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第51回有馬記念(GI)
2006年12月24日(Sun) 中山芝2,500M 3歳以上オープン 定量 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 3 4 ディープインパクト 牡4 57.0kg 武豊 2.31.9 438kg(+2) 1
2   1 1 ポップロック 牡5 57.0kg O.ペリエ 2.32.4 3 494kg(計不) 6
3   4 5 ダイワメジャー 牡5 57.0kg 安藤勝己 2.32.5 3/4 532kg(+6) 3
4 3 3 ドリームパスポート 牡3 55.0kg 内田博幸 2.32.5 ハナ 478kg(+12) 2
5   5 8 メイショウサムソン 牡3 55.0kg 石橋守 2.32.7 1 1/4 518kg(+4) 4
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:良、馬場:良)
ハロンタイム 7.1 - 11.5 - 11.4 - 11.3 - 11.8 - 12.8 - 12.9 - 12.7 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 11.2 - 12.0
上がり 4F 48.2 - 3F 35.4
1コーナー 10=5,8(2,1,14)(3,9)-7(13,12)-4-6=11
2コーナー 10=5(2,1,8)14,9,3,7,13,12-4-6-11
3コーナー(2周目) 10-(5,8)(2,1)9,3,14,7,13,4,12,6-11
4コーナー(2周目) (*10,5,8)(2,1,9)(3,13,7)(14,4)(12,6)11

■レース回顧 走り納めは鮮やかに・4角弾んで直線飛んだディープインパクト!
■レース解説

 スイープトウショウがダッシュつかず後方から。ディープインパクトは出たなりで後方に控える。アドマイヤメインがスタンド前で早くも後続を引き離す。ダイワメジャーは単独2番手、ポップロック、デルタブルース、メイショウサムソンが3番手で並んで追走。ドリームパスポートは中団の内につける。コスモバルクはその後ろ。アドマイヤメインは向こう正面で最大10馬身以上のリード。3コーナーにかけて後続も接近、4コーナーでほぼ一団。ディープインパクトが持ったままで大外を捲り、一気に好位へ取り付く。直線に向き、ディープインパクトが前を行くダイワメジャー、メイショウサムソンを外から楽に抜き去り先頭。抜け出した後は殆ど追わず、持ったままでゴール。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。誰だ、ディープは中山では飛ばないなんて言った奴は!(^-^;)

 一般に「飛ぶ」と表現されるディープインパクトの走り。今回のディープインパクトは4コーナーの加速からして飛んでいるように見えた。大して追っていないにも関わらず上がり3ハロンは33秒8。打倒ディープインパクトを掲げて争ったライバル達はディープインパクトの引き立て役にしかなり得なかった。

 ディープインパクトが抜けた後の2着争いは大混戦。先に抜け出したダイワメジャー、メイショウサムソンにポップロック、ドリームパスポートが強襲。その中でもポップロックの伸びが目立った。馬群を捌くのに手間取りながらの2着は正直意外。ダイワメジャーは2,000Mを超える距離の実績が無かったことを考えれば大健闘。

 ドリームパスポートはポップロック以上に直線で前が詰まり進出が遅れていた。ただディープインパクトが外から捲ってくる以上、これに勝つためには内を突くしか無かったという辺りは考慮されるべき。少なくとも今回は力負けではない。来年以降の覚醒が待たれるところだが、その前に一刻も早く主戦騎手を決めてもらいたい。高田潤じゃ何がアカンのよ?

 メイショウサムソンは直線でダイワメジャーを捉えられず、急坂に差し掛かったところで失速。ポップロックやドリームパスポートに並ぶ間もなく交わされていった。特にドリームパスポートに対してはこれで秋から4戦全敗。前残りが予測される展開・馬場で推したいと思える程度で、積極的に軸で買う馬ではなくなった。

 コスモバルクは折り合いをつけて後方からの競馬。3コーナーでディープインパクトに先駆けて動いていったが、ディープインパクトに馬なりで捕捉されて終了。トウショウナイトも早めに動きながらディープインパクトには手も足も出なかった。

 スイープトウショウはゲート入りの際に四肢を張って抵抗するなど、例のワガママが再発。レース前から終了の雰囲気が漂っていた。結局出遅れて後ろから2頭目を付いて回っただけ。中山が初めてとかいう以前にちゃんと走らなかったのは残念。


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