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第20回セントウルS(GII)
2006年9月10日(Sun) 中京芝1,200M 3歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 8 18 シーイズトウショウ 牝6 55.0kg 池添謙一 1.08.6 466kg(-10) 1
2 6 11 テイクオーバーターゲット セ7 59.0kg J.フォード 1.09.1 3 512kg(計不) 2
3 6 12 ネイティヴハート 牡8 57.0kg 内田博幸 1.09.2 1/2 490kg(-16) 4
4   4 8 リミットレスビッド 牡7 57.0kg 岩田康誠 1.09.3 1/2 494kg(+4) 7
5   2 3 マルカキセキ 牡5 57.0kg 熊沢重文 1.09.3 ハナ 532kg(0) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.0 - 10.2 - 11.1 - 11.7 - 12.0 - 11.6
上がり 4F 46.4 - 3F 35.3
3コーナー 17(11,14)(8,18)7(9,12)(4,10)(2,5,6,13)(3,1,15,16)
4コーナー 17(11,14)(8,18)(7,9,12)(4,6,10)(2,5,13)(1,15)(3,16)

■レース回顧 大外からじっくり進出・夏の終わりを華麗に決めたシーイズトウショウ!
■レース解説

 シーイズトウショウ、ウインレジェンドが好スタート。ウインレジェンドがそのままハナを奪い、内からコスモフォーチュン、テイクオーバーターゲット、ギャラントアローらが続く。シーイズトウショウはこれらを前にみる位置まで下げる。ネイティヴハートは中団外につける。3コーナーを過ぎたところでテイクオーバーターゲットがウインレジェンドに並びかけていく。リミットレスビッドとシーイズトウショウがその外を回して直線に向く。テイクオーバーターゲットがウインレジェンドを交わして先頭に替わる。そこへ満を持してシーイズトウショウが進出開始、並ぶ間もなく交わして一方的に突き放す。


■レース回顧

 ◎−○−△で馬複(20%)、3連複(20%)的中。3連複併用で効率アップ。(・∀・)イイ!

 10レースが終わった後から天候が急変、パドック周回の辺りから雨が勢い良く降ってきた。ただ降雨量としては大したことがなく、レース直前で稍重の発表がなされたものの大勢に影響はなかった。注目の先行争いは好スタートを切ったウインレジェンドが制し、そのままハナへ。同じく好スタートを切ったシーイズトウショウは内の2番手争いとは対照的にそそくさと後ろに下がっていった

 シーイズトウショウはここ2戦、自ら動いたところを後ろから綺麗に差されていた。ならば今度は自分がその役を買ってみれば良いのではないか。池添騎手が仕掛けるタイミングは、好位グループの一角に陣取ったテイクオーバーターゲットが抜け出す瞬間に絞られていた。交わした後は突き放す一方。ゴール板通過は1頭と17頭が綺麗に分かれた。

 テイクオーバーターゲットは4コーナーで追っ付け通しで、直線での伸びは平凡なものに留まった。シーイズトウショウに突き放された後は2着キープに専念。グローバル・スプリントチャレンジは豪州・英国・日本・香港の4地域全てに出走し、かつGI3勝以上しないと100万ドルのボーナスが得られない。テイクオーバーターゲットにとってはスプリンターズSと香港スプリント優勝が必達であり、ここは試走で良かったというのが本音。

 ネイティヴハートは心持ち前の位置取りが絶好。大外に持ち出した上でグイグイ伸びてきた。この馬は本当に8歳なのだろうか。残念ながらスプリンターズSに出走するために必要な2着以内は確保できなかった。リミットレスビッドは前走ほどではなかったにせよ、やはり勝負どころでもたついていた。追い鞭が入ってようやく加速がついたものの、ラストはネイティヴハートの末脚に屈した。

 コスモフォーチュンは勝負どころで揉まれる競馬ではこんなものなのかもしれない。今後の成長に期待。マルカキセキは最内最後方からゴール手前で程良い伸びを示し、おやっと思わせた。この後追い切りで動いてきたら面白い。


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