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第42回金鯱賞(GII)
2006年5月27日(Sat) 中京芝2,000M 3歳以上オープン 別定 (国際)[指定]
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 セフティーエンペラ 94 以前よりも粘りがなくなりつつあるのが気になる。  
2 2 アサカディフィート 92 後方決め打ち専門。要は展開嵌るかどうかだけ。  
3 3 サンバレンティン 87 格下感否めずも距離延長で決め手生かしたい。
4 4 エリモシャルマン 74 シンガリかブービーばかりでは狙いようがない。  
5 5 ブルートルネード 93 単騎若しくは番手で渋太さ発揮。速い時計が課題。  
6 6 ローゼンクロイツ 93 中京記念の捲り差し評価。適距離で立て直し図る。
7 7 エリモハリアー 91 器用さあり早め進出も可能。仕上がり次第で通用。
8 タイガーカフェ 87 終いの脚発揮で上昇気配。勢いをぶつけたい。
8 9 エルカミーノ 89 前走好走も軽量と展開が嵌っただけ。地力疑問。  
10 コンゴウリキシオー 89 ここ2走逃げて善戦。但し詰めの甘さは相変わらず。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 中京記念で一気の距離短縮克服済み・今度は決めるローゼンクロイツ
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【3番人気に推された馬のうち、天皇賞春を経由していた馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 性齢 天皇賞春成績 金鯱賞成績
'96年 テイエムジャンボ 牡5 15着(5人気) 3着(1人気)
'99年 ステイゴールド 牡5 5着(6人気) 3着(3人気)
'00年 ラスカルスズカ 牡4 2着(3人気) 3着(1人気)
'01年 イブキガバメント 牡5 7着(12人気) 5着(1人気)
'03年 ツルマルボーイ 牡5 4着(2人気) 2着(1人気)
'04年 ザッツザプレンティ 牡4 16着(3人気) 3着(2人気)
'05年 シルクフェイマス 牡6 18着(5人気) 3着(2人気)
アドマイヤグルーヴ 牝5 11着(6人気) 4着(3人気)

 金鯱賞では毎年天皇賞春からの「落ち武者」が人気を集めるが、いずれも勝つまでには至っていない。大幅な距離短縮で小回りコースを使うというのが良くないようである。但しそこそこには来るので取捨が難しい。


【前走で勝利していた金鯱賞連対馬一覧(過去10年)】
年度 馬名 性齢 前走勝利レース 金鯱賞成績
'96年 サンデーブランチ 牡4 緑風S(1600万・東京芝2,400M) 2着(2人気)
'97年 ゼネラリスト 牡4 オーストラリアT(OP・京都芝2,000M) 1着(2人気)
'98年 サイレンススズカ 牡4 小倉大賞典(GIII・中京芝1,800M) 1着(1人気)
ミッドナイトベット 牡4 京都記念(GII・京都芝2,200M) 2着(5人気)
'99年 スエヒロコマンダー 牡4 小倉大賞典(GIII・中京芝1,800M) 2着(5人気)
'00年 メイショウドトウ 牡4 メトロポリタンS(OP・東京芝2,300M) 1着(3人気)
'02年 ツルマルボーイ 牡4 メトロポリタンS(OP・東京芝2,300M) 1着(2人気)
'03年 タップダンスシチー 牡6 東京競馬場R記念(OP・東京芝2,400M) 1着(4人気)

【条件クラス勝ち直後の馬の成績(過去10年)】
年度 馬名 性齢 前走勝利レース 金鯱賞成績
'96年 サンデーブランチ 牡4 緑風S(1600万・東京芝2,400M) 2着(2人気)
'99年 テナシャスバイオ 牡6 烏丸S(1600万・京都芝2,400M) 5着(7人気)
'02年 ユノピエロ 牡4 府中S(1600万・東京芝2,000M) 3着(8人気)
アサカディフィート セ4 下鴨S(1600万・京都芝2,000M) 7着(5人気)

 次に注目したいのは前走勝ち馬が好調であるということ。過去10年、前走勝ち馬は延べ延べ20頭が出走して【5・3・2・10】(40.0%)。今年はオープン以上を勝ち上がった直後の馬がおらず、準オープンを勝ち上がった直後のタイガーカフェがどうなのかといったところ。準オープンを勝ち上がった直後の馬のうち、今回と同じ左回りの東京コースを使っていた馬が人気以上の成績を挙げており、一応マークしておいたほうが良さそうだ。


 逃げ候補はブルートルネード、コンゴウリキシオーの2頭。ここ2走の積極性からすると、大外からでもコンゴウリキシオーがハナへ行きそうだ。ブルートルネードもこの後に離れずついて行く。後ろから行く馬が多いものの、少頭数で馬群はバラけそうになく、前有利とは言い難い。むしろ3コーナー過ぎから仕掛けが始まる中京コースの特性を考えると差し有利か。

 ローゼンクロイツは前年の菊花賞経由で中京記念を使って2着。天皇賞春は明らかに距離不適と考えて無印としたが、この距離なら中心視せざるを得ない。エリモハリアーは早め進出可能で中京コースにも実績があるので抑えたい。サンバレンティンは昨年暮れの中日新聞杯で終い伸びてきており、初の2,000Mで狙ってみたい。タイガーカフェは前走勝ちといえど2着馬に際どく迫られての辛勝で、ここは苦しいかもしれない。

◎ローゼンクロイツ
○エリモハリアー
▲サンバレンティン
△タイガーカフェ


■馬券構築

 ローゼンクロイツから馬複流し。

[馬複] ローゼンクロイツ−エリモハリアー 40%
[馬複] ローゼンクロイツ−サンバレンティン 30%
[馬複] ローゼンクロイツ−タイガーカフェ 30%


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