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第11回秋華賞(GI)
2006年10月15日(Sun) 京都芝2,000M 3歳オープン 馬齢 (牝)(混)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 12 カワカミプリンセス 牝3 55.0kg 本田優 1.58.2 492kg(+8) 2
2   8 16 アサヒライジング 牝3 55.0kg 柴田善臣 1.58.3 1/2 504kg(計不) 5
3   3 5 フサイチパンドラ 牝3 55.0kg 福永祐一 1.58.5 1 1/4 496kg(0) 4
4 5 9 アドマイヤキッス 牝3 55.0kg 武豊 1.58.6 1/2 454kg(+6) 1
5   2 4 シェルズレイ 牝3 55.0kg 岩田康誠 1.58.6 アタマ 466kg(+8) 9
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.0 - 10.6 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 12.0
上がり 4F 47.6 - 3F 35.6
1コーナー (*17,18)4,16,7(6,13)5,12(1,15)9(8,14)(10,11)-(3,2)
2コーナー (*17,18)4,16,7(6,13)5,12(1,15)9(8,14)(10,11)-(3,2)
3コーナー (*17,18)4=16(7,13,12)(5,6)15,9,1,10,14(8,11)2-3
4コーナー (*17,18)4-16,13(5,12)(7,6,15)9(1,10)2(8,11)(14,3)

■レース回顧 ぶっつけローテも何のその・快進撃は止まらないカワカミプリンセス!
■レース解説

 内の各馬を抑えて8枠3頭が先手を窺う。トシザサンサンが先頭、コイウタが直後につける。シェルズレイは3番手、やや開いてアサヒライジングは4番手。サンドリオンは好位の一角、フサイチパンドラとカワカミプリンセスはこの後方を追走。キストゥヘヴンは中団内、アドマイヤキッスがこの後を進む。前3頭が飛ばして縦長の展開。3コーナーを過ぎたところでカワカミプリンセスが徐々に進出開始。前3頭が依然リードを保ったまま直線に向く。シェルズレイがトシザサンサン、コイウタを交わして先頭。この直後にアサヒライジングがシェルズレイを捉えて交わし、後続を離し始める。直線半ばでカワカミプリンセスが急追、粘るアサヒライジングをすんなり交わしてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。カワカミプリンセスがこれほどまでに強いとは…。次はもっと評価するから許してね。(-_-)

 ハナを奪ったのはシェルズレイでもアサヒライジングでもなく、最低人気のトシザサンサンだった。単独4番手のアサヒライジングに対して最大10馬身ほどのリード。1,000M通過58秒4はローズS(同58秒3)とほぼ同じで、極端に速いという訳でもなかった。

 カワカミプリンセスは後続馬の中で一番先に動き、そのまま外を回して完勝。懸念していた速い上がりも全く問題なし。無敗の樫女王にとって、ここはエリザベス女王杯に向けてのステップレースに過ぎなかった。ちなみにオークスの1〜3着をそのまま買えば3連複6,550円。2着と3着を入れ替えただけで3連単25,630円。4〜7着もニシノフジムスメがいないだけで殆ど一緒。結局春から何も変わっていなかった

 アサヒライジングがシェルズレイを楽に交わして先頭に立った時はこの馬が勝つんじゃないかと思えたほど。ラストもしっかり走っているのだが、カワカミプリンセスの脚色と比べると止まっているように見えるから不思議だ。フサイチパンドラは馬混みの中で折り合いがついたことが収穫。脚を溜めても伸び切れなかったのは今まで通り。

 アドマイヤキッスはカワカミプリンセスが動き始めても静観。仕掛けどころを模索している内に馬群の一番外を通らされてしまった。結局後追いの形で4着止まり。自分より前を行く馬に同じ脚を使われては永久に追いつけない。

 キストゥヘヴンはカワカミプリンセスやアドマイヤキッスと同じ上がり最速の脚を使ったが全くと言っていいほど目立たなかった。2,000Mでの時計勝負はキツかったか。マーメイドSと全く同じ戦法で挑みながら見せ場が無かったソリッドプラチナムにも同じことが言える。

 重賞初挑戦で迎えたサンドリオンはGIの壁に弾かれた格好。4コーナーでカワカミプリンセスに軽くあしらわれていたのを見てダメだと思った。札幌で古馬相手にレコード勝ちを収めたブルーメンブラットも今回は4コーナーで置かれかかっていた。


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