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第42回新潟記念(GIII) 2006年8月27日(Sun) 新潟芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 3 | 5 | トップガンジョー | 牡4 | 57.0kg | 後藤浩輝 | 1.57.2 | − | 500kg(0) | 6 |
2 | ◎ | 4 | 8 | サンレイジャスパー | 牝4 | 51.0kg | 佐藤哲三 | 1.57.2 | クビ | 464kg(0) | 4 |
3 | 8 | 16 | ヴィータローザ | 牡6 | 58.0kg | 上村洋行 | 1.57.3 | クビ | 468kg(-4) | 9 | |
4 | ○ | 8 | 18 | スウィフトカレント | 牡5 | 57.0kg | 福永祐一 | 1.57.4 | 3/4 | 476kg(-8) | 1 |
5 | 5 | 10 | ヤマニンアラバスタ | 牝5 | 55.0kg | 柴田善臣 | 1.57.6 | 1 1/2 | 452kg(-2) | 7 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.6 - 10.9 - 11.5 - 11.5 - 11.8 - 12.3 - 11.9 - 11.7 - 10.6 - 12.4 上がり 4F 46.6 - 3F 34.7 3コーナー 7(17,14)(2,15)(13,16)(9,10)(8,12)-11,5,3-18,6-4 4コーナー (*7,17)(14,15)(2,13,16)10(9,8)(11,12)(3,5)18-6-4 |
■レース回顧 じっくり構えて大外進出・価値ある連勝トップガンジョー! |
■レース解説 シャーディーナイスがハナを奪う。トリリオンカット、ヤマニンメルベイユが直後につける。エイシンニーザン、ヤマニンアラバスタ、ヴィータローザは中団、サンレイジャスパーがこの後方を進む。オースミグラスワンはこの外を追走。トップガンジョーはニシノナースコールと並んで後方待機。スウィフトカレントは後ろから2頭目を進む。3コーナーを通過し、中団付近にいたダイワレイダースが進出開始。続いてサンレイジャスパー、オースミグラスワンも動き出す。馬場中央から外側へ各馬が横一線になりながらの追い比べ。大外を通ったトップガンジョー、これを追ったサンレイジャスパーが僅かにリード。中央ではヤマニンアラバスタ、ヴィータローザが食い下がる。トップガンジョーが大外ラチ沿いに持ち出して抜け出し、サンレイジャスパーらの追撃を振り切る。 ■レース回顧 ▲−◎で馬複(20%)的中。サマーシリーズって、ひょっとして企画倒れなのでは…。(・∀・;) 行く馬不在でスローかと思いきや、シャーディーナイスが積極的に逃げて1,000M通過58秒3のハイペース。4コーナー過ぎから早くも追い比べになり、力の無い馬は次々と脱落。馬場の3分どころより内を進んだ馬はおらず、上位入線馬のコース採りからしても外伸び馬場を感じさせる結果になった。 トップガンジョーは後方で脚を溜め、直線大外に持ち出して進出。今回は先頭に立つまでが早かった。ラストでサンレイジャスパーに詰め寄られたものの、手応えは残し気味だった。この後は天皇賞秋が濃厚。新潟記念勝利を経て天皇賞秋を制した馬としては'98年のオフサイドトラップが思い起こされる。 サンレイジャスパーは中団から徐々に進出、直線に向いてすぐに追い鞭が入っていたのをみてどうかと思ったが、外からやってきたトップガンジョーにつられて伸びてきた。やはり新潟記念においてグレイソヴリンの血は侮れない。これは血統論に縋ったわけではなく、レース傾向にハッキリと出ていたので狙い易かった。ちなみにトップガンジョーの母方にもグレイソヴリンの血が入っている。 ヴィータローザは馬場中央を通ってそのままなだれ込んできた。昨年この馬を軸にした時はスローで脚を余らせて3着。今年はハイペースに乗って3着。抜群に切れる脚があるわけでもなければ、消耗戦で抜け出せる力もない。ある意味薔薇一族の血を忠実に受け継いでいるお馬さんである。「人気パラドックス理論」で言えば、小倉記念でサンレイジャスパーに先着したにも関わらず人気が無かったヴィータローザは当然狙うべき馬だった。 スウィフトカレントは後方から中央に進路を採り、馬群を掻き分けて抜け出してきたところで脚が止まってしまった。ヴィータローザに併せに行ってもフラフラして勝負にならなかったのは不満。57kgを背負った途端にこのレース振りでは先が思いやられる。 オースミグラスワンは道中サンレイジャスパーと併走。4コーナーで先にサンレイジャスパーに動かれたところで躓き、追い出すタイミングを逸していた。ラストにかけてグングン加速していくのはいつも通り。今回はローからセカンドに入ったところがゴールだった。大型馬の休み明け。次走叩かれての上積みを期待したい。 ヤマニンアラバスタはスタートを決めた上で中団やや前の理想的な位置取り。4コーナーを回り終え、サンレイジャスパーに鞭が入ったところでも持ったまま。しかしトップガンジョーらに併せられてからは冴えなかった。やはり昨年より3kg増しのハンデが効いたか。 エプソムC勝ち馬と小倉記念組が上位入線したのとは対照的に、昇級組はエイシンニーザン8着、ヤマニンメルベイユ9着、ニシノナースコール10着といいところなく撃沈。新潟を使えば見栄えの良い時計や上がりが出るのは当たり前。むしろ前走からの間隔が短いと反動の恐れがある。このことは週半ばの傾向分析で指摘した通り。 |