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第42回函館記念(GIII)
2006年7月23日(Sun) 函館芝2,000M 3歳以上オープン ハンデ (混)(特指)
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 2 3 エリモハリアー セ6 56.0kg 安藤勝己 2.05.1 456kg(+4) 1
2 2 4 エアシェイディ 牡5 57.0kg 後藤浩輝 2.05.3 1 474kg(+4) 2
3   4 7 マヤノライジン 牡5 55.0kg 池添謙一 2.05.4 3/4 466kg(-8) 3
4   8 15 アスクジュビリー 牡6 54.0kg 横山典弘 2.05.5 クビ 436kg(-2) 8
5   4 8 シェイクマイハート 牡6 53.0kg 柴山雄一 2.05.8 2 470kg(-6) 10
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:稍重)
ハロンタイム 12.6 - 11.3 - 11.6 - 12.4 - 12.6 - 12.8 - 12.4 - 13.0 - 13.0 - 13.4
上がり 4F 51.8 - 3F 39.4
1コーナー 6,12(2,13,14)(4,11,16)(1,3,5,10)7,8,9-15
2コーナー 6-(12,13)(2,4,14)(1,11,16)(3,5,10)(8,7)9-15
3コーナー (*6,13)(2,4)14(1,3,16,7)(12,8,11)(5,10,9)-15
4コーナー (*6,13)(2,4)(1,3,7)8(11,14,9)(5,16,15)(12,10)

■レース回顧 北の大地で力強い復活劇・函館記念連覇エリモハリアー!
■レース解説

 ストーミーカフェがすんなりとハナを奪う。シャーディーナイス、ニシノデュー、マイソールサウンドも前に行く。ブルートルネードは内の4番手、その外にエアシェイディが追走。タガノデンジャラスは中団内で待機。エリモハリアーが後方から押し上げ気味に進出。マヤノライジンは後ろから3番手、アスクジュビリーが1頭離れた最後方を進む。馬群はほぼ一団。3コーナーを過ぎたところでニシノデューがストーミーカフェを捉えに行く。直後からブルートルネード、エアシェイディが追いかける。エリモハリアーは馬群を縫って追い上げる。前が並んだ状態で直線に向く。エアシェイディがすかさず先頭に替わり独走かというところへエリモハリアーが接近、エアシェイディを捉えて突き放す。


■レース回顧

 ハズレ。サマーシリーズ、スプリントは大荒れなのに2000は随分と堅いのね。(-A-)

 ストーミーカフェが単騎で逃げて淡々とした流れ。ただ3コーナーから俄かに忙しくなり始めた。人気の一角エアシェイディが先行2頭を飲み込む形で直線に向いた時、エリモハリアーは馬群の真っ只中にいた。エアシェイディが早々と先頭に立ち、外からマヤノライジンが詰めにかかったところでエリモハリアーが狭いところから力強く抜け出してきた。

 エリモハリアーは直線に向く際の手応えが芳しくなく、前も塞がり気味で苦しいかと見ていたが全くの杞憂だった。勝ち時計2分05秒1、上がり3ハロン39秒4とかなり力の要る馬場になっており、他馬が伸び悩む中で水を得た魚のような走りだった。やはり函館記念はコース適性がモノを言う。

 エアシェイディは先頭に立ってから何度か前のめりになっており、初めて使った洋芝に脚を取られていたようだった。昨年の勝ち馬より1kg背負わされて1馬身差ならひとまずは及第点。マヤノライジンは大外を捲り上げての進出で、直線伸び切れなかったのは仕方ない。上がりを要する2,000Mという設定もこの馬にとってはベストの条件ではなかった。

 アスクジュビリーは腹を括って最後方待機で勝負に出たようだが、前が止まってくれず4着まで。この馬場で直線一気を決めるのは無理がある。ただ前につけていてもストーミーカフェは力を使い果たして後退。ブルートルネードはジリジリとしか伸びなかった。この2頭については力差の問題。

 タガノデンジャラスは直線で逆噴射、そのまま姿が見えなくなった。上がり33〜34秒台の末脚を武器にする同馬にとって、この馬場は極悪過ぎた。函館記念を予想するに当たっては、まず函館の芝が合うかどうかについて吟味することが何より大切だと思った。


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