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第11回東京スポーツ杯2歳S(GIII)
2006年11月18日(Sat) 東京芝1,800M 2歳オープン 馬齢 (混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 4 フサイチホウオー 牡2 54.0kg 安藤勝己 1.48.7 508kg(0) 1
2   8 12 フライングアップル 牡2 54.0kg 北村宏司 1.48.8 1/2 496kg(+4) 4
3 6 8 ドリームジャーニー 牡2 54.0kg 蛯名正義 1.48.8 ハナ 420kg(+4) 2
4 3 3 トーセンクラウン 牡2 54.0kg 吉田隼人 1.49.2 2 1/2 450kg(-4) 5
5   8 11 ニシノコンドコソ 牡2 54.0kg 吉田豊 1.49.4 1 1/4 498kg(+10) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 13.3 - 11.3 - 12.0 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 11.7 - 11.3 - 11.3
上がり 4F 46.9 - 3F 34.3
2コーナー (*1,3)(4,6)(8,5,7,12)(2,9)(10,11)
3コーナー 3-(1,4)(7,6)(8,12)(2,5,9)(11,10)
4コーナー 3(1,4,6)(7,12)(8,2,9)(11,5,10)

■レース回顧 かかってモタれて四苦八苦・併せてようやく真価を発揮フサイチホウオー!
■レース解説

 サラトガ、トーセンクラウンの先行争いからトーセンクラウンが前に出る。フサイチホウオーが直後の3番手、内からドリームジャーニーが追い上げて好位に加わる。ヴェルトマイスターは中団、フライングアップルは後方外を追走。トーセンクラウン先頭、2馬身程開いて後続は一団。3コーナーを過ぎたところでマイネルカーロ、フライングアップルが外を回って追い上げていく。直線に向いて依然トーセンクラウン先頭も、直後からマイネルカーロ、フサイチホウオーが進出。外からフライングアップル、内を突いてドリームジャーニーも追い上げに入る。内外の脚色が良く、両馬が抜け出しにかかったところで中央のフサイチホウオーが差し返しに転じ僅かに前に出る。フサイチホウオーが食い下がる2頭を従えてゴール。


■レース回顧

 3連単紐抜けハズレ。カメラ目線で勝っちゃった。そんなトコまで親父に似なくても…。(^-^;)

 明確な逃げ馬不在で、トーセンクラウンが押し出されるようにしてハナへ。スタートで好位につけたフサイチホウオーも緩い流れで行きたがっていた。直線に向いたところでトーセンクラウンを除く11頭がほぼ一団、瞬発力勝負の様相が濃くなった。

 フサイチホウオーは時折口を割る仕草をみせていたようにスムーズな追走ではなかった。4コーナーで手綱を緩めて徐々に馬の行く気にさせると、今度は外へモタれていった。その間に内からドリームジャーニー、外からフライングアップルが接近。このタイミングで左鞭が入り、ようやく真っ直ぐ走り出した。随所に幼さを見せながらも勝つというのは、共同通信杯やダービーを制した時の父・ジャングルポケットと同じだ。

 フライングアップルはフサイチホウオーとは逆に大人びた競馬。外を回して追い上げ、直線でもギリギリまで追い出しを待っていた。一旦はフサイチホウオーを交わしたのだが、鞭が入って走り出した相手に差し返されてしまった。今まで単調な競馬しかやってこなかっただけに、これは「価値ある負け」だろう。

 ドリームジャーニーは軽く出遅れた後早々に引っ掛かり、馬群を縫って中団付近まで上がっていった。直線で叩き合いを演じた3頭の中では最も早く仕掛けに移ったこともあり、ここ2戦で見せたような一気差しは見られなかった。ペースもこの馬にとっては緩過ぎたか。

 ケイアイマイスキーは4コーナーで外へ持ち出そうとしていたが上手く行かず、直線に向いてもスガノキングが壁になって外へ出せなかった。ほぼ付いて回るだけの内容になっていたのは残念。トーセンクラウンは行く馬不在で自ら前に出たものの、直線で後続の格好の的になっていた。


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