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第67回菊花賞(GI) 2006年10月22日(Sun) 京都芝3,000M 3歳オープン 馬齢 (牡・牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 8 | 18 | ソングオブウインド | 牡3 | 57.0kg | 武幸四郎 | 3.02.7 | (レコード) | 480kg(+4) | 8 | |
2 | ○ | 6 | 13 | ドリームパスポート | 牡3 | 57.0kg | 横山典弘 | 3.02.7 | クビ | 466kg(+4) | 2 |
3 | △ | 3 | 5 | アドマイヤメイン | 牡3 | 57.0kg | 武豊 | 3.03.0 | 1 3/4 | 498kg(+8) | 3 |
4 | ◎ | 6 | 12 | メイショウサムソン | 牡3 | 57.0kg | 石橋守 | 3.03.4 | 2 1/2 | 518kg(+6) | 1 |
5 | 7 | 15 | アクシオン | 牡3 | 57.0kg | 田中勝春 | 3.03.5 | 1/2 | 520kg(-10) | 10 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.8 - 11.5 - 11.1 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 13.2 - 13.0 - 11.9 - 11.2 - 12.5 - 11.9 上がり 4F 47.5 - 3F 35.6 1コーナー 5=(8,11)(1,12)13-(10,14)(3,7)16(2,4,15)6,18,9,17 2コーナー 5=(8,11)12,1,13-(10,14)-(3,7)(2,4,16)15,6(9,18)17 3コーナー(2周目) 5=(8,11)12,1(3,13,14)10(2,7,16)15(6,4)18(9,17) 4コーナー(2周目) 5=(8,11,12)(1,14)13(3,10,16,18)7(2,15,4)6,9,17 |
■レース回顧 刺客は大外からやってきた・レコード決着を貫く差脚ソングオブウインド! |
■レース解説 アドマイヤメインが早速ハナを奪ってリードを広げていく。メイショウサムソンは5〜6番手、ドリームパスポートがこの直後につける。アドマイヤメインは2周目の向こう正面で後続に10馬身以上つける大逃げ。メイショウサムソンは4番手の外、トーホウアランを挟んでドリームパスポートが虎視眈々で続く。アドマイヤメインが2周目3コーナーから始まる坂を単独で下る。アペリティフが外から押し上げ、メイショウサムソンも2番手に並びかけていく。直線に向き、メイショウサムソンが単独2番手に上がるも前とはかなり差がある。そこへ馬場中央からドリームパスポートが急追、メイショウサムソンをあっさり交わして前を追う。更にその外からソングオブウインドがドリームパスポートに襲い掛かっていく。2頭併せでアドマイヤメインを抜き去り、ゴール前でソングオブウインドがドリームパスポートを捻じ伏せる。 ■レース回顧 ハズレ。前門の虎が飛ばして、後門の狼が2頭もやってくる展開では勝てません。(-_-) アドマイヤメインは予想に反して序盤から仕掛けてきた。2周目に入ったところでペースを落とし、3コーナー過ぎからまたペースアップ。直線に向いてもまだセーフティーリードを継続。光る(人気の)逃げ馬なのに堂々たるレース振り。後ろは何やってんだと思った。 最内に進路を採って懸命に粘り込みを図るアドマイヤメインに襲い掛かったのは、メイショウサムソンではなくドリームパスポートだった。やはり凄い脚だ。どうぞ勝っちゃってくださいと思ってみていると、今度は外から社台の馬が飛んできた。ソングオブウインド?武は武でもコーシローか。加速中のドリームパスポートを差してしまうのだからとんでもない馬である。 メイショウサムソンは当面の目標に大逃げを打たれた結果、直線に向いてから併せる馬がいなかった。前の馬に喰らい付いて抜かせないというのが身上なのに、これではどうしようもない。ドリームパスポートやソングオブウインドの強襲に対しても全くの無抵抗。距離適性は問題無くても、長距離特有のバラける展開に泣いた感じがする。 ドリームパスポートはメイショウサムソンをマークしているのがミエミエの位置取り。4コーナーで先に動いたメイショウサムソンを直線で捉えに行ったところをソングオブウインドに強襲された。ただこれはメイショウサムソンを意識したかどうかだけの差だと思う。実際、ソングオブウインドの位置取りは後ろから数えたほうが早かった。こういう場面では気負うものが何もないほうが楽である。 マルカシェンクは地力を問われる展開で手も足も出ず。「トモに力がついてきて、長距離の馬という感じではなくなってきましたね」(福永騎手)というコメントの通り、やはりベストはマイルから中距離。トーホウアランはこのペースで先行していたことを考えれば頑張ったほうだろう。 |