(2,4)(11,5)-1

■レース回顧 敢然先頭で詰めの甘さ克服・まんまと押し切り成功マイネルスケルツィ!
■レース解説

 マイネルスケルツィがじわっとハナに立つ。サクラメガワンダーが直後につける。タマモホットプレイが早めの3番手、フサイチリシャールは外の好位を進む。キンシャサノキセキは馬群の中、ホッコーソレソレーとマルカシェンクは後方待機。マイネルスケルツィが僅かに先頭、後続一団の状態で直線に向く。マイネルスケルツィが依然先頭、サクラメガワンダーが直後でこれを追いかける。後方からはエイシンドーバーも詰め寄ってくるが、マイネルスケルツィが余裕を持って先着。


■レース回顧

 ハズレ。予想に反して前残り。それにしてもキンシャサ、途中で故障したかと思ったよ。(´・ω・`)

 中山金杯も前が手薄だったが、こちらはそれ以上だったかもしれない。マイネルスケルツィが労せずして先頭を確保。マイル初参戦のサクラメガワンダーもこれに馬なりでついて行った。前2頭が余裕の手応え。これだけ楽に行かせてもらうと簡単には止まらない。

 直線に向いても前2頭には鞭が入らない。直後で追っていたフサイチリシャール、タマモホットプレイのほうが先に力尽きた。マイネルスケルツィが直線半ばでスパートをかけると、今度はサクラメガワンダーが置かれかかった。エイシンドーバーが詰め寄ってきて2着争いは熾烈になったが、マイネルスケルツィは余裕のフィニッシュ。これほど鮮やかに逃げ切られてしまうと逆に評価が難しい。能力半分、展開半分といったところか。

 サクラメガワンダーはマイネルスケルツィに一旦離されながらもその後よく踏ん張った。マイルの流れに戸惑うこともなく、ここを使って良くなりそうだ。エイシンドーバーは昨年4位入線(12着)の意地はみせた。中団付近で脚を溜められる器用さがある。

 キンシャサノキセキは早々に引っ掛かって折り合いに四苦八苦。手綱を引いても収まらず、ついには腰を浮かせて止めに入ろうとまでしていた。これには場内もざわめいていた。大外へ振って追い出しても、結局前が止まってくれず5着まで。マイルCSの後に使おうとした阪神カップを賞金不足で除外された影響も少なからずあったかもしれない。

 フサイチリシャールはバテて下がったのではなく、ラストまで鞭を入れての完敗。外回りでの差し比べでは割引とみて無印にしたが、ここまで負けるとは思わなかった。明け4歳でまだ先があるだけに、この敗戦を糧に立て直してもらいたい。

 マルカシェンク、スズカフェニックス、ホッコーソレソレーといった辺りは自らレースを組み立てられない後方待機馬らしい負け方。いつもいい脚を使っているのに届かない。前が止まってくれないと交わせない。率直に言うと弱い。それでいて毎回人気してくれるのだから取捨は慎重でありたい。


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