重賞回顧(第11回エルムS)

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第11回エルムS(GIII) 2006年9月18日(Mon)　札幌ダート1,700M　3歳以上オープン　別定　(混)(指定)
着	印	枠	馬	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	体重(増減)	人気
1		7	10	ヒシアトラス	牡6	57.0kg	横山典弘	1.43.0	－	544kg(-2)	5
2		3	3	ジンクライシス	牡5	56.0kg	山口竜一	1.43.0	クビ	496kg(-8)	7
3		1	1	オーガストバイオ	牡5	56.0kg	勝浦正樹	1.43.2	1 1/2	498kg(-2)	10
4	◎	6	8	トーセンブライト	牡5	57.0kg	藤田伸二	1.43.3	1/2	492kg(+2)	1
5		2	2	ヒカルウイッシュ	牡4	56.0kg	北村宏司	1.43.7	2 1/2	486kg(+2)	8

※　レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標　(天候：雨、馬場：良)

ハロンタイム　6.8 - 10.9 - 11.9 - 12.3 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 12.0 - 12.2
上がり　4F 48.7 - 3F 36.3
1コーナー　7,10,13(3,8)11(1,6,2,5,9)4-12
2コーナー　7,10(3,8,13)(1,11,9)(6,2,5)4-12
3コーナー　(*7,10)13(3,8,9,4)11(1,5)6(2,12)
4コーナー　(*7,10)(3,8,13)-(1,11)(2,6,12)(9,4)5

■レース回顧　好位に居座り抜かせない・ローカルコースを力で克服ヒシアトラス！

■レース解説

　ヒシアトラスが押して先頭を窺うも、サカラートがこれを抑えてハナに立つ。ヒシアトラスは2番手、タガノゲルニカ、ジンクライシス、トーセンブライトがこれらの直後につける。パーソナルラッシュはワイルドワインダーらと並んで中団を追走。3コーナーを過ぎたところでヒシアトラスが持ったままでサカラートに並びかける。パーソナルラッシュは手が動いて徐々に後退。前2頭が並んだ状態で直線に向く。ヒシアトラスが満を持して追い出し、サカラートに替わって先頭に踊り出る。直後からはジンクライシスがトーセンブライトとの叩き合いを制して2番手に上がる。ジンクライシスがヒシアトラスに際どく迫るも、ヒシアトラスがそのまま押し切る。

■レース回顧

　ハズレ。確変終了。秋のGIシーズンを前にして冬眠に入るのか…。(´･ω･`)ショボーン

　先手を取るものと思われたパーソナルラッシュがダッシュつかず後方からの競馬。そこへサカラートとヒシアトラスが意欲的に先頭を窺っていった。コーナーワークを生かしてサカラートがハナを奪う形になったが、ヒシアトラスはこの直後をがっちりマーク。いつもはズブい馬なのに、今回は勝負どころを迎えても全くの持ったまま。直線に向くところでもまだ手が動いていなかった。

　ヒシアトラスのあまりの手応えの良さにサカラートは為す術なし。たまらず追い出しにかかったサカラートを尻目にヒシアトラスが余裕のスパート。抜け出してから頭が高いのはいつものこと。良馬場発表とはいえ、直前の降雨で適度に湿って脚抜きの良い馬場になったのは時計勝負歓迎のヒシアトラスにとって好都合だった。

　ジンクライシスはインコースでやや行きたいのを我慢して直線勝負。ヒシアトラスとトーセンブライトの間を割って一気に伸びてきた。直線に向くところで前が壁になったのが悔やまれる。サカラートは期待通りの逃げだったが、今回はヒシアトラスに潰された格好。リードが奪えず、単なる先導役になっていた。タガノゲルニカはここ2走よりは手応えを残していたが、直線で完全に置かれた。時計が速過ぎたというのがありそうだ。

　トーセンブライトはサカラートやヒシアトラスに主導権を奪われ、ほぼ付いて回るだけの内容。ゴール前でオーガストバイオにしっかり差された辺りからも力不足を痛感させた。先週の京成杯オータムハンデでも感じたことだが、やはり格下の馬が人気の中心になっている時は実績馬に目を向けるべき。重賞2勝馬がオープン1勝馬より人気が無いのをみて「意味が分からん」と思わなければダメ。

　パーソナルラッシュは3コーナー手前で手が激しく動き始め、直線で姿が見えなくなった。気ムラな馬らしく、流れに乗れないとこんなものなのかもしれない。函館スプリントS(シーイズトウショウ)、小倉記念(メイショウカイドウ)、京成杯オータムハンデ(マイネルモルゲン)、セントウルS(ゴールデンキャスト)、そして今回のパーソナルラッシュ。高校野球の駒大苫小牧もそう。3連覇って難しいんだなぁと思った。

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