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第42回小倉記念(GIII)
2006年7月30日(Sun) 小倉芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 12 スウィフトカレント 牡5 55.0kg 福永祐一 1.57.8 (レコード) 484kg(0) 4
2   3 3 ヴィータローザ 牡6 57.5kg 上村洋行 1.58.0 1 1/4 472kg(-6) 7
3   4 5 ニホンピロキース 牡5 54.0kg 赤木高太郎 1.58.2 1 1/4 472kg(-4) 9
4 6 9 サンレイジャスパー 牝4 51.0kg 佐藤哲三 1.58.2 クビ 464kg(+4) 3
5 4 4 コンゴウリキシオー 牡4 57.5kg 岩田康誠 1.58.3 クビ 500kg(0) 2
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良)
ハロンタイム 12.4 - 10.9 - 11.4 - 12.4 - 11.9 - 11.7 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.8
上がり 4F 47.1 - 3F 35.3
1コーナー 4(7,13,10)(1,9)(6,11)(2,8)3,5,12
2コーナー 4,7(1,13,10)(2,6,9)11,8-3,5,12
3コーナー 4,10(1,13,9)(7,3)(2,11)(6,8)(12,5)
4コーナー 4(1,10,9,3)(2,13)(12,11,8,5)-(7,6)

■レース回顧 半年振りをレコード駆け・最内強襲でタイトル奪取スウィフトカレント!
■レース解説

 コンゴウリキシオーがハナを奪う。キーボランチ、タガノマイバッハ、スパルタクスらも差が無く続く。1コーナーを回ってコンゴウリキシオーが単独先頭、キーボランチが2番手、サイレントディールが外から押し上げて好位の一角につける。メイショウカイドウはその内。サンレイジャスパーは中団の外を追走。スウィフトカレントは内、ヴィータローザは外を通って最後方から徐々に進出の構え。コンゴウリキシオーは1馬身少々のリードで3コーナーを通過。ヴィータローザがサンレイジャスパーの外を一気に捲り上げていく。直線に向き、尚も先頭を行くコンゴウリキシオーに外からヴィータローザが並びかけていく。内からはスウィフトカレント、メイショウカイドウが追い上げてくる。スウィフトカレントの脚色が良く、馬群から抜け出して更に加速。追い縋ってきたヴィータローザを楽に抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。1コーナーで後ろを走っていた3頭が上位独占。ってか分かっていても時計速過ぎ。(-_-)

 七夕賞で楽逃げをみせたコンゴウリキシオーが序盤から後続に取り付かれ、前はほぼ一団で推移。メイショウカイドウもこの斤量を背負わされてのんびりしていられるはずもなく、好位の一角を追走。レースが動いたのは4コーナー。ヴィータローザの捲り上げにより先行集団の仕掛けが早まり、直線入口で早くも叩き合いになった。

 コンゴウリキシオーの足取りに余裕が無く、ヴィータローザが一気に突き抜けると思ったが、持病のジリ脚が再発してなかなか前に行けない。そうこうしている間に内からスウィフトカレントが抜け出してきた。後方から最内に張り付いて追い上げたのは福永騎手の好騎乗。ピッタリ2,000Mを走りきり、昨年メイショウカイドウがマークしたレコードをコンマ2秒縮めてみせた。

 コンゴウリキシオー、メイショウカイドウもそれぞれ1分58秒3で走りきっており、これで負けというなら仕方ない気もする。メイショウカイドウは内の狭いところに入れられて走る気を無くしていたようにも見えた。ホームで痛い星を落とし、サマーシリーズ制覇は難しくなった。

 ヴィータローザはいつ走ってくるか分からない。それにしても今回の捲り上げは綺麗だった。追い上げる際にモタつくのは今に始まったことではない。古馬になってからは連続好走が無いので、次走は適度に人気して5着ぐらいだと思う。

 ニホンピロキースは直前で小倉の高速馬場を経験していたというのが良かったようだ。サンレイジャスパーは時計が速過ぎて追いつけなかったといった感じ。4コーナーでヴィータローザに外から一気に来られたのも誤算だったか。


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