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第42回金鯱賞(GII)
2006年5月27日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 体重(増減) 人気
1   8 10 コンゴウリキシオー 牡4 57.0kg 岩田康誠 1.58.8 506kg(0) 3
2 6 6 ローゼンクロイツ 牡4 57.0kg 安藤勝己 1.59.3 3 452kg(-4) 1
3 7 7 エリモハリアー セ6 57.0kg 武豊 1.59.8 3 460kg(+6) 2
4   5 5 ブルートルネード 牡5 57.0kg 池添謙一 1.59.8 ハナ 524kg(-4) 4
5 7 8 タイガーカフェ 牡7 57.0kg 熊沢重文 1.59.9 3/4 488kg(0) 6
※ レース結果は必ず主催者発表のものでご確認ください。

■各種レース指標 (天候:曇、馬場:良)
ハロンタイム 12.3 - 11.4 - 11.8 - 12.3 - 12.0 - 11.7 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.9
上がり 4F 47.3 - 3F 35.3
1コーナー 10-(1,4)(7,5)6,9,8,3=2
2コーナー 10-(1,4)(7,5)(6,9)8,3=2
3コーナー 10=5,1(4,7)(6,9)(8,3)=2
4コーナー 10-5,7,1,6,9(4,8,3)=2

■レース回顧 誰も付いて来ない・いや誰も付いて来れない逃走劇コンゴウリキシオー!
■レース解説

 アサカディフィートが若干出遅れ。コンゴウリキシオーが大外からハナを奪う。エリモシャルマン、セフティーエンペラが離れた2番手で続く。ローゼンクロイツは中団内、エリモハリアーがこの外で併走。タイガーカフェ、サンバレンティンはこの後を追走。アサカディフィートは1頭大きく離れた最後方を進む。コンゴウリキシオーが後続に10馬身程のリードを保ちながら軽快に逃げる。3コーナーに差し掛かった辺りでブルートルネードが進出開始。これを見てエリモハリアー、次いでエルカミーノも動き出す。ローゼンクロイツも外へ持ち出していく。コンゴウリキシオーが依然単独先頭のまま直線に向く。コンゴウリキシオーがスパートして再度後続を離していく。2番手で早めに追ったブルートルネードに外からエリモハリアー、ローゼンクロイツが接近。ローゼンクロイツが脚を伸ばして単独2番手に上がるも前には到底及ばず、コンゴウリキシオーがそのまま押し切る。


■レース回顧

 紐抜けハズレ。毎度のことながら、無視した逃げ馬に勝たれると切ない…。(-_-)

 コンゴウリキシオーが内へと切れ込みながら先頭を確保。1,000M通過59秒8の逃げは決して速くはなかったが、誰もこれを追っていかなかった。コンゴウリキシオー−中団待機勢−アサカディフィートという大味な展開になり、結果的に「中団待機勢」を買わされた立場としては面白くないレースだった。

 コンゴウリキシオーを止めるべく、最初に立ち上がったのはブルートルネードだった。3コーナー過ぎからの早め進出で2番手に上がり、直線に向くところではあと3馬身位まで詰めていった。しかしこれと同じタイミングでコンゴウリキシオーにスパートをかけられ万事休す。エリモハリアーはブルートルネードの後追いで漁夫の利を得た形だが、それでもブルートルネードとはハナ差だった。

 ローゼンクロイツはブルートルネード、エリモハリアーより仕掛けを遅らせたことで、これら2頭には悠々先着した。ただコンゴウリキシオーに対しては終始無警戒で、勝ちに行く騎乗ではなかった。「楽に逃げさせちゃったからね。あまり早く動くわけにもいかないけど、それでもいつもより早く仕掛けたんです。最後もそれなりに伸びてくれたね」(安藤勝己騎手)。う〜む、あれでも早仕掛けだったのか…。

 タイガーカフェ、サンバレンティンの格下2頭は後方のまま為す術無し。いずれも3コーナー過ぎから始まった早仕掛けに付き合わされており、自分のレースをさせてもらえなかった。このような展開になった以上、エリモハリアーやローゼンクロイツよりも後ろという時点で無理だと思った。


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