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第10回シリウスS(GIII)
2006年9月30日(Sat) 中京ダート1,700M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 2 メイショウバトラー 牝6 56.0kg 佐藤哲三 1.43.1 514kg(+24) 2
2 3 5 ツムジカゼ 牡6 54.0kg 鮫島良太 1.43.3 1 1/2 538kg(-4) 3
3   5 8 キネティクス 牡7 55.0kg 池添謙一 1.43.5 1 1/2 462kg(-4) 11
4   6 11 セフティーエンペラ セ7 55.0kg 長谷川浩大 1.43.7 3/4 468kg(+6) 13
5   4 6 オースミヘネシー 牡4 55.0kg 武幸四郎 1.43.9 1 1/2 492kg(-2) 7
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 6.7 - 11.0 - 11.2 - 12.5 - 12.2 - 12.2 - 12.5 - 12.4 - 12.4
上がり 4F 49.5 - 3F 37.3
1コーナー (*1,3)(2,12,13)-(6,9)(8,11)5(4,7,15)10=14
2コーナー (*1,3)(2,12,13)-(6,9)8,11(4,5,7)(10,15)=14
3コーナー 1,3(2,12)(6,9)(5,8,11)(10,7,13)-(4,15)14
4コーナー 1(2,3)9(6,12)(5,8,11)10,7,15,14,4,13

■レース回顧 速さで突っ切る焔の娘・ダートに替わって3連勝メイショウバトラー!
■レース解説

 サイレントディール、メイショウスイセイがダッシュつかず後方から。トラストスターとサンライズキングが前に出る。メイショウバトラーはこれらの直後につける。ワンダーハヤブサ、モエレトレジャーも外から前の争いに加わっていく。カフェオリンポス、オースミヘネシーが5頭を前にみる形で続く。ツムジカゼは中団内、アンドゥオールは後方外につける。トラストスターが単独先頭、ワンダーハヤブサ、サンライズキングに鞭が入る。メイショウバトラーは最内を回って2番手に上がる。直線に向き、メイショウバトラーがトラストスターを交わして先頭に踊り出る。外からカフェオリンポス、内からツムジカゼ、大外からキネティクスらが追い上げるも、メイショウバトラーが完全に抜け出て楽勝。


■レース回顧

 馬複○−◎(20%)的中。これは鮫島Jrがよく乗った。グッジョブ!(*^ー・)b

 トラストスターが反応良く飛び出して早々とハナを確定。最内の馬に先手を取られたサンライズキングは2番手止まり。外からも2頭が加わり、虎視眈々のメイショウバトラーも加えて前は5頭が一団。4コーナーで早くもサンライズキングに鞭が飛んだのを見ても分かる通り、先行勢集結で差し有利の展開になっていた。

 トラストスターは直線に向いて間もなくお役御免。すぐ側からメイショウバトラーが馬なりで接近、追い鞭2発であっさり先頭。ここでは格、いや速さが違い過ぎた。勝ち時計1分43秒1はレコードまでコンマ2秒、良馬場に限れば文句無しのレコード。同馬のスピードを推し量るには十分の時計だったのではないだろうか。

 ツムジカゼは差し優勢の流れに乗れたのと同時に、最内で我慢して乗った鮫島良太騎手の手腕も見逃せない。勝負どころで外を回さなかったことで、手応えを十分に残せていた。カフェオリンポスとの追い比べを楽に制し、ゴール前は単独2番手。札幌記念でレクレドールが2着に来た時にも感じたことだが、直前で同じ競馬場を使って好走していた馬は結構美味しかったりする

 キネティクスは芝でのスピードをここで転用出来れば面白いとみていたが、まさにその通りのレースだった。ただ時計勝負に難があったセフティーエンペラも一緒に差して来たのは意外だった。カフェオリンポスは外を回したツケでラストは失速。アンドゥオールは全盛期の勢いがあれば突っ込んで来れる展開だったはず。後方のまま何も出来ずの10着というのは寂し過ぎる。

 サンライズキングはトラストスターに主導権を奪われたのが一番の敗因だと思うが、直線に向くところでメイショウバトラーとカフェオリンポスに挟まれて進路を失ったのも痛かった。このあおりでオースミヘネシーも一瞬立ち上がる不利を受けていた。中京はローカルコースの中でも特にコーナーがきつく、勝負どころで馬なりで上がっていける位の余裕がないとこういった不利を受けても文句は言えない。


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