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第23回エプソムC(GIII)
2006年6月11日(Sun) 東京芝1,800M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 7 14 トップガンジョー 牡4 57.0kg 後藤浩輝 1.49.2 500kg(-8) 7
2   7 15 グラスボンバー 牡6 57.0kg 勝浦正樹 1.49.3 1/2 476kg(-4) 3
3 1 1 マチカネキララ 牡4 57.0kg 横山典弘 1.49.4 1/2 506kg(+10) 1
4   2 3 デアリングハート 牝4 55.0kg 藤田伸二 1.49.5 1/2 422kg(0) 10
5   5 10 ニシノデュー 牡5 57.0kg 吉田豊 1.49.7 1 1/4 476kg(-4) 11
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:雨、馬場:重)
ハロンタイム 12.6 - 11.1 - 11.4 - 11.8 - 12.5 - 12.7 - 12.0 - 11.9 - 13.2
上がり 4F 49.8 - 3F 37.1
2コーナー 10-(7,13)(3,14)(1,4,6)(2,18)(5,12,15)-(9,11,17)(8,16)
3コーナー 10-(3,13)-(1,14)7(6,18)(2,4)(5,12,15)(11,17)-9(8,16)
4コーナー 10-3(1,13,14)7(2,4,6,15,18)(5,17)(12,11,16)(9,8)

■レース回顧 あいにくの雨もお構いなし・一本被りを競り落としたトップガンジョー!
■レース解説

 クラフトワークが出遅れ。ダンスインダモアもダッシュがつかず後方から。ニシノデューが押してハナを奪う。スズノマーチがこれを追って2番手につける。ダイワバンディット、デアリングハート、トップガンジョーが好位を形成。マチカネキララはこれらの直後から次第に押し上げていく。中団グループは固まり気味に追走。グラスボンバーは後方を進む。ニシノデューが単騎で抜けた状態で3コーナーを通過。スズノマーチ、デアリングハートを外からトップガンジョー、内からマチカネキララが追い上げて直線に向く。ニシノデューが最内を通って粘り込みを図るところへマチカネキララ、トップガンジョーが併せの状態で交わす。2頭の競り合いからトップガンジョーが抜け、最後迫ってきたグラスボンバーを抑えてゴール。


■レース回顧

 ハズレ。マチカネキララ、負けるにしても2着に残ってくれよ…。(-_-)

 ニシノデューの逃げは馬場状態を考えれば速く、3コーナーを通過する時点で5馬身程のリードを有していた。ラストは上がりがかかる消耗戦。道中前に位置していた馬が上位に名を連ね、後方待機勢はグラスボンバーが2着した他は壊滅といった内容だった。

 トップガンジョーは終始外を回る大味な追走ながら、直線でしっかり伸びての完勝だった。前走で重馬場を経験していたこともあり、各馬が足場に気を取られるような状況の中で一頭だけ違う競馬をしていた。その意味で「棚から牡丹餅」的な勝利と取れなくもないが、同馬とて実績の無い距離で勝利しているのだから評価しておいて良いと思う。

 グラスボンバーは直線に向いた直後からずっと追っていたように、まだ完調ではないように感じた。ラストはマチカネキララの失速に助けられた気もしなくもない。昨年はこの時期から使われ出して七夕賞、新潟記念、オールカマーで善戦した後福島記念を楽勝。今年もローカル戦線を賑わせてくれそうだ。

 マチカネキララは重馬場を理由にするにしても、ラストで力尽きたような内容だったのが気になった。「東京で4戦4勝」という情報が独り歩きして一本被りの人気になっていたが、実際はそれに応えられるほど強い馬ではなかった。そもそもコース実績を過剰に評価するのは良くない。コース実績には下級条件での実績が含まれているからだ。

 デアリングハートはこの馬場で直線追い上げてきたことに意義がある。暫く不振を囲っていたが、ここに来て一筋の光が見えてきた。次走牝馬限定戦を使うなら勝ち負けが期待できる。コンラッド、カナハラドラゴンは今回の馬場では後ろから行った時点で終了だった。


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