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第28回新潟大賞典(GIII) 2006年5月6日(Sat) 新潟芝2,000M 4歳以上オープン ハンデ (国際) |
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着 | 印 | 枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 体重(増減) | 人気 |
1 | ▲ | 3 | 5 | オースミグラスワン | 牡4 | 55.0kg | 四位洋文 | 1.59.1 | − | 534kg(+4) | 1 |
2 | 4 | 7 | カナハラドラゴン | 牡8 | 56.0kg | 大西直宏 | 1.59.4 | 2 | 480kg(-4) | 11 | |
3 | 5 | 9 | エルカミーノ | 牡8 | 51.0kg | 小林淳一 | 1.59.6 | 1 1/4 | 504kg(+4) | 15 | |
4 | 6 | 12 | シェイクマイハート | 牡6 | 53.0kg | 吉田隼人 | 1.59.6 | ハナ | 478kg(-6) | 14 | |
5 | ◎ | 5 | 10 | エイシンドーバー | 牡4 | 55.0kg | 藤岡佑介 | 1.59.6 | アタマ | 448kg(-4) | 2 |
■各種レース指標 (天候:晴、馬場:良) |
ハロンタイム 12.9 - 11.3 - 11.9 - 11.5 - 12.5 - 12.3 - 11.7 - 11.6 - 11.2 - 12.2 上がり 4F 46.7 - 3F 35.0 3コーナー 2,11(8,10,13,16)(15,14)(3,12)(4,7)(1,9)6,5 4コーナー 2,11(8,10,13,16)(3,15,14)(1,7,12)(4,9)(6,5) |
■レース回顧 長い直線で気長に待ち伏せ・大外一気の末脚炸裂オースミグラスワン! |
■レース解説 コンゴウリキシオーがハナを奪う。コスモオースティンは抑えて2番手の一角、外からカンファーベストが早めの競馬を選択。シルクネクサス、フサイチアウステル辺りが先頭グループを形成。エイシンドーバー、グラスボンバーはこれらの直後につける。オースミグラスワンは最後方待機。コンゴウリキシオーが3馬身のリード、後続はほぼ一団のまま直線に向く。逃げ込みを図るコンゴウリキシオーを巡り、コスモオースティン、シルクネクサス、エイシンドーバー、カンファーベストといった2番手集団が徐々に接近。残り200Mを切って横一線。そこへ外の差し馬が強襲、オースミグラスワンが内の争いをまとめて抜き去る。 ■レース回顧 ハズレ。中途半端な位置取りでは勝てないということを改めて確認。(-_-) 新潟芝2,000M外回りコースの予想は展開が読みにくい。スタートしてから最初のコーナーまでが950M、直線も660M近くあるというのはこのコースの他に無い。新潟大賞典がこのコースで行われるようになって今年が4年目となるが、今年も後方待機勢に有利な結果となった。 オースミグラスワンは末脚に賭けて最後方待機を敢行。直線に向いたところでもまだ最後方で、幾らなんでも構え過ぎだろと思っていたら終いでしっかり伸びてきた。加速の付きこそ鈍いものの、一旦スピードに乗ると最後までしっかり伸びるというレース振りはこれまで感じていたのと同じ。助走距離が延びればこの楽勝も頷ける。今後は阪神や中山で差し届かずを繰り返し、東京や京都、そしてこの新潟で鮮やかに勝つというのを繰り返しそうだ。 コンゴウリキシオーが意外に頑張り、2番手集団が早くからこれを追ったために前の手応えは俄かに怪しくなり始めた。前がタレた理由がハイペースではなく、追い出すタイミングが早まったことにあるというのは新潟外回りコースならではの事象ではないだろうか。上位4頭が外差しだったことについては、たまたま追い上げた馬が外を通っただけで、馬場の良し悪しは関係無かったと思われる。それほど展開利が嵌った一戦だった。 エイシンドーバーは掲示板に挙がった馬の中で唯一の先行勢で、内外大きく離れた3・4着馬とは僅差だった。この馬にとって新潟の直線は長いだけに過ぎなかった。狭いローカルコース向きだと思うので、七夕賞か函館記念辺りに出てきたら懲りずに狙ってみたい。 カナハラドラゴンは中日新聞杯、中山金杯と連続して人気薄ながら見せ場を作っていた馬で、ここでも人気薄なら進んで買っておくべきだった。流石に次走からは人気するだろうが、このテの馬は人気になると来ないものである。勿論、人気薄ならば買いだが…。 グラスボンバーは前走に引き続き今回も後方から伸び切れず。休み明けが影響したのか加速の付きが鈍かった。エイシンドーバーの直後という位置取りは良かったと思うが、直線は窮屈なところに押し込められて追い辛そうにしていた。 |