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第40回スポーツニッポン賞ステイヤーズS(GII)
2006年12月2日(Sat) 中山芝3,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 5 6 アイポッパー 牡6 57.0kg O.ペリエ 3.43.4 452kg(-2) 1
2 8 11 トウカイトリック 牡4 57.0kg C.ルメール 3.43.9 3 434kg(-2) 2
3 2 2 チェストウイング 牡5 57.0kg 北村宏司 3.44.5 3 1/2 444kg(-2) 4
4   5 5 グラスポジション 牡7 57.0kg 蛯名正義 3.44.6 1/2 454kg(+6) 5
5   1 1 チャクラ 牡6 57.0kg 後藤浩輝 3.44.6 アタマ 472kg(-6) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.8 - 11.3 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.7 - 12.4 - 12.9 - 12.6 - 12.7 - 12.9 - 12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.5 - 12.1 - 11.3 - 12.4
上がり 4F 48.3 - 3F 35.8
1コーナー(2周目) 9-8-(3,6)-2,4(7,11)5(10,12)1
2コーナー(2周目) 9=8,6,3-2,4(7,11)-(5,12)10,1
3コーナー(2周目) 9,8(3,6)(2,4)(7,11,12)1(5,10)
4コーナー(2周目) 9,6,2(11,12,1)(8,4)(3,5)(7,10)

■レース回顧 終始好位で虎視眈々・ラストスパートで栄冠掴んだアイポッパー!
■レース解説

 メジロコルセアがハナに立つ。ゴーウィズウィンド、ルーベンスメモリーが2番手につける。アイポッパーは早めの4番手、チェストウイングがこの後ろを追走。トウカイトリックは中団待機、ファストタテヤマとチャクラは後方を進む。次第に馬群が固まりながら1周目スタンド前を通過。メジロコルセアが再びリードを広げ、2〜4番手、5番手以降が離れる。2周目3コーナーに差し掛かったところで5番手以降が追い上げ、再び馬群が固まり始める。4コーナーを迎え、アイポッパーが馬なりで進出。続いてチェストウイングが追いかける。チャクラとファストタテヤマが大外から一気に捲りをかけて前に迫っていく。直線に向いたところでアイポッパーが先頭、そのまま独走の構え。チェストウイングとメジロコルセアの2番手争いの間からトウカイトリックが抜け出して前を追うが差は詰まらず、アイポッパーが楽な手応えのまま完勝。


■レース回顧

 ◎→○→▲で3連単(10%)、3連複(30%)的中。当たったのはいいけど配分を誤ったな…。(-_-)

 ハロンタイムに13秒台が現れなかったのは少なくとも過去10年では初。メジロコルセア主導の淀みのない逃げで引き締まったレースになった。毎年のことながら1周目はあってないようなもの、2周目4コーナーからの駆け引きで勝負が決した。ステイヤーズSではなく、ラストスパートSに名称変更したほうが分かりやすくていいんじゃないかとさえ思う。

 アイポッパーは殆ど持ったままでぐんぐん進出、軽く仕掛けただけであっという間に先頭。おそらくは鞭も入っていない。終始前を捉えられる位置での追走で見ていて全く危なげなかった。但し目下の敵がトウカイトリックしか見当たらなかったことからして、今回ばかりは相手に恵まれた感じがする。

 トウカイトリックは予想に反して今回も後方からの競馬。直線で内に入れて追い上げ、2着はなんとか死守。ダイヤモンドSでも後ろから追い上げての3着があり、決め手勝負に持ち込んだのはあながち間違いではなかったと思うが、結果的にアイポッパーより後ろという位置取りではキツかった。

 チェストウイングは4コーナーでアイポッパーの外に持ち出したものの、手応えが違い過ぎて勝負にならなかった。最後はバタバタになりながらもグラスポジションとチャクラの追撃は振り切っており、ひとまずは及第点を付けたい。

 4コーナーで大外捲りを敢行したファストタテヤマとチャクラは直線でガス欠。特にファストタテヤマは走る気が感じられず、鞍上も観念して流していた。'00年4着ナリタトップロード(1人気)、'03年10着ファストタテヤマ(1人気)、'05年6着ホオキパウェーブ(3人気)に続き、天皇賞秋経由の人気馬が消えるケースはこれで4回目。


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