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第44回愛知杯(GIII)
2006年12月16日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (牝)(国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 14 アドマイヤキッス 牝3 56.0kg 武豊 1.58.6 454kg(-6) 1
2 3 5 コスモマーベラス 牝4 56.0kg 安藤勝己 1.58.8 1 1/4 442kg(+6) 3
3   8 15 ソリッドプラチナム 牝3 53.0kg 小牧太 1.58.8 クビ 420kg(-2) 2
4 2 3 レクレドール 牝5 56.0kg 柴山雄一 1.58.9 1/2 452kg(+4) 5
5   6 10 ヤマトマリオン 牝3 51.0kg 菊沢隆徳 1.59.0 1/2 454kg(-6) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.2 - 11.1 - 11.7 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.9
上がり 4F 47.7 - 3F 35.5
1コーナー 9,11-(14,12)(6,13)(2,10,15)-5(3,8)(4,7)-1
2コーナー 9,11-(14,12)(6,13)(2,10,15)-5-(3,8)7,4-1
3コーナー (*9,11)-(14,12)(6,13)(2,10,15)-(3,5,7)(8,4)1
4コーナー (9,*11)-14(12,13)6(2,10,15)(3,5)7,8,4,1

■レース回顧 宿敵いなけりゃ自由自適・先に抜け出しあっさり楽勝アドマイヤキッス!
■レース解説

 スルーレートが押してハナに立つ。ファランドールがこの直後につける。少し間が開いてアドマイヤキッスとロフティーエイムが3番手を追走。ソリッドプラチナムは中団を進む。そこからまた間が開いてコスモマーベラス、レクレドールなどが続く。3コーナーを過ぎたところでファランドールがスルーレートに並びかけ、後続も徐々に詰め寄りながら直線に向く。ファランドールが一旦抜け出すも、アドマイヤキッスがすかさず追いついてこれを交わし先頭に替わる。そのままコスモマーベラス、ソリッドプラチナムらの追撃を楽に振り切る。


■レース回顧

 ○−◎で馬複(40%)的中。キッスとコスモの位置取り逆じゃねーの?ま、いっか。(´ー`)

 スルーレートの逃げは緩く、ファランドールがマークに入ってもペースは上がらなかった。アドマイヤキッスが先手を取ったのはともかく、コスモマーベラスが後ろから行ったのは予想外。前・中・後に分かれた馬群は4コーナーまでに収束し、勝負は直線の攻防に持ち越された。

 スルーレートが直線を待たずして後退。4コーナーをいい感じで上がってきたファランドールが先に抜け出したところ、アドマイヤキッスがこれを馬なりのまま捕捉。並んだところで鞭を入れて突き放した。このレース振りなら「元々能力の高い馬で、今日は勝つためにここに来ました」(武豊騎手)というコメントが出ても納得。カワカミプリンセスらがいないこんな所で負けていては、GI制覇など夢のまた夢だろう。

 コスモマーベラスはスタートから一瞬行きかけたが安藤騎手が手綱を引いて自制、後ろからの競馬になった。「前に行って揉まれそうな感じがあったので、無理に行きませんでした」(安藤騎手)とのことだが、前は緩い流れでバラけており、結果的に慎重になり過ぎた感じがする。後方でしっかり脚を溜めていた分は終いの伸びに繋がった。距離もこの位なら全く問題なし。

 ソリッドプラチナムは4コーナーで捲り気味に進出、直線に向いてすぐに追い出しを開始。ただその外からやってきたコスモマーベラスにあっさり抜かれてしまった。この馬にしては積極的な位置取りだったと思うが、今回ばかりは後方待機に回ったコスモマーベラスのほうが上手だった。

 レクレドールはスタートでダッシュがつかず狭い内に閉じ込められてしまった。4コーナーで外へ持ち出し、直線でも外を意識して追い出されたが終始モタついたのは否めない。ニシノフジムスメが4コーナーで手応えが怪しくなった。藤田騎手は構わずガシガシ追ったが8着。残念だが重賞で勝ち負けできるレベルにはないようだ。


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