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第59回鳴尾記念(GIII)
2006年12月9日(Sat) 阪神芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   2 3 サクラメガワンダー 牡3 55.0kg O.ペリエ 1.46.9 476kg(+8) 1
2   5 10 マルカシェンク 牡3 55.0kg 吉田稔 1.47.0 1/2 504kg(-2) 2
3 2 4 ホッコーソレソレー 牡4 56.0kg 安藤勝己 1.47.4 2 1/2 466kg(+4) 3
4   6 12 ローエングリン 牡7 59.0kg 田中勝春 1.47.6 1 1/4 492kg(-2) 6
5   8 15 メイショウオウテ 牡4 56.0kg 藤田伸二 1.47.6 クビ 458kg(+6) 12
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:小雨、馬場:良)
ハロンタイム 12.5 - 11.5 - 11.9 - 12.8 - 12.5 - 12.1 - 11.3 - 10.7 - 11.6
上がり 4F 45.7 - 3F 33.6
3コーナー 10,12(3,11)5(1,17)(4,7,16)(2,6,8)9,13(14,15)
4コーナー (*10,12)(3,11)(5,17,16)(1,4)(2,7,8)(6,9,13)(14,15)

■レース回顧 不遇のままでは終わらせない・得意の阪神で華麗に復活サクラメガワンダー!
■レース解説

 ブライトトゥモローが出遅れ。グロリアスウィークが好スタートを決めるも、マルカシェンクが敢然と先頭を奪う。ローエングリン、ラッセルバローズ、サクラメガワンダーがこの直後につける。ホッコーソレソレーは中団馬群の中を追走。各馬バラけず3コーナーを通過。馬群は4コーナーにかけて更に密集、一団で直線に向く。マルカシェンクが内一杯に進路を採って依然先頭。直後からサクラメガワンダーが抜け出してマルカシェンクに並びかけていく。この2頭が完全に抜け出し、サクラメガワンダーがマルカシェンクを抑え込んで先着。


■レース回顧

 ハズレ。行った者勝ちの極地。マルカシェンクがハナ奪って残るって何それ?(^-^;)

 明確な逃げ馬不在。とりあえずはグロリアスウィークやラッセルバローズ、あるいはローエングリンが果敢に行くかと思ったのだが、この状況を見越して前に出たのはマルカシェンクだった。1,000M通過61秒2という緩い逃げで先導し、手応えをたっぷり残したまま直線へ。いつも後方でやっていることを先頭で実演。これで残れなかったらウソだ。

 逃げた馬が上がり33秒7をマークした典型的な直線ヨーイドンの競馬。これに対応し得るのは道中マルカシェンクの直後につけていたサクラメガワンダー、ローエングリンといった辺りに限られた。サクラメガワンダーとローエングリンでは4kgの斤量差を考慮すれば前者が優って当然。スローで前にいた馬がそのまま残ったというのが本音で、結果通りの評価は与え辛い。

 1着からシンガリまで1秒1、5着以下が「クビ、クビ、ハナ、同着、クビ、ハナ…」と続く大接戦。最下位は勝ち馬と同じグラスワンダー産駒のオースミグラスワン。後方から内に進路を採ったことで前が詰まり、470M余りある長い直線を馬なりのまま完走。当然のことながらこれが実力とは思えない。

 ホッコーソレソレーはラスト1ハロンでようやく弾け飛んできた。カシオペアSに引き続き、ここも緩い流れで脚を余した感じ。ペースが上がれば即巻き返しだろう。ブライトトゥモローはスタートに失敗、4コーナーも外を回しての進出で圏外確定。サンレイジャスパーも中団から外を回していた。アサカディフィートは上がりで差が付かない時点でお呼びではなかった。

 マルカシェンクやサクラメガワンダーが最内の経済コースを走っていたことからも窺えるが、阪神外回りは3コーナーで好位の内を取った馬が圧倒的に強い。上がりで差が付かないのは新潟外回りと同じだが、阪神外回りはコーナー部分が400M近くあることから尚更流れが落ち着きやすく、直線に向いた時の位置取りで大勢がほぼ決してしまうようだ。


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