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第49回毎日放送賞スワンS(GII)
2006年10月28日(Sat) 京都芝1,400M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   6 11 プリサイスマシーン 牡7 57.0kg 松岡正海 1.20.3 476kg(-4) 14
2   4 8 シンボリグラン 牡4 58.0kg 柴山雄一 1.20.4 1/2 520kg(-8) 8
3 1 1 アグネスラズベリ 牝5 55.0kg 本田優 1.20.5 1/2 508kg(+14) 3
4   7 15 ステキシンスケクン 牡3 55.0kg 武豊 1.20.5 クビ 454kg(0) 2
5   3 5 オレハマッテルゼ 牡6 59.0kg 柴田善臣 1.20.6 クビ 468kg(+8) 1
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.1 - 10.9 - 11.5 - 11.3 - 11.0 - 11.7 - 11.8
上がり 4F 45.8 - 3F 34.5
3コーナー 15,14,5,11,2(3,17)(1,8,18)(7,9)(6,12)10,4(13,16)
4コーナー 15,14,5,11,2(3,17)(1,8,18)(6,7,9)(10,12)16(4,13)

■レース回顧 課題の短距離を見事に克服・高速馬場で速さを演出プリサイスマシーン!
■レース解説

 ステキシンスケクンがハナを奪う。内からマイネサマンサが押し上げて2番手。以下メイショウボーラー、オレハマッテルゼ、プリサイスマシーンらが続く。タマモホットプレイは好位の外、アグネスラズベリ、シンボリグランは馬群の内を進む。チアフルスマイル、ネイティヴハートは最後方待機。3コーナーを下ってステキシンスケクンのリードは僅か。メイショウボーラー、オレハマッテルゼがこの直後まで押し上げて直線に向く。ステキシンスケクンがラチ沿いぴったりに進路を採って先頭。オレハマッテルゼが徐々に加速し始めたところへプリサイスマシーンが接近、内の各馬をまとめて抜き去る。


■レース回顧

 ハズレ。プリちゃんは前走本命だったなぁ…。何で函館では走らんかったのよ。(-。-)

 ステキシンスケクンが前で引っ張り、マイネサマンサとメイショウボーラーが付いていくという想定通りの展開。1,000M通過56秒8でも前は一杯になることなく、それなりに手応えを残した状態で直線の攻防に移った。ステキシンスケクンが直線で二の脚を繰り出し、直後でこれを追ったオレハマッテルゼ、メイショウボーラーのほうが苦しくなった。

 ステキシンスケクンは一向にスピードが衰えず、これは残られるかなと思えた矢先、プリサイスマシーンが中団から力強いストライドで前に迫ってきた。そしてゴールまであと100Mというところで形勢逆転。ラストの伸びは中距離馬のそれだった。これまで短距離では忙しそうにしており、1,400Mでもまだ短いように思えたのだが…。外回りの長い直線と高速馬場が良い方に作用したようだ。

 これでスワンSは二桁人気馬が4連勝。今回は思い切ってタマモホットプレイで穴狙いしてみたのだが、それよりも人気の無い馬が勝ってしまった。先週の富士Sも16番人気のキネティクスが大穴をブチかましたばかり。短距離路線にはまだ出番を待っている伏兵が潜んでいそうだ。

 シンボリグランは課題のゲートを綺麗にクリア。直線は馬群の中から真っ直ぐ伸びてきた。プリサイスマシーンとは道中どちらが前につけていたかだけの差だろう。アグネスラズベリはどこが悪かったというのはなく、単に相手が強かったとしか言えない。シンボリエスケープは馬場の良い大外を通った割には目立たなかった。こちらは力不足。

 オレハマッテルゼはこの高速馬場で59kgを背負わされたのはキツかった。若干仕掛けを遅らせての追い出しだったにも関わらず、逃げたステキシンスケクンを追い詰めるのがやっとだった。タマモホットプレイはこの馬にしては積極的な位置取りを敷いてきたが最後まで詰め切れなかった。この時計では前が止まってくれないとキツい。

 ネイティヴハート、チアフルスマイルは位置取りが後ろ過ぎ。タマモホットプレイでも届くかどうか微妙だったのに、コイツらは一体何がしたかったのだろうか。高速馬場で後ろから行くというのは例えハイペースでもリスクが大きいということがよく分かった。


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