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第67回優駿牝馬(GI) 2006年5月21日(Sun) 東京芝2,400M 3歳オープン 定量 (牝)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | 5 | 9 | カワカミプリンセス | 牝3 | 55.0kg | 本田優 | 2.26.2 | − | 484kg(-4) | 3 | |
2 | 1 | 2 | フサイチパンドラ | 牝3 | 55.0kg | 福永祐一 | 2.26.3 | 3/4 | 494kg(+12) | 5 | |
3 | 5 | 10 | アサヒライジング | 牝3 | 55.0kg | 柴田善臣 | 2.26.4 | クビ | 488kg(-6) | 7 | |
4 | ○ | 7 | 13 | アドマイヤキッス | 牝3 | 55.0kg | 武豊 | 2.26.6 | 1 1/4 | 444kg(0) | 1 |
5 | ◎ | 3 | 5 | ニシノフジムスメ | 牝3 | 55.0kg | 藤田伸二 | 2.26.8 | 1 | 462kg(+8) | 6 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 12.4 - 12.8 - 13.5 - 13.2 - 11.6 - 12.2 - 12.4 上がり 4F 49.4 - 3F 36.2 1コーナー 4-10-(3,15)(2,8,18)(6,9)(1,5,7)(11,13)(14,17)12,16 2コーナー 4=10,15-(3,18)8(2,9)-6(5,7)(1,13)11,17,14,12,16 3コーナー 4=(10,18)15(8,9)3(5,2)(11,7,13)-17(1,14,12)16 4コーナー 4,10,18,15(8,9)2(3,5,13)11(7,17)1(16,12)14 |
■レース回顧 短期間で二度の差し切り・無敗のオークス馬誕生カワカミプリンセス! |
■レース解説 ニシノフジムスメが若干出遅れ。ヤマニンファビュルが積極的にハナを奪う。アサヒライジングは離れた2番手に落ち着く。シェルズレイが3番手、以下アクロスザヘイブン、ヤマトマリオン、シークレットコードと続く。フサイチパンドラ、カワカミプリンセスはこれらの直後につける。コイウタは中団待機、ニシノフジムスメがその外から上がっていく。アドマイヤキッスは中団後方の外、キストゥヘヴンはこれを前に見る位置で追走。大逃げとなったヤマニンファビュルは3コーナーを単独で通過するも、4コーナーでアサヒライジングらに飲み込まれる。アサヒライジング先頭で直線に向き、ヤマトマリオン、シェルズレイがこれを追う。アサヒライジングが抜け出して粘り込みを図ったところへ馬場中央からカワカミプリンセス、外からフサイチパンドラが接近。カワカミプリンセスの伸びが良く、残り100Mでアサヒライジングを交わす。外から追ってきたフサイチパンドラを抑えてゴール。 ■レース回顧 ハズレ。「人気どころなら消去データを厳格に適用」を貫いた結果とはいえ、何か空しい…。(-_-) 近頃「データ予想ってつまらんなぁ」と思うようになってきた。データに固執するあまり、本来あるべき勝ち馬予想から離れてきているのではないかと危惧している。カワカミプリンセスについては「スイートピーS組(中2週以内のローテを組んだ馬)が全滅」というレース傾向に即した上でリスクが高いとみて消した。コイツは強い!という自信があるのなら、レース傾向云々というのは一切無視して有り金をブチ込めば良いのである。 ヤマニンファビュルが大逃げに持ち込んだことで1,000M通過58秒1と近年にないハイペースになったが、実質先頭となったアサヒライジング以下は落ち着いていた。ヤマニンファビュルは3コーナーを通過したところで一杯になり後退、アサヒライジングが持ったままでこれを交わした。縦長の展開で、後続の仕掛けは幾分遅かったように思う。 カワカミプリンセスはスタートを決めた上で好位を追走。直線で外へモタれながらも持ち前の瞬発力でアサヒライジングを交わし、外から迫ってきたフサイチパンドラの追撃を抑え切った。前走の差し切り勝ちから中2週でこの脚を使われてはお手上げ。無敗のオークス制覇は'57年ミスオンワード以来49年振り、デビュー85日目でのGI制覇は過去2番目のスピード出世。 フサイチパンドラは遥か前方でぶっ飛ばしてくれた馬がいたお陰で綺麗に折り合いがついていた。フラワーCと桜花賞で軸にした馬なので切るには忍びなかったのだが…。きっと私という厄病神が見捨てたから走ったに違いない。サンデーサイレンスの若駒は一夏越すとおとなしくなる(例:アドマイヤグルーヴ、サクラプレジデントetc)ので、秋にかけての更なる成長に期待したい。 桜花賞上位組はキストゥヘヴン、アドマイヤキッス共に直線での伸びを欠いた。アドマイヤキッスのほうが先に動いた分だけ先着したという感じ。キストゥヘヴンは追い出されてから内へモタれるなど防戦一方の内容。走ってみて初めて分かる距離への不安。これら2頭とは逆に、母方に菊花賞馬の名が連なるアサヒライジングは伸び伸びと走っていた。なお、コイウタは3コーナー手前でハ行を発症して競争中止。ブルーメンブラットはこのあおりを受けて多少なりとも不利を受けていた。 ニシノフジムスメはスタートで後手を踏み、予想していたよりは後方の位置取りになった。途中で動いていったのは隊列が縦長になっていたからだろう。直線でカワカミプリンセスとフサイチパンドラに挟まれて追い辛そうにしていたのが悔やまれる。 |