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第51回有馬記念(GI)
2006年12月24日(Sun) 中山芝2,500M 3歳以上オープン 定量 (混)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ポップロック 90 この中に入ると実績不足。斤量の恩恵もなく厳しい。  
2 2 デルタブルース 89 ペースアップで置かれる。海外GI制覇も見送り妥当。  
3 3 ドリームパスポート 98 好位で速い脚を繰り出すまでに成長。引き続き有力。
4 ディープインパクト 101 昨年敗退も不意打ちの範疇。二の轍は踏まない。
4 5 ダイワメジャー 94 先行押し切りで3連勝。但し今回は後方勢も強力。  
6 スイープトウショウ 91 決め手は屈指の存在。直線強襲で実力示せるか。
5 7 コスモバルク 95 中山なら幾分マシ。オールカマー2着の再現あれば。  
8 メイショウサムソン 93 前走モタれて追えず終い。短期で立て直せるか微妙。  
6 9 トウショウナイト 90 距離・コース最適。瞬発力勝負もこなせており注目。
10 アドマイヤメイン 89 溜め逃げ可能だが後続の目標にされるリスクあり。  
7 11 スウィフトカレント 92 距離は乗り方で誤魔化せても実力差は動かし難い。  
12 アドマイヤフジ 92 勝負どころの反応鈍く久々懸念。展開向いても辛い。  
8 13 ウインジェネラーレ 90 ペースが上がると追走一杯。力勝負で劣勢否めず。  
14 トーセンシャナオー 85 一線級とは既に決着済み。今回も付いて回るだけ。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 英雄の走りもこれで見納め・ラストランを決めろ武豊&ディープインパクト
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【1,000M通過・上がり3ハロン、上位馬の通過順一覧(過去10年)】
年度 馬場 1,000M 上り3F 決着時計 1着通過順 2着通過順 3着通過順
'96年 61.6 36.8 2.33.8 6-6-6-4 4-4-3-2 4-4-4-4
'97年 60.5 37.5 2.34.8 12-13-9-9 12-12-12-6 5-5-3-2
'98年 60.9 36.4 2.32.1 8-8-6-4 15-15-14-9 8-8-8-6
'99年 65.2 35.3 2.37.2 11-10-7-3 14-14-11-5 5-5-4-5
'00年 62.7 37.2 2.34.1 14-12-12-11 11-8-8-7 6-5-4-2
'01年 62.6 34.6 2.33.1 7-8-11-9 3-3-2-2 1-1-1-1
'02年 稍重 62.1 35.8 2.32.6 6-6-6-6 2-2-1-1 4-4-4-4
'03年 58.4 35.6 2.30.5 6-6-5-2 4-4-2-1 4-4-6-3
'04年 60.3 35.6 2.29.5 2-2-2-2 1-1-1-1 7-6-6-5
'05年 61.6 35.5 2.31.9 3-4-4-3 11-10-8-6 7-7-6-3
※1,000M通過ラップは推定。全てAコースで施行。

 有馬記念はコーナーを6つ回る中山芝2,500Mで行われることに加え、有力馬が互いに牽制し合うこともあり、流れは総じて落ち着きやすい。緩い流れならば通常前残りを期待したくなるのだが、有馬記念では流れが落ち着くと差し馬が飛んでくる傾向にある。'99年のグラスワンダーvsスペシャルウィーク、'01年のマンハッタンカフェなどがその例として挙げられる。

 これとは逆に、レコード決着となった'03年と'04年は後方待機勢が不発、4コーナーで前に位置していた馬がそのまま押し切っている。流れが速くなると後方待機勢はなし崩しの脚を使わされ、結果的に前が残るという推測が立てられる

 昨年はタップダンスシチーが緩い流れを打ち、この直後にハーツクライが構える展開。ディープインパクトは道中後方を進み、2周目4コーナーで大外を伝って一気に進出。しかしディープインパクトはハーツクライを捉えられず惜敗。緩い流れならば差し馬が飛んでくるという前述の通りならば突き抜けていてもおかしくなかった。

 今年の流れを作りそうなのはアドマイヤメイン。菊花賞では武豊騎手が緩急を使い分けた逃げを打ったが、今回はダービー2着時のヨシトミ大先生ということで捻らず直球の溜め逃げを打ってくると思う。2周目3コーナーまでは淡々と進み、後半一気にペースアップという流れを想定。

 ドリームパスポートは春先に比べて前々でレースが出来るようになり、末脚も一瞬から持続にシフトしつつある。今3歳で一番強いのは間違いなくドリームパスポート。中山に戻れば再度逆転と見込んでメイショウサムソンを推す向きもあるが、ジャパンCで内にササって苦しそうだったのを見る限りは今回も厳しいのではないかと思う。

 スイープトウショウはディープインパクトが4角捲りで前を掃除した後をこっそり差してきそう。イメージは天皇賞春のストラタジェム。トウショウナイトは京都大賞典で上がり3ハロン33秒1の脚を使ったのが意外だった。このコースでは捲り上げを何度か経験しており、直線で先に抜けられそうなのは良い。

 ディープインパクトには一言。「勝て」。

◎ディープインパクト
○ドリームパスポート
▲スイープトウショウ
△トウショウナイト


■馬券構築

 ディープインパクト1着固定+ドリームパスポート2〜3着固定の3連単流し。

[3連単] ディープインパクト→ドリームパスポート→スイープトウショウ 30%
[3連単] ディープインパクト→ドリームパスポート→トウショウナイト 30%
[3連単] ディープインパクト→スイープトウショウ→ドリームパスポート 20%
[3連単] ディープインパクト→トウショウナイト→ドリームパスポート 20%


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