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第51回京王杯スプリングC(GII)
2006年5月13日(Sat) 東京芝1,400M 4歳以上オープン 別定 (国際)(指定)
馬名 脚質 補正 寸評
1 1 ロードフラッグ 95 前に行けても終いガス欠。最盛期の行きっぷりにない。  
2 2 トールハンマー 92 実績不足もコース相性良好。先行出来れば面白い。
3 3 グレイトジャーニー 98 前走高速時計で差し切り勝ち。この勢いは本物か。
4 テレグノシス 100 実績上位も追い込みに特化しつつあるのが気になる。
4 5 ローエングリン 93 行き脚健在も止まるのが早い。他に同型おり苦戦。  
6 ネイティヴハート 96 助走距離延びるのは良さそうだが前止まらないと辛い。  
5 7 インセンティブガイ 98 速い上がりに課題残す。なるべく前につけておきたい。  
8 フジサイレンス 98 前走大外一気決めるも久々で1ハロン短縮は忙しいか。  
6 9 シンボリグラン 95 ここ2戦は出遅れが全て。とにかくスタートを決めたい。  
10 ニシノシタン 95 持ち時計に限界あり。ハナ奪えるが押し切りは困難。  
7 11 プレシャスカフェ 93 昨年14着。スプリント戦以外で実績無いのがどうか。  
12 オレハマッテルゼ 99 前走完璧な勝利。距離延長で再び詰めの甘さ課題。
8 13 グランリーオ 100 ここ3戦太め残りで惨敗。臨戦態勢にないのは問題。  
14 アルビレオ 99 使われつつ良化見込むも特に変わった印象はない。  
※ 枠順、出走馬は必ず主催者発表のものでご確認ください。
※ 『補正』=「TARGET frontier」の補正タイムランキング(直近1年の最高値)による評価。

■レース展望 理想ステップはマイル戦・好時計快勝の勢いに乗るグレイトジャーニー
■予想構築

 まずは以下の資料を参照されたい。

【連対馬の前走距離&成績一覧(過去10年)】
年度 1着馬 2着馬
'96年 ハートレイク
ナドアルシバマイル(ダ1,600M)4着
タイキブリザード
産経大阪杯(芝2,000M)1着
'97年 タイキブリザード
BCクラシック(ダ2,000M)13着
オースミマックス
ダービー卿CT(芝1,600M)3着
'98年 タイキシャトル
スプリンターズS(芝1,200M)1着
オースミタイクーン
読売マイラーズC(芝1,600M)2着
'99年 グラスワンダー
有馬記念(芝2,500M)1着
エアジハード
谷川岳S(芝1,400M)2着
'00年 スティンガー
京都牝馬S(芝1,600M)1着
ブラックホーク
高松宮記念(芝1,200M)4着
'01年 スティンガー
東京新聞杯(芝1,600M)3着
スカイアンドリュウ
朱雀S(芝1,600M)1着
'02年 ゴッドオブチャンス
読売マイラーズC(芝1,600M)12着
グラスワールド
ダービー卿CT(芝1,600M)1着
'03年 テレグノシス
ダービー卿CT(芝1,600M)6着
キスミーテンダー
読売マイラーズC(芝1,600M)2着
'04年 ウインラディウス
ダービー卿CT(芝1,600M)3着
テレグノシス
香港マイル(芝1,600M)7着
'05年 アサクサデンエン
読売マイラーズC(芝1,600M)3着
オレハマッテルゼ
晩春S(芝1,600M)1着

 過去10年の連対馬20頭のうち、前走から距離短縮だった馬は18頭を占める。前走で1,200Mを使っていた馬は延べ50頭が出走して【1・1・3・45】(3.9%)。距離延長を克服して勝ったのは前年のマイルCS勝ち馬タイキシャトルのみということからしても、軸はマイル戦を経由した馬の中から見出すべき


【高松宮記念連対直行馬の成績】
年度 馬名 高松宮記念成績 京王杯SC成績
'00年 キングヘイロー 1着(4人気)、7-10 11着(3人気)、10-9
ディヴァインライト 2着(8人気)、7-6 8着(6人気)、6-5
'01年 ブラックホーク 2着(3人気)、7-8 3着(1人気)、4-4
'03年 ビリーヴ 1着(3人気)、3-2 8着(4人気)、2-2
サニングデール 2着(2人気)、7-7 7着(7人気)、9-8
'04年 サニングデール 1着(2人気)、11-11 7着(4人気)、15-15
'05年 アドマイヤマックス 1着(4人気)、7-7 4着(4人気)、12-10
キーンランドスワン 2着(6人気)、9-9 10着(10人気)、3-4
※○-○は3角-4角位置。

 高松宮記念連対から直行してきた馬はこれまでに8頭いるが、'01年ブラックホークの3着が最高。高松宮記念と同じ戦法で臨んで通用していない点からしても鬼門ローテといえる。連対馬という制約を外しても延べ23頭が出走して【0・1・1・21】(4.3%)、'00年ブラックホーク(高松宮記念4着)が2着しているのみ。少なくともオレハマッテルゼシンボリグランネイティヴハートを軸に据えるのは得策ではない。


 昨年も流れを作ったニシノシタンが先手を主張。いつも飛ばし気味に逃げる馬で、ローエングリン、グランリーオも無理に競りかけてはいかない。ハイペース濃厚でも、ニシノシタンの逃げは大半が経験済なので戸惑うことはないはず。4コーナーでほぼ一団となり、展開による有利不利は殆どなさそう。

 近年は直前のマイル重賞を使っていた馬が好走している点に注目し、ダービー卿チャレンジトロフィーで後続を離して勝ったグレイトジャーニーの勢いに乗ってみたい。相手筆頭は府中専用機テレグノシスとしたが、ここ3年は参戦する度に着順を落としており、人気に見合わなくなっている可能性がある。他では馬場不問で粘りが利くオレハマッテルゼ、雨が降るとインコースが残る新装後府中の特性に着目してトールハンマーに期待したい。

◎グレイトジャーニー
○テレグノシス
▲オレハマッテルゼ
△トールハンマー


■馬券構築

 グレイトジャーニーから馬単・3連複流し。

[馬単] グレイトジャーニー→テレグノシス 30%
[馬単] グレイトジャーニー→オレハマッテルゼ 20%
[馬単] グレイトジャーニー→トールハンマー 20%
[3連複] グレイトジャーニー−テレグノシス−オレハマッテルゼ 10%
[3連複] グレイトジャーニー−テレグノシス−トールハンマー 10%
[3連複] グレイトジャーニー−オレハマッテルゼ−トールハンマー 10%


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