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第51回京王杯スプリングC(GII) 2006年5月13日(Sat) 東京芝1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 7 | 12 | オレハマッテルゼ | 牡6 | 59.0kg | 柴田善臣 | 1.21.8 | − | 472kg(+2) | 3 |
2 | 5 | 7 | インセンティブガイ | 牡5 | 57.0kg | 横山典弘 | 1.22.1 | 2 | 460kg(0) | 5 | |
3 | ○ | 3 | 4 | テレグノシス | 牡7 | 58.0kg | 勝浦正樹 | 1.22.3 | 1 1/4 | 480kg(-4) | 2 |
4 | 4 | 6 | ネイティヴハート | 牡8 | 57.0kg | 内田博幸 | 1.22.3 | ハナ | 494kg(+4) | 6 | |
5 | ◎ | 3 | 3 | グレイトジャーニー | 牡5 | 57.0kg | 佐藤哲三 | 1.22.3 | アタマ | 462kg(-2) | 4 |
■各種レース指標 (天候:雨、馬場:稍重) |
ハロンタイム 12.5 - 11.1 - 11.6 - 12.0 - 11.2 - 11.4 - 12.0 上がり 4F 46.6 - 3F 34.6 3コーナー 12(5,13)(2,10,11)(1,6,14)9(3,8)7,4 4コーナー 12(5,13)2(10,11)(1,14)6(7,9)(3,8)4 |
■レース回顧 他が行かなきゃ逃げるまで・GI馬の貫禄みせたオレハマッテルゼ! |
■レース解説 横一線の先行争いからローエングリン、オレハマッテルゼが僅かに抜け出して先頭。そこからオレハマッテルゼがハナを奪う。グランリーオ、ニシノシタンはこの直後を追走。シンボリグランは中団やや後方、グレイトジャーニーとインセンティブガイは後方2〜3番手を進む。テレグノシスは差の無い最後方待機。馬群はほぼ一団。オレハマッテルゼがインコースを通りながら直線に向く。オレハマッテルゼが手応えを残しながら先頭をキープ。直後に続いていた好位グループが徐々に遅れ始めたところへ、最内からインセンティブガイが強襲。インセンティブガイがオレハマッテルゼを追いかけていくが、オレハマッテルゼが差を詰めさせずに押し切る。 ■レース回顧 ハズレ。仮にもGI馬を楽に行かせて、後続勢は何がしたかったんだろう…。(´・ω・`) ニシノシタンはゲート入りで再三ゴネるなど気乗りが良くなく、今回は逃げの形を採らなかった。スタート直後から腹の探り合いとなり、結局オレハマッテルゼが押し出されるようにして先頭に立った。オレハマッテルゼと並んでいたローエングリンは2番手確保で動かず。他の人気馬が軒並み中団から後ろへつける展開で、オレハマッテルゼは先頭で楽をしていた。 オレハマッテルゼは直線半ば辺りまで持ったまま。これを追いかけたローエングリン、グランリーオのほうが付いていけなくなった。後方待機勢の寄せも遅く、詰めの甘さを見せる前にゴール。但し稍重を考慮しても勝ち時計1分21秒8は遅く、展開に助けられた勝利と言えなくもない。ちなみに関西馬による京王杯スプリングC優勝は'91年ダイイチルビー以来15年振り。 オレハマッテルゼが前で独走に入り、2番手以降の差が広がりかけたところへ襲い掛かったのがヨコテン騎乗のインセンティブガイだった。ここ数戦の走りからは到底考えられない後方待機。4コーナーで前が壁になっていた状況でもイン突きを徹底していたのが印象的。これは上手い。 テレグノシスは融通が利かない馬で、今回のようなスローペースでも後ろからでしか競馬が出来ない。前が固まって推移していた以上、追い上げるにも外を回るしかなく、直線も大外を通って伸びてきた。トップスピードでの伸びは府中巧者を思わせるが、レース振りはこれとは対照的に大雑把。前が止まってくれないとキツイ馬になりつつある。 シンボリグランはここ2走に比べればマシなスタートが切れたが、出足がつかないのは同じだった。直線で追い出しにかかったところで前が壁になるなど、全体的にスムーズなレースが出来ていなかった。それにしても同馬が1番人気だったというのはどうなのか。同一レースの負け馬が勝ち馬よりも人気を集めている時は、後者を支持したほうが配当的にも美味しい(例:'05年安田記念、'05年函館記念etc)。 上記の見解に従って軸に推したグレイトジャーニーは位置取りが後ろ過ぎた。オレハマッテルゼがハナに立つほどの展開なのだから、もう少し積極的に乗ってもらいたかった。直線に向いてからインコースへ進路を変えていったのも後手を踏んだ感がある。 |