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第41回関屋記念(GIII) 2006年8月6日(Sun) 新潟芝1,600M 3歳以上オープン 別定 (国際)(特指) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 7 | 13 | カンファーベスト | 牡7 | 56.0kg | 江田照男 | 1.32.5 | − | 466kg(-4) | 14 | |
2 | △ | 6 | 11 | ダイワバンディット | 牡5 | 56.0kg | 小野次郎 | 1.32.6 | 3/4 | 492kg(+2) | 8 |
3 | ◎ | 2 | 3 | テレグノシス | 牡7 | 58.0kg | 横山典弘 | 1.32.8 | 1 1/2 | 474kg(0) | 1 |
4 | 4 | 8 | ローエングリン | 牡7 | 59.0kg | 田中勝春 | 1.32.9 | クビ | 492kg(+4) | 12 | |
5 | ○ | 1 | 2 | ワディラム | 牝5 | 54.0kg | 中舘英二 | 1.32.9 | クビ | 436kg(+4) | 4 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.0 - 11.7 - 11.7 - 11.7 - 11.3 - 10.1 - 12.1 上がり 4F 45.2 - 3F 33.5 3コーナー (*1,11)9(6,10,15)13(2,18)(7,12)14(3,8)16(5,17)4 4コーナー (*1,11)(6,9)-(2,10)(13,15)(3,7,12,18)(8,14)(5,16)17,4 |
■レース回顧 忘れられた新潟巧者の逆襲・マイルで復活遂げたカンファーベスト! |
■レース解説 ヤマニンアラバスタが出遅れ。ダイワバンディットとケイアイガードが先頭で並ぶ。ロードフラッグ、エムエスワールド、ナイキゲルマンが直後につける。カンファーベスト、ワディラムも好位の一角。サイドワインダーは中団内、テレグノシスとローエングリンが並んで後方を進む。前2頭が並んだまま直線に向く。好位グループがこれらに追いついて横一線で叩き合う。ダイワバンディットが僅かに先頭で踏ん張っているところへカンファーベストが持ったまま進出、これを外から交わす。カンファーベストが尚も食い下がるダイワバンディットを抑えながらゴール。 ■レース回顧 ハズレ。どうせ当たらんし、思いっきり荒れてくれたほうが有難い。\(^o^)/わーい ケイアイガードが積極策を敢行。ハナから行く気満々のダイワバンディットと併せて2頭がレースを引っ張る形。ゲートが開いて最初のコーナーまで550Mもある長丁場、暴走気味の逃げを打つはずも無く淡々と推移。後続も離れず付いてきており、直線半ばで完全に叩き合いとなったところで抜けてきたのがカンファーベストだった。 展望で触れた通り、上がりで差が付かないというのは後続馬にとってかなり深刻。テレグノシスは上がり33秒1の脚を使っている。しかしこれでも上がりのトップ3に入っていない。勝ったカンファーベストが上がり32秒9、レースを引っ張ったダイワバンディットですら33秒6。つまり、残り600Mを切った時点でダイワバンディットから3馬身圏内につけていないと届かなかったことになる。昨年のサイドワインダーは例外中の例外。 カンファーベストはGIIIなら格上的存在で、ここで走ってきても特に驚きはなかった。スランプに陥っていた間も先行するスタンスを崩していなかったことが好走に繋がったと思う。新潟芝【1・3・0・2】、休み明け【0・3・2・1】、そして人気薄の江田照男。馬券で勝ちたいのなら、こういうところに目を光らせておかなければならない。 ダイワバンディットはスローで流れた福島テレビ杯が予想以上の好走で、新潟での上がりヨーイドンなら居残りが十分想定できた。カンファーベストに交わされた後も差し返す気力を見せたのは収穫。前半で楽出来る状況なら今後も穴開け要員になり得る。 テレグノシスは内から外へ持ち出すのに梃子摺り、まともに加速したのは残り200Mを切ってから。力のあるところは見せたがズブいのは相変わらず。ローエングリンは最内を通って4着。先行して頑張ったなぁと思いきや、何と後方から追い上げていた。しかも59kgを背負いながらテレグノシスを上回る上がり32秒9。なんだそりゃ。 ワディラムはカンファーベストに幅寄せされて追い辛そうになる場面があったが、その前に仕掛けられなかった辺りはまだまだ力不足を感じさせた。ニューベリーは中団外という位置取りが悪く、直線で好反応を見せながら途中でダレてしまった。今回ばかりは18頭フルゲートの大外を引いた時点で脈が無かったのかもしれない。 サイドワインダーは視界が開けず、馬群に埋もれたままレースが終わってしまった。昨年は北九州記念で上がり最速をマークしての参戦で、当時と比べれば力が落ちていると見られても仕方ない。ペールギュントはこの馬なりに伸びてきていたが、前が止まらない以上どうしようもなかった。上がり32秒8は最速だった。ヤマニンアラバスタは出遅れ最後方、大外ポツンと離されての追い上げでは惨敗も当然。休み明けを一叩きしたという位に捉えておけば良いのではないだろうか。 |