重賞回顧(第41回京都大賞典)

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第41回京都大賞典(GII) 2006年10月8日(Sun)　京都芝2,400M　3歳以上オープン　別定　(国際)(指定)
着	印	枠	馬	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	体重(増減)	人気
1	◎	7	9	スイープトウショウ	牝5	56.0kg	池添謙一	2.31.5	－	470kg(+6)	2
2	△	7	8	ファストタテヤマ	牡7	57.0kg	武幸四郎	2.31.6	3/4	458kg(-12)	7
3		6	7	トウショウナイト	牡5	57.0kg	武士沢友治	2.31.6	クビ	478kg(+4)	5
4	▲	5	5	ローゼンクロイツ	牡4	57.0kg	小牧太	2.31.7	3/4	456kg(+4)	4
5		6	6	ストラタジェム	牡5	57.0kg	熊沢重文	2.31.8	3/4	452kg(+6)	6

※　レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標　(天候：晴、馬場：良)

ハロンタイム　13.0 - 11.8 - 11.8 - 13.7 - 13.8 - 13.7 - 14.0 - 13.9 - 12.5 - 10.9 - 11.1 - 11.3
上がり　4F 45.8 - 3F 33.3
1コーナー　5-4(1,7)(9,2,6)(10,11)(3,8)
2コーナー　5-4-(1,7)(9,6)2,11(3,10)8
3コーナー　5,4,7(1,6,11)9(3,2,10,8)
4コーナー　5(4,6,11)(1,7)(9,8)(3,10)-2

■レース回顧　故障明けでも変わらぬ切れ味・内差し一気スイープトウショウ！

■レース解説

　マイソールサウンドが前を窺うところへローゼンクロイツが外から交わして先頭に立つ。3番手はトウショウナイトとインティライミ、ストラタジェムがこれらを前に見る位置を進む。スイープトウショウはその内で待機。3コーナー丘の頂上で馬群が凝縮、下りにかけてペースが上がる。ストラタジェムとアイポッパーが外を回しながら徐々に進出。ローゼンクロイツが僅かに先頭で直線に向く。内インティライミ、外マイソールサウンドを交えて前3頭が競り合う。後方からストラタジェムも迫るが、スイープトウショウが内から一気に抜け出して先頭。スイープトウショウがファストタテヤマやトウショウナイトの強襲を抑えてゴール。

■レース回顧

　3連複3着抜けハズレ。う～ん、狙いは悪くなかったが…。トウショウナイト、どっか行って。(´･ω･`)

　マイソールサウンドが行くように思えたが、本田騎手の手綱は抑えられたまま。好位につけたはずのローゼンクロイツがいつの間にか先頭に立っていた。向こう正面に到達してからはコンスタントに13秒後半から14秒を刻むウルトラスロー。後は直線ヨーイドンを待つのみとなった。

　スイープトウショウはスタートから内に進路を採り、馬群の中に入れてじっと待機。4コーナーでは前が壁になっていたが、少頭数で前が開けるのは時間の問題だった。前3頭が懸命に鞭を振るう中、スイープトウショウは持ったまま。インティライミとローゼンクロイツの間から楽に抜けての快勝だった。上がり3ハロンは勿論最速の32秒8。ここでは実績はともかく、瞬発力の絶対値が違った。時計が遅かったのはこの際関係ない。

　2着ファストタテヤマ、3着トウショウナイト共に夏場を使われていた馬で、ゴール前で突っ込んできた。ファストタテヤマはここも大外一気、ラストで外に膨れながらも再度盛り返してきた。トウショウナイトは直線に向いたところで馬群を捌くのに手間取っていた。上がり3ハロンはそれぞれ32秒8と33秒1。ファストタテヤマは良いとして、トウショウナイトがこれほどの脚を使ってくるとは思わなかった。馬券は3連ベースのみだったので、スイープとファストが来てもリターンは無し。うわーん。

　インティライミはこの展開で残れというほうが無理。最内に進路を採って意地を見せかけたが、ゴール前は完全にキレ負けだった。もう少しまともな流れなら2～3着には残れていたかもしれない。ローゼンクロイツはこのペースを作り出した張本人だが、同馬とて先頭に立たされたのは不本意だったに違いない。直線での追い比べで差し返せていたところは評価しておきたい。

　ストラタジェムは4コーナーですぐ前に取り付いていったように、仕掛けるタイミングが早かった。マイソールサウンドに並びかけたところから前に行けなかった辺りは実力不足を思わせた。アイポッパーはストラタジェムに付いていくように上がっていったが、直線で追われてからの反応が無かった。追い切りでモタモタしていたのが気になったが、実戦でもそれがストレートに出た。

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