HOME > 重賞展望 > 第42回札幌記念

第42回札幌記念(GII)
2006年8月20日(Sun) 札幌芝2,000M 3歳以上オープン 定量 (混)(特指)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 スプリングシオン 75 久々では前に行けても厳しい。実力的にも無理筋。  
2 ブリットレーン 89 重賞ではハンデ貰っても通用せず。付いて回るだけ。  
2 3 ファストタテヤマ 93 昨年2着は展開と馬場の賜物。元来器用さに欠ける。  
4 シェイクマイハート 89 人気以上には走っている。ただ定量戦ではキツイか。  
3 5 ブルートルネード (出走取消)
6 セフティーエンペラ 89 内枠引き若干マシになる。スムーズに先手採りたい。  
4 7 レクレドール 90 札幌コースで捲る脚重宝。前走同様イン突きに期待。
8 マチカネキララ 92 先行して安定評価。前走は早仕掛けも影響したか。
5 9 タイガーカフェ 90 差す競馬を身に付けるも相手が揃うと振るわない。  
10 シルクフェイマス 95 実績ほどの力は感じない。展開利でどこまで粘るか。  
6 11 アドマイヤムーン 86 ここ2戦は位置取り最悪。好走には積極策が必須。
12 グレイトジャーニー 92 出来れば速さで勝負したい。この距離はどうなのか。  
7 13 タガノデンジャラス 90 決め手随一。良馬場での追い比べで巻き返し期待。
14 エリモハリアー 92 昨年より地力アップは明白。ここ相手強化も善戦可。  
8 15 マヤノライジン 89 前走大外を回しながらも3着。但し今回は相手揃う。  
16 マイソールサウンド 87 前走の負けっぷりが不可解。追い切りは悪くないが。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 札幌記念の勝ち方を知っている武豊・4角ドリフトで古馬捻じ伏せるアドマイヤムーン
■予想構築

 サクラプレジデントで勝てるんだったらアドマイヤムーンで勝てないわけがないでしょ。現に武豊騎手は過去10年で5回騎乗して4勝2着1回。ローエングリンとバランスオブゲームを楽に行かせて自らは最後方待機、3角捲りで直線猛追した'04年のファインモーション覚えてます?あんな一見してふざけた位置取りでも勝てるのは、武豊騎手が全てのリスクを受け入れながら常に勝つことを念頭に置いている証拠。

 シルクフェイマスの逃げにマイソールサウンド、スプリングシオン、セフティーエンペラが追いかける展開を想定。シルクフェイマスは今年に入ってからアメリカジョッキークラブCを勝っているが、あれは展開向きすぎ。勝負どころが忙しくなる小回り札幌ではキツイ。マイソールサウンドは来たら「こういう馬」、来なくても「こういう馬」で片付けられる結果論の馬なので見送り。スプリングシオンは無いでしょ。セフティーエンペラは今回内枠を引いたので善戦出来るかも。でも5着位かな。

 マチカネキララはオーストラリアトロフィーに引き続きエプソムCでも負け。重馬場がどうたらとかいうのは立派な言い訳。ただ早めに動いたところをトップガンジョーに捉えられたという向きもあり、軽率には扱えない。いかにも2〜3着臭がするお馬さんである。

 エリモハリアーは依然として追い切りで機敏な反応をみせており、引き続き買いでいいと思う。いいと思うが人気しているので買わない。大体前走の勝ち時計はここで評価できるのだろうか。人気どころ3頭でどれか切れと言われたら、これ以上が望みにくい高齢馬のエリモハリアーだろう。

 オーストラリアトロフィーでマチカネキララを差し切ったタガノデンジャラスは北九州記念の回顧で述べた「人気パラドックス理論」からすればまさに美味しい穴馬。コース適性と連闘の相乗効果は大きいレクレドールと共に紐に据えて勝負。

◎アドマイヤムーン
○マチカネキララ
▲タガノデンジャラス
△レクレドール


■馬券構築

 アドマイヤムーン1着固定+マチカネキララ2〜3着固定の3連単と2頭軸の3連複流し。

[3連単] アドマイヤムーン→マチカネキララ→タガノデンジャラス 10%
[3連単] アドマイヤムーン→マチカネキララ→レクレドール 10%
[3連単] アドマイヤムーン→タガノデンジャラス→マチカネキララ 10%
[3連単] アドマイヤムーン→レクレドール→マチカネキララ 10%
[3連複] アドマイヤムーン−マチカネキララ−タガノデンジャラス 30%
[3連複] アドマイヤムーン−マチカネキララ−レクレドール 30%


■このレースの回顧へ ■ホームに戻る
Copyright (C) 2000-2010 競馬万事塞翁が馬 All Rights Reserved.