HOME > 重賞回顧 > 第1回阪神カップ
第1回阪神カップ(GII) 2006年12月17日(Sun) 阪神芝1,400M 3歳以上オープン 定量 (国際)(特指) |
|||||||||||
着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 10 | フサイチリシャール | 牡3 | 56.0kg | 福永祐一 | 1.20.6 | − | 492kg(+2) | 8 | |
2 | ▲ | 4 | 7 | プリサイスマシーン | 牡7 | 57.0kg | 安藤勝己 | 1.20.7 | クビ | 484kg(0) | 6 |
3 | ○ | 7 | 13 | マイネルスケルツィ | 牡3 | 56.0kg | 武豊 | 1.20.7 | アタマ | 506kg(-4) | 4 |
4 | 6 | 11 | アサクサデンエン | 牡7 | 57.0kg | 藤田伸二 | 1.20.7 | クビ | 490kg(-6) | 5 | |
5 | ◎ | 8 | 16 | シンボリグラン | 牡4 | 57.0kg | 柴山雄一 | 1.20.9 | 1 1/2 | 528kg(+6) | 2 |
■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:良) |
ハロンタイム 12.3 - 10.6 - 10.9 - 11.3 - 11.5 - 11.7 - 12.3 上がり 4F 46.8 - 3F 35.5 3コーナー 2(13,18)10,4(7,16)(3,6,17)9(11,15)14(5,12)8 4コーナー (*2,13)(4,18)(10,16)(3,7)6(11,17)(9,15)(14,12)(5,8) |
■レース回顧 短距離に戻り行き脚活性化・フサイチリシャール復活V! |
■レース解説 ダイワパッションがハナを奪う。ニューベリー、マイネルスケルツィ、フサイチリシャール、プリサイスマシーンがこの直後につける。オレハマッテルゼ、シンボリグランは馬群の外、コートマスターピースは馬群の中を追走。アサクサデンエンは中団内を進む。オレハマッテルゼが外から押し上げ、マイネルスケルツィもこれに続いてダイワパッションに並びかけて直線に向く。マイネルスケルツィが持ったままの手応えで先頭。オレハマッテルゼは失速、代わってフサイチリシャールが追い上げに入る。馬群を割ってプリサイスマシーンも伸びてくる。坂に差し掛かったところでフサイチリシャールがマイネルスケルツィを捉えて先頭、直後から鋭く迫ったプリサイスマシーンを抑え切ってゴール。 ■レース回顧 ハズレ。フサイチリシャールは正直終わった馬だと思ってました。(-_-)/~~~コウサンデス 出ていればガリガリ突き進んでいたはずのステキシンスケクンが出走取消。この代わりにレースを引っ張ったのは同じ1枠のダイワパッションだった。フサイチリシャールも好スタートを決めて前を窺う場面があったのだが、ダイワパッションが行くのを見てすかさず好位に控えていった。逆にマイネルスケルツィはフサイチリシャールを追い抜いて前へ。この辺りは腹の探り合いだった。 後方各馬を除いてコーナーワークで積極的に動いた馬は見当たらず、あくまで直線勝負の構え。直線ではマイネルスケルツィが真っ先に動いた。これにはオレハマッテルゼもタジタジ。マイネルスケルツィは手応え十分でこのまま残りそうな感じだったが、そこはフサイチリシャールが許さなかった。好位付けはいつもと同じ。距離短縮で行きっぷりが変わったというのが正直な感想。高松宮記念にも続いていきそうなこのレースを勝ったことで、この後の路線選択が興味深い。 プリサイスマシーンは周りが壁になって外へ持ち出せず、已む無くフサイチリシャールが通った後に出来た隙間を突いてグイグイ伸びてきた。坂を駆け上がる際の脚色は抜群で、この馬にも勝ち馬に等しい評価を与えたい。マイネルスケルツィは早め先頭でラストは脚が上がった。溜めて切れる脚を使うタイプでもなく、勝ち切るには今後も苦労しそうだ。 アサクサデンエンは直線で外に持ち出す際にコートマスターピースが邪魔になってもたついたのが痛かった。前傾姿勢で一気に突っ込んできたが時既に遅し。この辺りは後ろから行く馬の宿命だろう。コートマスターピースは今回も出遅れて後方から。直線の伸びも平凡。マイルCSでも大したことが無かったのに、何で1番人気だったのか首を傾げる。この馬を切り捨てた理由は展望でも述べた通り。欧州馬はクラシックディスタンスだけ評価しておけば良い。 シンボリグランはオレハマッテルゼの直後で虎視眈々。直線で一気に交わしてくるかと思いきや、鞭を振るってもサッパリ伸びず。スタートの心配は無くなったのだが、確実性がないのは相変わらず。どうも主役になりきれない馬である。コスモシンドラーはこの面子を前にして最後方待機では勝ち負けに加われなくて当然。 |