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第42回札幌記念(GII)
2006年8月20日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 6 11 アドマイヤムーン 牡3 54.0kg 武豊 2.00.3 470kg(-8) 1
2 4 7 レクレドール 牝5 55.0kg 藤田伸二 2.00.5 1 450kg(-4) 9
3 4 8 マチカネキララ 牡4 57.0kg 横山典弘 2.00.6 1/2 514kg(+8) 2
4   8 15 マヤノライジン 牡5 57.0kg 四位洋文 2.00.6 アタマ 468kg(+2) 5
5   7 14 エリモハリアー セ6 57.0kg 安藤勝己 2.00.6 アタマ 454kg(-2) 3
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.7 - 11.2 - 12.1 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 11.3
上がり 4F 46.5 - 3F 34.3
1コーナー 13(8,16)15(6,10)(7,12)(4,14)11(1,2,3)9
2コーナー 13,16(8,15)10(6,7)(4,12,14)11,3(1,2)-9
3コーナー (*13,16)15(8,10,7)(6,4,12,14)11(1,2,9,3)
4コーナー (*13,16,15)7(8,10)(12,14)(6,4,11)(2,3)(1,9)

■レース回顧 大外一気で古馬一蹴・秋に向けて飛躍の勝利アドマイヤムーン!
■レース解説

 横一線の状態からタガノデンジャラス、マチカネキララ、マイソールサウンドが前に出る。僅かにタガノデンジャラスが先頭、マチカネキララとマイソールサウンドが並んで2番手を進む。マヤノライジンを挟んでシルクフェイマスは5番手の外、レクレドールはこれらの直後につける。エリモハリアーは中団の外、アドマイヤムーンはその後方。前後ほぼ一団の状態で3コーナーを通過。エリモハリアーが大外を回して進出、直後のアドマイヤムーンもこれについて行く。先頭集団が固まって直線に向く。マイソールサウンド、マヤノライジンが先頭で並んだところへ外からレクレドールが交わす。更に大外からアドマイヤムーンが急追、レクレドールを並ぶ間もなく交わして突き抜ける。


■レース回顧

 ◎→△→○で3連単(10%)、3連複(30%)的中。たまにはまぐれがあってもいいでしょう。(´∀`)

 シルクフェイマスが何故か行かず、タガノデンジャラスがハナを奪う展開。マイソールサウンド、マチカネキララは番手キープで競りかける気配はなく、早々とスローペースが確定。各馬ほぼ一団、4コーナーを回って上がりヨーイドンの状況。先行勢が内に固まり、これらの直後につけた馬は身動きが取り辛そうだった。

 アドマイヤムーンは中団やや後方の位置取りが絶妙。前で先に動いたエリモハリアーを追ってこの外に持ち出し、直線半ばで一気に加速。ゴール前でレクレドールがもう一伸びしてきたが全くお構いなし。札幌で礎を築いたアドマイヤムーンに「ミスター札幌記念」たる武豊。更におあつらえ向きの瞬発力勝負と来れば、もう負ける要因は何一つ無かった。

 レクレドールは中団より心持ち前、先行集団をすぐ前に見る位置を追走し、3コーナー過ぎからジワジワと進出開始。直線の追い比べで一旦は先頭に立った。この馬は札幌に来るとバカに行きっぷりが良くなる。滞在競馬が余程合うらしい。クイーンSがハイペースだっただけに、今回のほうがレースがしやすかったのかもしれない。

 マチカネキララは積極的な位置取りを敷き、勝負どころで持ったままを継続。ただこれは仕掛けを遅らせたというよりは前が塞がっていて進路が取れなかったというのが正直なところ。タガノデンジャラスとマイソールサウンドの間を割って抜けてきた時には、既にアドマイヤムーンが突き抜けた後だった。

 エリモハリアーは直線入口でアドマイヤムーンに並ばれ、そのまま一方的に突き放された。次第にスピードが乗って最終的には上がり3ハロン34秒1でまとめてきたが、相手が上がり最速33秒5ではどうしようもなかった。渋った馬場が得意というよりは、相手が苦手にしているところで相対的に浮上するといったタイプ。前走がまさにそういった感じだった。

 マヤノライジンは早めの位置取り、早めの進出が実りかけたが惜しくもゴール前で脚が上がってしまった。2,000Mが長いとも思えず、真価は今後のローカル重賞で問いたい。シルクフェイマスはスタートから抑えていた。何故抑えたのかは不明。アドマイヤムーンから入ったのでこれは有り難かったが、シルクフェイマスの単騎逃げを信じて買った人はたまったものじゃなかったと思う。タガノデンジャラスの逃げは意表を突いたものだったが、4コーナーで捕まってからは何も出来なかった。


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