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第120回目黒記念(GII)
2006年5月28日(Sun) 東京芝2,500M 3歳以上オープン ハンデ (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1 4 7 ポップロック 牡5 54.0kg 川田将雅 2.33.1 496kg(-10) 3
2   4 8 アイポッパー 牡6 57.5kg 武豊 2.33.1 クビ 450kg(-4) 2
3   5 10 ダディーズドリーム 牡7 54.0kg 岩田康誠 2.33.7 3 1/2 474kg(-2) 12
4 1 1 サザンツイスター 牡6 54.0kg 小牧太 2.33.9 1 1/2 470kg(-10) 5
5   5 9 アドマイヤモナーク 牡5 55.0kg 四位洋文 2.34.3 2 1/2 472kg(-12) 8
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:晴、馬場:稍重)
ハロンタイム 6.9 - 11.3 - 11.5 - 12.4 - 12.6 - 12.1 - 12.7 - 12.5 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 12.0 - 12.7
上がり 4F 48.7 - 3F 36.5
1コーナー 13,3-11-14,1(7,10)(8,12,16)(6,17)5,4-15-9,2
2コーナー 13,3-11,14(1,10)7,12(8,16)(6,17)-5,4-15-9,2
3コーナー (*13,3)(11,10)(1,14)(7,12,16)(8,6)(4,17)5,15-9-2
4コーナー 13(3,10,16)11(7,17)(1,14)(12,5)(8,6,4)(9,15)-2

■レース回顧 中団から力強い伸び脚・格の違いを乗り越えたポップロック!
■レース解説

 フィヨルドクルーズが若干出遅れ。エクスプロイトが押して先頭へと上がっていく。内でトウカイトリックも続くが、エクスプロイトが譲らずハナを奪う。トウカイトリックも離れずこれについて行く。3番手は単独でスマートストリーム、4番手以降は少し離れてトリリオンカット、サザンツイスター、ダディーズドリームと続く。ポップロックはこれらの直後、アイポッパーもこの後に続く。後方待機はアドマイヤモナークとチャクラ。エクスプロイトとトウカイトリックが並んで3コーナーを通過。ダディーズドリームが徐々に進出開始。トウカイトリックは後退、代わってダディーズドリーム、グレートボヤージュらが2番手まで押し上げて直線に向く。懸命に粘るエクスプロイトにダディーズドリームとポップロックが並びかけていく。3頭の叩き合いからポップロックが抜けて先頭に踊り出る。遅れてアイポッパーが馬群を割って進出、一気にポップロックへ詰め寄っていく。ポップロックとアイポッパーが後続を突き放し、首の上げ下げのままゴール。


■レース回顧

 ハズレ。金鯱賞、ダービーと無印にした逃げ馬に走られていたので嫌な予感はしていたが…。orz

 東京芝2,500Mはダービーが行われる2,400Mよりも100M後方からのスタートになる。たかが100M、されど100M。前に行く馬、とりわけ逃げ馬にとってはこの100Mが重荷になる。トウカイトリックはエクスプロイトのハナ主張を直線一杯を使って追いかけてしまい、4コーナーを待たずして失速。幾ら体力バカでも、序盤から飛ばしてしまうと息が持たない。

 エクスプロイトもトウカイトリックを振り切るのに余分な力を使っており、途中から楽逃げになりながら直線で踏ん張りが利かなかった。ダディーズドリームは道中掛かりながらも早仕掛けを敢行、エクスプロイトを捕まえに行った。ラストで脚が上がったのは已む無し。

 ポップロックは普段より後方の位置取りから脚を伸ばしてきた。上がりを要す馬場で、持ち前の力強さが出せたようだった。一貫して長めの距離ばかりを使われていたこともここ一番の踏ん張りが利いた要因だと思う。

 アイポッパーは馬群を捌くのに手間取った分だけ差し損ねたといった感じ。レースを使う度に良くなってきている。グレートボヤージュはダディーズドリームと共に早め進出が嵌ったように思えたが、直線でズルズル後退。ここ2戦は良馬場の2,000Mを使っており、決着時計も速かった。ポップロックが通用してこの馬が通用しなかったのは臨戦過程の違いにあると思う。


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