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第7回ジャパンカップダート(GI) 2006年11月25日(Sat) 東京ダート2,100M 3歳以上オープン 定量 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 3 | 4 | アロンダイト | 牡3 | 55.0kg | 後藤浩輝 | 2.08.5 | − | 546kg(+8) | 7 | |
2 | ◎ | 4 | 7 | シーキングザダイヤ | 牡5 | 57.0kg | 武豊 | 2.08.7 | 1 1/4 | 486kg(+4) | 1 |
3 | △ | 8 | 15 | フィールドルージュ | 牡4 | 57.0kg | 吉田豊 | 2.08.9 | 1 1/4 | 498kg(+8) | 8 |
4 | 1 | 1 | ヴァーミリアン | 牡4 | 57.0kg | C.ルメール | 2.09.0 | 3/4 | 498kg(+8) | 9 | |
5 | ▲ | 7 | 12 | サンライズバッカス | 牡4 | 57.0kg | 安藤勝己 | 2.09.1 | クビ | 472kg(+6) | 3 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 7.1 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.3 - 12.7 - 12.2 - 12.4 - 11.9 - 12.3 - 12.3 上がり 4F 48.9 - 3F 36.5 1コーナー (*2,3)14(1,7)8(4,11)(6,9)(5,10)(12,13,15) 2コーナー 2-3(1,14)(7,8)(4,11)(6,9,10)-5,15(12,13) 3コーナー 2,3(1,14,8)7(4,11)(5,6,10)(15,13)(12,9) 4コーナー (*2,3)14(1,7,8)4(6,11)5(12,15)(9,13)10 |
■レース回顧 最内に開いた勝利への道・5連勝で頂点極めたアロンダイト! |
■レース解説 フサイチリシャールとメイショウバトラーが前に出る。ピットファイターも外から前へ押し上げていく。最初のコーナーでメイショウバトラーがハナに立つ。シーキングザダイヤはこれらから少し離れた5番手、直後の内にアロンダイトが追走。ブルーコンコルドは中団の内を進む。ジンクライシス、フィールドルージュは後方、サンライズバッカスは最後方待機。メイショウバトラー単騎、2番手フサイチリシャールのまま3コーナーをカーブ。外からアルファフォーレス、続いてシーキングザダイヤがゆっくり進出。次第に前が固まりながら直線に向く。一団の追い比べの外からシーキングザダイヤが楽な手応えで抜け出す。最内からはアロンダイトも抜け出してくる。この2頭のマッチレースになるかと思いきや、アロンダイトがシーキングザダイヤに並ばせずに押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。銀メダルは何枚集めても金メダルの代わりにならんのだよ…。・゚・(ノД`)・゚・ メイショウバトラーの単騎逃げで淡々とした流れ。3〜4コーナーを迎えても前は動く気配をみせず、好位がゴチャついた状態で直線を迎えた。メイショウバトラーとフサイチリシャールが並んで競り合い、直後につけていたヴァーミリアンやブルーコンコルドは行き場を失っていた。 しかしメイショウバトラーは最内を閉めておらず、僅かながらヴィクトリーロードが用意されていた。そこを通ったのが終始内につけていたアロンダイトだった。時計平凡で切った馬に2分08秒台で走られるのだから堪らない。展開や通ったコースが嵌った感があるものの、シーキングザダイヤを子供扱いしたのは事実。3歳の(暫定)ダート王誕生は喜ばしいこととして歓迎したい。 シーキングザダイヤは混戦を内に見る形であっさり抜け出しに成功。手応えも十分。今度こそ勝ったと思った。しかし不思議なことに、アロンダイトに併せに行くとそれまでの勢いがパッタリと止んでしまった。「勝った3戦はいずれも直線で並ばれてから差し返しており、強靭な精神力を感じる」('04年アーリントンC回顧)としていたのが懐かしい。 フィールドルージュは外にジンクライシスを置き、3コーナーで馬群に潜らせるなど折り合いに専念。4コーナーで追っ付け気味、直線に向いたところでサンライズバッカスにヨレかかるなど一杯一杯の競馬だった。サンライズバッカスはスタートでダッシュがつかず最後方からの競馬を余儀なくされた時点で勝ち目は無かった。 メイショウバトラーは目論見通りの先行策だったと思うがこの距離ではいつもの粘りがみられなかった。直線が長く坂もある東京コースも合わないようだ。直線平坦でマイル前後がベスト。ブルーコンコルドは前述の通り直線で前が詰まったのが全て。ただ4コーナーでの手応えはシーキングザベストよりも劣っており、前詰まりがなくても追いつけなかったと思う。 |